2015年07月28日
事務局セミナーNPOの労務 ご報告
日時:2015年7月24日(金)13:30〜16:30
会場:パルトピア山口2階
講座名:NPO法人事務局セミナーPart2「NPO法人の労務」
参加者:33名(県内各地域のNPO法人、任意団体、コミュニティ団体、中間支援団体など)
講師:加藤 彰子 さん(NPO法人岡山NPOセンター・NPO事務支援センター長)
今回は、雇用に関する事務手続き、給与計算方法など、実務的な労務会計の手続きについて学びました。
団体内で問題が生じるのは、団体のきまりが整っていないからであり、きまりがあるとしても、それが団体の性格に適したものとなっていないからであること、また、働く人びとに徹底されていないからであることを、講義を通して、繰り返し述べておられました。
大きく分けて、以下4つのお話がありました。
@職員とは?
理事、正規職員、期限付職員、嘱託職員、パート、アルバイトなど
A職員を雇った場合、必要な手続きは?
就業規則の作成、労働者名簿の作成、労働契約書、年次有給休暇
パート・アルバイトも、条件を満たせば、有給休暇を取得できる。
きまりの作成に関しては、労働基準監督署に質問したり、相談したりすることも大切。
B労働条件に伴い、加入が必要なことって?
労働保険 労災保険と雇用保険
社会保険 健康保険と年金保険(70歳以上の人は、健康保険のみ)
労災保険、雇用保険について、代表権、業務執行権を持つ役員(理事)は、雇用する側とみなされるため加入できない。
兼務職員は「兼務職員にかかる雇用保険被保険者資格要件証明書」をハローワークに提出し承認されれば対象に。
社会保険については、パート・アルバイトも、1ヶ月又は1週の所定労働時間が一般職員の概ね3/4以上であれば加入できる。
C給与の計算ってどうやるの?
給与事務の流れ
@給与(雇用)か外注か? 報酬であっても理事や雇用されている人に支払うものは給与
A扶養控除申告書の提出は、主たる事業所のみ 2か所以上で働くものは、確定申告
B扶養控除申告書の提出の有無と給与の支払方法により、支給時の源泉徴収額を決定
賃金台帳、その他所得税、住民税、通勤手当の課税/非課税
賃金台帳は、1月の年末調整にあわせて、1月〜12月で作成するとよいのではないかということでした。特に決まりはないので事業年度に合わせてもよい。
おさえておくべき点は、労務に関しては、NPO法人であろうと任意団体であろうと、会社であろうと、すべき手続きは変わらない。NPOに独特なものはない、ということです。
以上の講義内容を踏まえ、後半は、実際に給与計算に挑戦しました
・40歳になっているか ・月給か時給か ・残業はあるか
・標準月額報酬は? ・通勤手当は課税?非課税?
・週20時間以上? ・加入している保険は?
・他の事務所でメインに勤務している場合の所得税は?
