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小さな頃に見た机の「落書き」
その時のわくわくする気持ちを
もう一度。。。

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感動!!の職員全体研修[2013年09月23日(Mon)]
14日(土)午後定例のレインボーはうす
職員全体研修がありました。
手嶋雅史先生(椙山女学園大学人間関係学部)による
「虐待防止法と私たちが求められること」の講演。

今回は日中レインボー20名、ホーム6名、相談・ウィル4名
計30名の職員が熱心に聞き入りました。
2013.9.21.JPG

前半は児童虐待防止法、DV防止法、高齢者虐待防止法、
障害者虐待防止法について。
障害者虐待防止法に関してはその法的根拠と
解釈。
また昨年10月施行後に起きている様々な虐待事例。
それらを丁寧に振り返りながら、「虐待の芽は
必ずどこにでも在る」。
だから、職員自身は苦情解決制度を熟知し
苦情に真摯に向き合うことが重要であることが
あらためて強調されました。
今回、参加職員さんの中には
苦情解決責任者や第三者委員を
知らないという人が居ることもわかりました。
残念ですが、これも現実と受け止め
直ちに改善に取り組みます。

そして後半。
ここからが凄かったです。
現場を知っている先生だから言えることでしょうか。
『「制度」「仕組み」を追いかけるのは得意な人に任せ
今日は本題の権利擁護=意思決定支援の私たちが
求められている事を合わせて考えてみませんか?』
ここ10年の措置、支援費、自立支援法、総合支援法の
変遷の中で「現場に必要な支援技術」の研修が
なおざりにされてしまったことへの、
体制への批判とも受け取れました。

個別支援計画を
「目標」→「達成」→「評価」
ではなく
「主題」→「探究」→「表現」
と言い換えられ、
必要なのは「プログラム」
ではなく
「プロジェクト」
であると。

「主題」とはその人の生き方、生き様、テーマ。
見事に当事者主体の視点が
貫かれているお話でした。

2013.9.21-1.JPG

そしてノーマライゼーションの本当の意味を
阪神淡路大震災、
そして「ふくしまキッズ」の取り組みから
学んだことをお話しされ、エンディングへ。

そこにはサイモンシネックのゴールデンサークル
「Why」「How」「What」
人は「なぜ」に動かされることを紹介され、
「私の大切な6つもの」へ。

あらかじめ参加職員が用意して
持参してきた「私の大切な6つもの」を
記入したカード6枚。
そこで余命6か月の宣告をされ、大切なものを1枚ずつ
捨てていく。
命尽きる時、大切なものを
何も持って行くことはできないのですが、
今回は1つだけ残すことにしてみました。

皆さんは6つのカードに何を記載し、
何を最後に残すのでしょうか。

フィナーレは盲目のピアニスト辻井伸行さんの
ピアノ曲をバックに手嶋先生は19歳の時に
この道を選んだエピソードを語られました。

手嶋先生は、辻井さんが盲目でありながら、
その作品と演奏で「自分に19歳の風景」を蘇らせた、
なぜそんなことができたのか、
それを私たちに問いかけてくれました。

「なぜ」、そして「本当に大切なもの」

私たちはこれを忘れなければ
「支援」というものを大きく誤ることは
ないかもしれません。

あの場でしか体感できない
「感動!!の職員全体研修」でした。

手嶋先生(※)、
遠方より本当にありがとうございました。

また、ここを訪れた方、
とんでもなく長い研修報告ブログ、
最後まで読んでいただき、感謝します。

※手嶋先生は山田優氏の後を受け、
愛知県相談支援体制整備事業の
スーパーバイザーでもあります。

プロフィール

rainbowhouseさんの画像
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