【子どもとダイエット】
過去20年で、太り過ぎの子どもの数は著しく増えています。アメリカでは5人に1人の子どもが肥満だと言われています。テレビを見ながら過ごす時間の増加、運動時間の減少、ファストスードの摂取量の増加などが原因であると言われています。親が子どもに適切な食習慣と生活習慣を身につけさせることが大切です。
ほとんどの場合において、子どもがダイエットをすることは勧められたことではありません。子どもが深刻な肥満問題を抱えていて、食事制限が必要な場合には、栄養士もしくは医師の管理のもとで行いましょう。
もしも、子どもが肥満気味であるなら、体重を減らことではなく、健康になることを考えましょう。以下のような簡単な方法で子どもに生涯役に立つ健康な習慣を教えることができます。
・ 家族で運動をしましょう。犬の散歩、サイクリング、ボーリングなどができるでしょう。
・ テレビを見る時間やパソコンの前に座る時間を制限しましょう。
・ 良いお手本になりましょう。親がアクイティブな生活習慣を率先して実行することにより、良いモデルになれるはずです。
・ 放課後のおやつに気を配りましょう。放課後から、夕食前に子どものおやつに気をつけ、これらの時間をその他の活動に利用しましょう。
健康的な食習慣を身につけましょう。
運動量の他に、健康的な食習慣は、子どもの体重をコントロールする上でとても大切なことです。
・ フルーツや野菜を1日5回摂りましょう。クッキーやキャンディの代わりにこれらを食べましょう。
・ 豆を使った料理を作りましょう。脂質が低く、プロテインが豊富に含まれており、満足感も与えてくれます。
・ スナックの時間を決めましょう。一日中食べる習慣をやめさせます。
・ 飲み物を見直しましょう!りんごジュースやグレープジュースは、炭酸飲料よりも砂糖が入っています。基本的に水や低脂肪の牛乳を飲み、他の飲み物を特別なご褒美にしましょう。
・ 水をたくさん摂りましょう。人間の体は、水分不足に陥ると空腹を感じます。少なくとも1日6杯の水を飲み、食事の前にも1杯の水を飲むようにすることで過食を防ぐことができます。
・ 家で食事をしましょう。外食を週に1回以下にしてみてください。
ダイエットプログラム
ほとんどの子どもは、ライフスタイルを少し変えることによって体重を減らし、健康になることができますが、中にはそれ以上の手助けを必要とする子どももいます。肥満が深刻な場合、医師がダイエットプログラムを推奨するかもしれません。
ダイエットピルや過剰な運動のプログラムをやらせることは絶対にやめましょう。このような方法は子どもの健康に悪いだけでなく、生涯続く問題を引き起こしかねません。
(この記事はBoys Townの記事を日本語で紹介したものです。原文はこちらからご覧いただけます: https://www.boystownpediatrics.org/KnowledgeCenter/healtharticles/Pages/KidsAndDieting.aspx )
2018年07月13日
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック