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2019年04月09日

コミュニティ学習会 「地域を動かす未来づくり塾」 開催報告

2019年3月22日(金)13:00〜16:00(山口県商工会館)
コミュニティ学習会「地域を動かす未来づくり塾」を開催しました。
参加者は32名。
実際に地域でまちづくりに関わっていらっしゃる自治会組織はもちろん、
行政や中間支援などさまざまな関係機関が参加されました。

講師はちょうど2年前にもお招きした
斎藤主税さん(新潟県のNPO法人都岐沙羅パートナーズセンター事務局長)。

講師写真.jpg

中学生以上全住民アンケートを実施する際のプロセスや内容、
設問設計、集計結果の読み取り方、実施後の展開などを
全国の事例とともにそのノウハウについてお話いただきました。

◆住民アンケート実施にあたってのポイント
・選択肢中心に数値化できる設問にする。
・どの年齢層でも答えられるような内容であること。
・住民意識を引き出す質問。
・訪問配布・訪問回収が、高い回収率を生む。
・本音を書き出してもらうために個人が特定されないような配慮を。
・年代別・男女別に集計する。
・報告会は必須。
・数字が意味することを言葉で表現。
・結果を踏まえ、何かひとつだけでもアクションを起こす。
・アンケート票の設計は何を浮かび上がらせるか先にイメージする。

その他、設問数や順番もすごく重要で、
アンケートを実施するまで1年以上の準備期間があったほうがよいとお話されました。

また後半のワークでは、ある地域の集計結果を見て
どんなことが考えられるかグループワークをしました。

ワーク風景.JPG

みんなでこうして話し合うことが大事だそうです。

まずは住民同士の対話の場を設け、
アンケート結果や人口推計など「数値で見える化」し、
住民でしっかり現状を把握することが大切。
アンケートの結果は正解ではなく、「仮説」であり、
いちばんの目的は議論が生まれる対話のきっかけになること。

それぞれの世代の都合に合わせて開催することや、
意見が言えるような環境を作ることなど、
住民全員がその気になるような工夫も必要です。

ワーク風景2.JPG

参加者からは、
・アンケートのとり方、たいへん参考になった。
実行に移せるものは小さくても動き出そうと思った。
・人が動き出すためのヒントをたくさんいただいた。
・困難だが、アンケート調査をしてみたい気持ちになった。
など、前向きなお声をたくさんいただき、
今回の講座で参加者のみなさんの背中を押すことができたようです。

いつまでも住み続けたいまちづくり、
色んな世代で考え、楽しみながら関わっていく人が増えるといいなと思いました。
posted by ほしちゃん at 13:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告

2019年03月27日

「NPOの労務〜基礎編〜」開催報告

日時:2019年3月15日(金)13:30〜16:30
会場:山口市男女共同参画センター 2階 視聴覚室
講座名:NPO事務局基盤強化セミナー「NPOの労務〜基礎編〜」
参加者:19名(県内各地域のNPO法人、任意団体、中間支援組織など)
講師:村上 智宏さん(特定社会保険労務士・行政書士 村上労務経営事務所)

講師.jpg

この講座では、団体が人を雇ったとき、必要な手続きについて
厚生労働省などが発行している資料を見ながら、
押えておくべきポイントを説明していただきました。

以下、雇用する際の手続き等について参考になるリンク先を紹介します。


【労働保険】
厚生労働省HPより「労働保険の成立手続はおすみですか」

厚生労働省HPより「平成31年度 雇用保険料率」

厚生労働省HPより「年度更新申告書の書き方」

厚生労働省HPより「雇用保険事務手続きの手引き」(平成30年8月)


【社会保険】
日本年金機構HPより「厚生年金保険・健康保険制度のご案内」

全国健康保険協会(協会けんぽ)HPより
「平成31年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額」


【労働基準法】
厚生労働省HPより「モデル就業規則について」

【その他】
厚生労働省HPより「平成30年度雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」


会場.jpg


特に、就業規則について深く掘り下げられ、
・10人以上の労働者(パートを含む)がいる場合は必ず作成して届けなければならない。
・10人未満の事業所でも労使間でトラブルを避けるためにも作成されておいたほうがよい。
・作成される場合には、団体(法人)ごとではなく、事業所単位で必要。
・作成した就業規則は、労働者に周知して初めて効力が発生する。
など基本的なことから、モデルの就業規則を使用して、
必ず記載しなければならない事項や、ルールを定める場合に記載する事項について
ひとつひとつ丁寧に説明していただきました。

参加者からは、
・今さらというような基本的な事を誰にも聞けず、
何となく処理してきたところが多かったので、とてもよい機会となった。
・より詳しく(社会保険料の支払い方など)理解できた
など、普段の事務手続きについて、改めて再確認・見直すきっかけができたようです。

雇用に関しては、保険料額など毎年チェックが必要であったり、
働き方改革法案成立により、2019年4月以降、
法改正に適した労務管理が求められます。

労務に関して、個別に専門家に相談したい場合は、
無料の定例相談会をご活用ください。
posted by ほしちゃん at 11:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告

2019年03月08日

「NPO法人会計基準のキホンと活動計算書の作成」開催報告

今年度のNPO法人会計講座は、長門と山口の2会場で開催しました。
山口会場においては、開催2週間前に定員に達したため、
申込みを締め切るという大盛況の開催となりましたグッド(上向き矢印)

