毎年口にしているようですが・・・月日が経つのは早いもので、今年も残すところわずかとなりました。
さて、年が明けて春を向かえるようになると、NPO法人のみなさんにはご準備いただく案件が1つあります。
今年の6月1日、いわゆるNPO法が改正されました。その改正法が施行されるのが、来年(平成29年)の4月1日と予定されています(一部のぞく)。
改正された主な内容は、以下に挙げるとおりです。
○事業報告書の備え置き期間が延長
○認証申請時の縦覧期間が短縮
○新たに、貸借対照表の公告が必要化に
その一方で、「法人の資産総額の変更登記」が不要に
〇「仮認定NPO法人」が「特例認定NPO法人」という名称に変更
詳細は下掲のリンク先ページをご参照ください。
●内閣府「法律・制度改正」平成28年改正について
改正内容の説明資料がPDFで閲覧できるようになっています
山口県ではこの流れを受けて、各NPO法人に対して対応についての説明文書が送付される予定と伺っています(来年3月あたり?)。
県民活動支援センターでも本件については随意情報を発信していきたいと思いますが、まずは各NPO法人の関係者の方々におかれては、お気に留めておいてくださいませ。
2016年12月28日
2016年12月16日
2016年12月06日
第3回 簿記講座報告
・日時 平成28年12月2日(金)13:00〜16:30
・場所 パルトピアやまぐち2階第1会議室
・講師 内田典孝 税理士(内田典孝税理士事務所、中国税理士会山口県
支部連合会)
・テキスト 『これ1冊で実務に対応できる 基礎からわかるNPO会計』
(馬場英朗・中尾さゆり著、合同出版、2013年)
・人数 NPO法人7団体10名、中間支援スタッフ2団体4名、
行政職員0名、センター職員5名の計19名
好天に恵まれた第3回も、山口市、下松市、長門市、周南市、下関市、
山陽小野田市など県内各地より、みなさまのご参加をいただき、
無事に開催できました。
今回も、貸借対照表の勘定科目を中心に、
・「立替金」「短期貸付金」「長期貸付金」(資産)
・「未払金」「前受金」「借受金」(負債)
・「預かり金」「短期借入金」「長期借入金」(負債)
について学びました。その後、問題練習→解答・説明。
まずは、負債の中でもよく使われる勘定科目について理解を深めました。
●「預かり金」 お金を預かったとき/お金を支払ったとき
●「未払い金」 後払いで物品を購入したとき/代金を支払ったとき
●貸付金や借入金には、短期と長期があり、それは回収期限や返済期限が
決算日の翌日から1年以内か、1年以上かによる。
回収期限が1年以上先の長期貸付金だからといっても、
(時間はとまってくれないので)いずれ1年以内になる。
その際には、もはや「長期貸付金」とは言えないので、
これを「短期貸付金」に計上し直す、という振替仕訳を忘れてしまいがち。
など、実務に即した問題を解くことで、より積極的に課題にとりくむことができました。
レジュメの問題演習を終えて、ふたたびテキストへ。いよいよ上級編です
仕訳帳をもとに、総勘定元帳へ転記し、合計残高試算表をつくり、
最終的に貸借対照表や活動計算書を作成する方法を学びました。
(残念ながら、テキストの問題を解いている間にタイムアップ)
解いた解答用紙をながめて、つくづく思ったことは、
●仕訳にしても、試算表にしても、左右の金額が一致する。
(あたりまえですが…)
それは、パズルを完成させるようなもので、とても気持ちがいいので、
簿記は、決して難しくはない数学の問題をことばで解いていくような
ものだなと感じました。
さて、アンケートでは次のような意見をいただきました。
・問題をやりながらの講座で、単調にならず良かったと思う。
・入門編として、わかりやすい言葉等の説明で、導入として
わかりやすかった。
・今の会計のやり方を、チェックしていただける時間があれば
より理解できたと思う。
・前段の説明が丁寧でわかりやすく、課題にスムーズに取り組
むことができた。その分、解説に時間を取りすぎているよう
にも感じた。
・最後、上級編がさらさらっと終わってしまって残念。
多少長い期間でもかまわないので、入門→中級→上級講座を期待する声もありました。
会計担当者のみなさんにとっても、大変実のある1ヶ月となったようです。
さっそく今回学んだことを実務で生かしていただきたいと思います。
そしてそれが、負担削減につながると大変嬉しいです。
活動をする以上、お金は動くし、会計は過去にも未来にも連続しているもの
なので、蓄積されてしまった誤りを改めたり、現在の方法を見直したりする