など、前半で学んだばかりの注意すべきポイントで、参加したセンタースタッフ3人は、そろいもそろって同じような間違いをしていたのでした
賃金台帳を作成すること自体は、それほど難しくはないのですが(間違えましたけれども)、
雇用している人の条件を把握していなければ、例えば40歳になった月から介護保険に該当する場合の税率へ変更することを忘れてしまうように(年金事務所からのお知らせはないので、担当者が気をつけなければなりません)、
雇用する側にもされる側にも迷惑がかかってしまいます。
年齢や家族構成も、身長体重と同じように、その人をあらわす大切な指標。
働いている人の状態を常に気にかけておくことが重要なのだと思いました。
同時に、同じ働く者として、来月誕生日なんですよ〜といった普段の会話で担当者への心配りも大切だなと思います。
NPOは人の集まりなのですから
<参加者アンケートより抜粋>
■労働基準監督署等を積極的に利用できることを知った。
■理事、代表権を持つ人や専務理事の扱いが分かってよかった。
■知って得をすることが多い。
■自分で調べていた疑問点をしっかりと確認できた。
■団体内で見直さなければならない点が多いことに気づいた。
労務計算等を外注する余裕はどの団体にも少ないのが現状。
大変参考になったとみなさん満足されておりました。
講師の加藤先生、参加されましたみなさま、暑い中大変お疲れさまでした。
駐車に関しましても、快くご協力くださりありがとうございました。
次回Part3「NPOの決算報告」は、少し間があきますが、12月4日(金)の開催です。
センターは、みなさまの県民活動を応援しています今後ともよろしくお願いします。
スタッフ 坂平
2015年07月24日
スーパーネットの「活動報告」ご利用ください♪
センターが運営している、皆さまご存知の「山口県県民活動スーパーネット」に、
『活動報告』のコーナーがあります。
少しページを下にスクロールするようになりますが、団体さんの活動報告を掲載する
ためのコーナーになっています♪
時折、センター主催の活動報告もさせていただくのですが、県民活動団体さんの活動
報告がUPされると、スーパーネットとても賑わいます♪
各HPでの掲載はもちろんのこと、「山口県県民活動スーパーネット」も是非!ご利用ください
↓↓↓
スーパーネット活動報告
2015年07月22日
地図による小地域集計 jSTAT MAP を使ってみよう1
平成27年2月、政府統計の総合窓口(e-Stat) GIS機能に「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」が追加されました。
試しに山口市阿東の18才未満同居世帯割合(右 平成22年度国勢調査 左 平成12年度国勢調査)で色分けしました。割合が低いほど赤、高いほど青で色分けしています。
ざっくり使ってみた感想。e-Statからの追加機能で、便利だなというものはこちら
- エリアを指定した集計ができる(山口市、など指定可能。e-Statだと画面表示している範囲すべてを集計)
- データをインポートできる(65歳以上独居率、など国勢調査から加工してだしたデータを使える)
- 界面クロス集計ができる(15歳以上割合と65歳以上人口割合をクロスした地図上での表示が可能)
- 集計データをグラフ設定(色や範囲も)をエキスポートできる
- ※会員登録(無料)しないと使えません
前はインポートできないので割合を地図にできなかった。色分けした地図ですが、ブラウザを消したら一から作り直し・・・でした。
それがエキスポート・インポート機能で、設定の保存と取り込みが可能に!
便利になりました~♪
<地図集計範囲の選択>
集計範囲はエリアを地図上に書くことも可能だし、行政区域で指定することもできるし、小学校や中学校校区を指定(国土交通省国土政策局国土情報課から国土数値情報をダウンロードして)して利用することも可能です。
<地図上の表示設定画面>
<各種データや設定情報をエクスポート>
使い方はまた後日。
使い方例を記事にしました。
2015年07月18日
『NPO活動のヒント』
こんにちわ!
本日は青空も広がり、良いお天気の一日となりましたね
パルトピアは様々なイベントで賑やかです。
今日は『NPO活動のヒント』のお知らせです。
センターに新たに設置した掲示板には、NPO活動に
必須と思われる情報を掲示しています→→参考「NPOマネジメント」他
タイトルがポケットになっており、数種類のポイントを
まとめたものを入れています。お持ち帰りはご自由です♪
センター蔵書「NPOマネジメント」からの抜粋した
内容は、活動家のみなさまのお役に立てれば幸いです。
合わせて、NPOマネジメントも是非ご覧ください!
2015年07月16日
スーパーネットを利用しての活動報告♪
明日は台風が来る〜っ!!
と、気象情報は大騒ぎ。
県内の学校は夏休み前の終業式が1日繰り上がり、台風のおかげで?
お得な夏休みとなりましたね。
さて、センターが運営している、山口県最大の県民活動情報サイト
「山口県県民活動スーパーネット」に、登録団体さんが活動報告を
UPしてくださいました
http://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/
「スーパーネット」では、県内各イベントや団体情報、NPO活動に役立つ情報、
また、全国区の助成金情報を閲覧することができますが、同時に活動団体さんの
イベントの様子などのご報告を掲載いたします!
フォームから入力できますので、皆さまからのご報告をお待ちしています♪
http://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/toroku/hokoku.php