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【Mr.Children Tour 2018-2019 重力と呼吸】[2019年03月08日(Fri)]
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Mr.Children
Tour 2018-2019
重力と呼吸



DSC_0019.JPG


25周年である2017年、延べ70万人を動員し大々的に全国ツアーを敢行したMr.Children。

新たな一歩となる26年目の2018年。
10月3日に発売された19枚目のオリジナルアルバム『重力と呼吸』を引っ提げ、直後の10月6日よりアリーナツアーが行われた。
そして年をまたいで2019年2月2日、初の海外公演である台湾 台北アリーナでゴールを迎えた「Mr.Children Tour 2018-2019 重力と呼吸」。
ここでは、昨年11月18日に開催されたさいたまスーパーアリーナ公演の模様をレポート。


「Mr.Childrenを聴いて音楽をはじめました」と言う後輩ミュージシャンを圧倒するような音を作った、とVo.桜井和寿の豪語からスタートしたこの『重力と呼吸』プロジェクト。

2010年発表の『SENSE』に似た、本人達の映像媒体露出がほとんど無い形でのプロモーション、収録曲数10曲という少なく且つ48分と短く、さらに特典ナシの1種販売にも関わらず、CD不況・配信主流の現代において40万枚を売り上げ、発売後3週連続1位を記録した。

桜井和寿の言葉を具現化するような覚悟と熱、自信を帯びたこの作品は、26年目からのMr.Childrenの姿と共に我々を圧倒した。


2018年11月18日 埼玉

秋晴れのちょっと肌寒い日、さいたま新都心はMr.Childrenファンで溢れていた。
コンサートの構成自体はシンプルだった。
イントロダクションを始めとする映像はかつてない程短く、より音への追求が強かった。

アルバム『重力と呼吸』より最新曲である「SINGLES」でスタートし「Monster」〜「himawari」と重厚感のあるナンバーを立て続けに披露。

桜井和寿を先頭に、田原健一・中川敬輔・鈴木英哉の26年目の情熱でキックオフした印象。
今回新たに加わったのが、ドラマ『べっぴんさん』で音楽を担当されていた世武裕子。
Mr.Childrenとはお馴染みのSUNNYとのダブルキーボード“サニー&セビー”が織り成す分厚い鍵盤陣。
ピアノ×ストリングス×バンドの極上Mr.Childrenロックを名刺代わりに、続く「幻聴」では会場を一体にするコール&レスポンス。

そして発表から10年の月日を経て、もはや2010年代の“HOME”的な楽曲になりつつある「HANABI」。
ドラマ・映画効果もあり、配信解禁から1年以上ランクインするなど、若いファンからのMr.Children認知度も上げた代表作だが、その心地好いメロディーと安心感は相変わらずのもの。

そして9月のPrelive(これも初の試み)では披露されなかった、アリーナにはよく似合う2000年代のMr.Childrenファンが特に心酔する「もう一度…もう一度…」と失った人の大きさをこれでもかと感じさせられる「NOT FOUND」から、悲しきラブソング「忘れ得ぬ人」へ。

「女性が歌うことをイメージして作った」という桜井和寿のMCから始まった「花 -Memento-Mori-」。
憂いに満ちたアコースティックアレンジから、徐々にギター・オルガン・リズム隊と重なっていくアレンジはライヴならではのもの。

「addiction」〜「Dance Dance Dance」とダンサブルなナンバーを挟み、一気に雰囲気が180度変化する「ハル」。
元々美しい、桜が舞うような幻想的なイメージを想起させるメロディーが、木管が印象的なオーケストレーションと世武裕子のピアノでより情感たっぷりに仕上がっている。

傷だらけの美しさ、とでも形容すべきか、メロディーの力強い美しさとミクロ目線でもマクロ目線でもメッセージ性の強い歌詞に息を飲む「and I love you」を壮大にアリーナ全体に響かせると、無垢な美しさを持つ「しるし」。

様々な“Mr.Childrenの美”を魅せると、アップテンポなナンバーをいくつか繰り出す。

「海にて、心は裸になりたがる」。
初聴でパンク感もあるか?と思うような、Mr.Childrenにしては意外だな、これが若手バンドへの宣戦布告かな?とも思うようなこの曲だが、ここからがMr.Children。
陣地外っぽくも感じる曲調をも、やはり自らのものにしてしまう。

そういう点からも、桜井和寿のコメントにあった「Mr.Childrenを目指してバンド始めましたという若いバンドが、目指さなくなるくらい圧倒的なアルバム」を象徴する曲でもあるように思える。

「擬態」に「Worlds end」と続き、docomoのCMでは未発表曲としてワンフレーズのみの披露で話題になった「皮膚呼吸」で本編を締め括った。『重力と呼吸』の中でも重要な2曲を残して…


アンコールを待つ観客の手拍子から、ピアノの繊細なフレーズで始まる「here comes my love」。
Bメロからギターが加わり一気にロック色を強め、一旦ピアノで落ち着きを見せつつも、再びギターとドラムでサビに向けて羽ばたく準備をすると、サビで一気に大海原へ放たれるような壮大な曲で、CD音源でも十分にスケールの大きさを感じるのだが、目の前で聴くことで10倍にも20倍にもなるこのスケール感は、このバンド編成でこそ伝えられるものだった。

アンコール2曲目もまたスケールの大きい「風と星とメビウスの輪」。
海から宇宙にステージを移し、だけど歌っていることは地に足の着いた人間同士の繋がりと希望を描いた曲で2つの世界観を魅せてくれると、この季節になるとよく曲が浮かぶというMCから「秋がくれた切符」。

しっとりと着地すると、『重力と呼吸』のリード曲であり、26年目から次のフェーズまでのMr.Childrenを象徴するであろう「Your Song」。

「ワン トゥー!」のジェンのカウントから桜井和寿の咆哮で始まるという遊び心ある意欲作。
ただ、描かれる世界は過去のMr.Childrenの良さを見失わず、新しい音の追求を見せており、未完である彼らの足音の一つであると感じさせた。

「(音を)肉体に憑依させて出力している」との桜井和寿の表現からも、初めての面白いスクリーン演出がありながらも、より音楽的コミュニケーションに没入している感の伝わる全体構成は、より洗練された音を聴かせてくれた。



今ツアー、Mr.Childrenとして初めてとなる海外単独公演である台北でのコンサートが組み込まれていた。
追加曲として「Tomorrow never knows」,「抱きしめたい」,「innocent world」,「Sign」,「終わりなき旅」というベストな布陣。
日本からの観客は少なめで台湾のファンが多かったとのことで、素敵な2日間になっていたら日本人としても幸せだ。

春には「Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」が開催される。
秋からは“呼吸”のツアーもあるのか?と期待は増していくばかりだが、音楽業界が飽和し偏りばかりが目立つ現代において、日本の音楽の王道として純粋に音楽を追求してほしい。

DSC_0051 (2).JPG


1.SINGLES
2.Monster
3.himawari
4.幻聴
5.HANABI
6.NOT FOUND
7.忘れ得ぬ人
8.花 -Memento-Mori-
9.addiction
10.Dance Dance Dance
11.ハル
12.and I love you
13.しるし
14.海にて、心は裸になりたがる
15.擬態
16.Worlds end
17.皮膚呼吸

encore
18.here comes my love
19.風と星とメビウスの輪
20.秋がくれた切符
21.Your Song





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by Tatsuya Umezawa
(080-2023-8050、be_hero_in_shifukunoworld0728@yahoo.co.jp)
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