ということは、それほど簡単ではないとお感じになるかもしれませんが、
日々の記帳を丁寧に行い、定期的に複数人でチェックし、何のために会計
報告をするのか、という点を常に心に留めながら、地道に団体の信頼性を
高めていきたいものですね
以上で、3回連続の初心者向け簿記講座は修了です。
今後、振り返り会なども予定しています。詳細が決まりましたら、
またお知らせいたしますので、それまでに、今回学んだことを
それぞれの団体内で、しっかりと消化しておいてくださいね。
講師の内田先生、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。
・場所 パルトピアやまぐち2階第1会議室
・講師 内田典孝 税理士(内田典孝税理士事務所、中国税理士会山口県
支部連合会)
・テキスト 『これ1冊で実務に対応できる 基礎からわかるNPO会計』
(馬場英朗・中尾さゆり著、合同出版、2013年)
・人数 NPO法人7団体10名、中間支援スタッフ2団体4名、
行政職員0名、センター職員5名の計19名
好天に恵まれた第3回も、山口市、下松市、長門市、周南市、下関市、
山陽小野田市など県内各地より、みなさまのご参加をいただき、
無事に開催できました。
今回も、貸借対照表の勘定科目を中心に、
・「立替金」「短期貸付金」「長期貸付金」(資産)
・「未払金」「前受金」「借受金」(負債)
・「預かり金」「短期借入金」「長期借入金」(負債)
について学びました。その後、問題練習→解答・説明。
まずは、負債の中でもよく使われる勘定科目について理解を深めました。
●「預かり金」 お金を預かったとき/お金を支払ったとき
●「未払い金」 後払いで物品を購入したとき/代金を支払ったとき
●貸付金や借入金には、短期と長期があり、それは回収期限や返済期限が
決算日の翌日から1年以内か、1年以上かによる。
回収期限が1年以上先の長期貸付金だからといっても、
(時間はとまってくれないので)いずれ1年以内になる。
その際には、もはや「長期貸付金」とは言えないので、
これを「短期貸付金」に計上し直す、という振替仕訳を忘れてしまいがち。
など、実務に即した問題を解くことで、より積極的に課題にとりくむことができました。
レジュメの問題演習を終えて、ふたたびテキストへ。いよいよ上級編です
仕訳帳をもとに、総勘定元帳へ転記し、合計残高試算表をつくり、
最終的に貸借対照表や活動計算書を作成する方法を学びました。
(残念ながら、テキストの問題を解いている間にタイムアップ)
解いた解答用紙をながめて、つくづく思ったことは、
●仕訳にしても、試算表にしても、左右の金額が一致する。
(あたりまえですが…)
それは、パズルを完成させるようなもので、とても気持ちがいいので、
簿記は、決して難しくはない数学の問題をことばで解いていくような
ものだなと感じました。
さて、アンケートでは次のような意見をいただきました。
・問題をやりながらの講座で、単調にならず良かったと思う。
・入門編として、わかりやすい言葉等の説明で、導入として
わかりやすかった。
・今の会計のやり方を、チェックしていただける時間があれば
より理解できたと思う。
・前段の説明が丁寧でわかりやすく、課題にスムーズに取り組
むことができた。その分、解説に時間を取りすぎているよう
にも感じた。
・最後、上級編がさらさらっと終わってしまって残念。
多少長い期間でもかまわないので、入門→中級→上級講座を期待する声もありました。
会計担当者のみなさんにとっても、大変実のある1ヶ月となったようです。
さっそく今回学んだことを実務で生かしていただきたいと思います。
そしてそれが、負担削減につながると大変嬉しいです。
活動をする以上、お金は動くし、会計は過去にも未来にも連続しているもの
なので、蓄積されてしまった誤りを改めたり、現在の方法を見直したりする
ということは、それほど簡単ではないとお感じになるかもしれませんが、
日々の記帳を丁寧に行い、定期的に複数人でチェックし、何のために会計
報告をするのか、という点を常に心に留めながら、地道に団体の信頼性を
高めていきたいものですね
以上で、3回連続の初心者向け簿記講座は修了です。
今後、振り返り会なども予定しています。詳細が決まりましたら、
またお知らせいたしますので、それまでに、今回学んだことを
それぞれの団体内で、しっかりと消化しておいてくださいね。
講師の内田先生、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。