【泳ぐのに、安全でも適切でもありません】を読んだ。
[2019年04月09日(Tue)]
江國香織 著 【泳ぐのに、安全でも適切でもありません】(2005 集英社文庫)を
読みました。
ちょっと変わった恋愛をした女性たちの
十篇の物語。
身近に居そうで居ないタイプなので
どのストーリーも感情移入する前に終わってしまい、
続きをいくつかのパターンで想像するのが楽しかったです。
生活描写がどれもおしゃれです
最も気に入ったのは『サマーブランケット』
湘南辺りの海のそばで犬と暮らす「元お嬢様」
短編映画の映像が浮かびました。
江國作品を読んだのは久しぶりでした。
瑞々しくて上品で、山田詠美が解説で書いている通り
五感のすべてを刺激され、、
字なのに色も音もちゃんとある。。。
江國香織を目標とした女性作家は
大勢いたでしょう。
それほどに江國ワールドは魅力的で羨望の的です☆