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2019年07月18日

【報告】利用者意見交換会 NPOとインターネットの情報発信

外は大雨。梅雨が明ければ、本格的な夏。みなさん、いかがお過ごしですか?
大変遅くなりましたが、昨年度末の意見交換会の報告をします。
思えば、センター事業は、意見交換会で始まることが多いのですが、昨年度は、意見交換会に始まり、意見交換会に終わった1年でした。

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日時:2019年3月29日(金)14:00〜16:00
場所:やまぐち県民活動支援センター 交流コーナー
参加者:9名(山口市、萩市、美祢市より 任意団体4、NPO法人3、認定NPO法人2)
講師:千々松葉子さん(やまぐち県民活動支援センター)
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4月から、県民活動スーパーネットがリニューアル(モバイル対応になりました!)。そのこともあり、平成30年度の情報発信を見直してみようということで、「NPOとインターネットの情報発信」というテーマで、利用者意見交換会を開催しました。子どもの健全育成に関わる活動をされている方々が多くみられました。

まず最初に、情報発信について疑問に思っていることを挙げていきました。
・HPを更新しているが、どう発信できているのか分からない。
・その情報がどう見られているのか分からない。
・どう情報を流しているのか分からない。
・アクセスしやすいようにするにはどうしたらいいのか分からない。
・スマホの利用者が多いが、どうすれば伝わりやすいのか分からない。
・インスタって何?  

などが挙がり、これらの疑問に応える、有意義な2時間が始まりました。


●1995年 阪神淡路大震災時、どんなメディアを使っていましたか?

(年齢がばれてしまいますが)今から24年前の状況を1人ずつ話しました。
まだ団体活動を始めておらず、情報発信をしたことがない方がほとんどでした。広報誌や情報紙といった紙ベースの情報が主で、携帯&パソコンなし。使うとしてもワープロぐらいで、情報源は主にテレビだった、という話になりました。

当時の情報発信は、
テレビ>新聞>ラジオ>インターネット という順番でしたが、
現在は、
テレビ>インターネット>新聞>ラジオ に変化しており、とりわけインターネットが急成長しています。このあたりは、体感として理解できますが、年齢にもよりますね。

無題3.jpg

総務省 情報通信政策研究所「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」 (2018年7月発表)


●インターネットの投稿で、これはいけない、嫌だと思ったものは?

・嫌なことがあったとつぶやく投稿
・高校生が内々の写真をアップ、瞬く間に拡散。ネット世界のつながりというものを理解できていないのでは?
・最近お騒がせのフェイク動画
・イベント中に、参加者がビデオ撮影したが、他の参加者からクレームが出た。
・セミナーなどの講師の知的財産について

などが挙がりました。
この反応は、大きく分けて、ネガティブなものに関するものと肖像権に関するものに集約されます。
トラブルは、全体の2割にあたるそうです。
そこで、著作権と肖像権について確認。

<著作権>
・撮影した人にある。
・勝手に使うのはNG(他人が撮影して掲載しているものを)
 フリーを明記しているもの以外は必ず許可をとること。

<肖像権>
・芸能人でなくても肖像権がある。
・セミナーなどの様子が分かるものは、参加者に、写真掲載の許可をとること。
・未成年の場合は、保護者に許可をとること。アップでの掲載はNG。縮小して掲載すること。

無題5.png

生まれながらにインターネット世代である子どもたちがいる一方で、大人たちは急速に発展するインターネット世界に対応ができていない。どこかで諦め?(使いこなせない、興味ない)を抱いているのかもしれません。
しかし、大人の方がこの環境に対応していかなければなりません。
今の時代、20年後、この写真がどう使われるか。子どもの信頼に応える発信を心がけたいという話がありました。


●ネット広報のポイント

全体でのSNSの利用は7割を超えているそうです。利用率は、パソコン(73.0%)とスマホ(71.8%)。モバイル対応は必須です。

・告知より報告が大事
 →こんなことやります!というお知らせだけ、という状況は最も避けたい。
・役立つコンテンツづくりが大切
 →検索でヒットしたら参加につながる。

どんなイベントかな?と前回の様子を調べることが簡単にできる世界。情報の蓄積が大切という話がありました。情報が流れていくFBやツイッター、インスタなどよりは、ブログ。
1年後も見たいものは、ブログが適していますね。


●SNSだけではNGな理由

・概要が分かりにくいこと→どんな団体のどんな活動か分からない
・検索にヒットしにくいこと→知ってもらえない
・情報が蓄積されないこと→信頼されない

1年前の情報を探し出すことの難しいSNSだけでは、やはり情報発信としては不十分なようです。
多くの情報を参照できるホームページなどのウェブサイトとSNSの両方を、その性格や特徴を活かしながら活用しましょうという話がありました。


●番外編 効果的なFBの使い方

・どうしても来てほしいという人にはメッセージを送信、友だちをグルーピング、「いいね」に返信。
 →より直接的に訴える。
・イベントページを作成。
 →一斉に情報発信する。来てほしい人を招待できる。
・「いいね」を分析。
 →団体のどのような記事に反応が多いのか。ニーズを知ることができる。見てもらえる可能性が高まる。

例えば、広報誌を1000枚配布したとしても、どんな人が読んでくれたのか、その反応は分かりにくい。
しかし、FBであれば、リーチ・エンゲージメントで反応が分かる。
「いいね」ということばは、もはや誰もが知っていますが、FBは、コミュニケーションの方法、会話なのだという話がありました。
コミュニケーションは相手があってこそのもの。探りながら自分を開いていく「現実の」人間関係も、FBのコミュニケーションも変わらないのだろうと理解しましたが、実際に活用してみて、実感を持ちたいところです。

無題2.jpg
無題4.png

最新版はこちら 総務省 情報通信白書(令和元年度版)


ちなみに、今回の意見交換会を、どのようにしてお知りになったか、と尋ねてみましたら、
センターからのメール>チラシ>県民活動スーパーネット>FB という結果になりました。
(直接)>(紙媒体)>(広くお知らせ)>(旬の情報)の順番。

参加者の年代も考慮しなければなりませんが、今回は団体あての案内メールが一番効果あり。
FBを団体活動に活用している方は参加者の半数ほどでしたが、FB活用方法についてより詳しく教えてほしいという声も出ましたので、今後何かしらの形で、情報提供ができればいいなと思います。(→非営利組織のネット活用、内容と日程が決まりました!)

告知だけで報告なし、という最も避けたい状況になってしまって数ヶ月。
これまでの活動の様子を知りたいと思った方々にとって、役立つものとなるように、この内容はようやく情報として蓄積されていきます。

たしかに、何だか気になるものを検索したとき、ヒットしなければスルーすること、ありますね。ネットは、気になるものしか検索しないのに。
情報にあふれた社会だからこそ、そこを逃すな、ということだと理解しました。
ウェブサイトとSNSのメリットやデメリット、ネット広報のポイントを学んだ意見交換会でした。

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さて、まずはFBの使い方を知りたい!というみなさま、ぜひこちらもどうぞ。
      ↓
この意見交換会にヒントを得て、今年度の最初の意見交換会を開催します。

日時:2019年8月29日(木)10:00〜12:00
場所:やまぐち県民活動支援センター
定員:10名程度 
内容:座学&意見交換
・Facebookのイベントページの活用
・google申し込みフォームの作成と運営者への通知メール・自動返信メールの設定方法

今回初の試みでZOOMからの参加も可能です。
山口市まで往復するのは時間的に難しいなという方も参加可能ですよ。
詳細はこちらをご覧ください。
posted by ほしちゃん at 10:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告