講師は、岡山NPOセンター NPO事務支援センター長の加藤彰子さん。

DSC07241.JPG

初日の長門市は、昨年9月に開所したばかりの「長門市しごとセンター」で開催。
参加者は、主に長門、萩で活動している13法人(設立を検討中の団体を含む)、19名。

2日目の山口市会場には、山口、宇部、下関、周南など県内各地から、
14法人(申請中の団体含む)22名の参加がありました。

まずは、NPO法人として基本的なことのおさらい。

NPO法では、役員名簿や定款等、常時備え置かなければならない書類と、
作成された日から起算して5年が経過した日を含む事業年度の末日まで
備え置かなければならいない事業報告書等があります。
これらは、NPO法人のすべての事務所に備え置くとともに、
社員(正会員)や利害関係者から閲覧の請求があった場合には、
正当な理由がある場合を除いて、閲覧させなければなりません。
(NPO法第28条)

【常時備え置かなければならない書類】
@最新の定款
A最新の役員名簿
B認証書(設立時の認証書含む)
C最新の登記事項証明書


【5年間備え置かなければならない書類】
@ 事業報告書(様式自由。写真などもOK)
A 活動計算書
B 貸借対照表(公告の必要あり)
C 財産目録
D 10名以上の社員名簿
E 前事業年度全員の役員名簿
(年度途中から役員、年度途中で辞任した人も含む)

※法人設立後、上記の書類を作成するまでの間は、
設立認証申請時の事業計画書、活動予算書、設立時の財産目録を備え置きます。

これらの作成した書類はプリントアウトし、
閲覧時にいつでも見せられるように、ファイリングしておきましょう。

NPO法人の閲覧書類は、内閣府ポータルサイトに掲載されていますので、
ご自分の法人の情報を、是非、ご確認ください。

DSC07253.JPG

さて、ここからは本題。
◆「NPO法人会計基準」とは?
・財政状況を分かりやすく伝えるための会計のルール
・法人皆が同じ方法で作成することにより、比較が可能に。
 (自法人の過去と現在。同業他団体との比較など)

◆「活動計算書」からわかること
・法人の規模。
・その年にいくら収益があって、いくら使ったのか(費用)。
・何に使ったのか。(事業費の内容に注目)
・人件費の支払い。
【ポイント】
@ 書式が決まっている(3列表示)
A 費用は「事業費」と「管理費」に分ける。
そしてそれぞれを「人件費」と「その他経費」に分ける。
B 勘定科目も決まっている。ないものは追加。
C 事業収益の科目は、定款の事業ではない。(明瞭、簡潔に)
D 0円の科目は記載しない(人件費の場合は0円でも記載)
E 合計があっているか確認する。

◆「貸借対照表」からわかること
・「資産の部」−「負債の部」=正味財産(利益の累計額)
・資産に対して負債が多くないか?
・役員からの借入金。
【ポイント】
@ 「資産の部」…「流動資産」と「固定資産」に分ける。
A 「負債の部」…「流動負債」と「固定負債」に分ける。

◆「財務諸表の注記」
・重要な会計方針は必ず最初に記載。(法人が選択した会計方法)
「財務諸表の作成は、NPO法人会計基準(2010年7月20日 2017年12月12日最終改正 NPO法人会計基準協議会)によっています。」
   ↑
この2行を書いたからには、NPO法人会計基準に則った書類を作成しましょう。
以下のうち該当する項目は、必ず注記すること。
@ 事業費の内訳または、事業別損益の状況(任意だけどオススメ)
A 施設の提供等の物的サービス、ボランティアによる役務提供の内訳(任意)
B 使途等が制約された寄付金等の内訳
C 固定資産の増減内訳
D 借入金の増減内訳
E 役員及びその近親者との取引の内容

◆「財産目録」
・貸借対照表を詳しくしたもの
・NPO法人会計基準では、貸借対照表の附属明細的位置づけだが、
NPO法では作成が義務づけられている。(事業報告書類)

お話の後、実際に活動計算書と注記を作成してみる練習問題に挑戦。

参加者からは、
・注記のことを初めて知った。今年度の会計報告で作成したい!
・活動計算書を改めて見直して、完璧な活動計算書を目指す!

など、とても前向きなお声をいただき、講師の加藤さんも大変喜んでおられました。

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会計は日々の記録がとても大事です。
4〜3月の事業年度の法人は、
これから事業報告書の作成で忙しくなると思いますが、
わからないことがあれば、是非当センターまでご相談ください。

また、もう少し専門的なことを聞いてみたいという方は
専門家に聞く定例相談会も随時実施しております。
相談料無料で個別に相談に乗っていただけますので、
こちらもどうぞご活用ください。

2日間、講師の加藤さんには大変お世話になりました。
参加者のみなさん、ご参加ありがとうございました。
posted by ほしちゃん at 12:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告

2018年12月26日

明治お菓子のチカラ2018

今年も、日本NPOセンターと当センターが仲介となり、
明治ホールディングス株式会社および同社株主様より、
社会貢献活動の一環として、明治グループのお菓子の寄贈がありましたるんるん

昨年は、東日本大震災による広域避難者の団体や支援団体、
また障がいのある子どもを対象に活動している団体、
合計全国250団体へお菓子の寄贈を実施されています。

さらに今年度からは、子どもの貧困問題に取り組む団体も対象になったということで、
今年は当センターから

「NPO法人フードバンク山口」(山口市)
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「NPO法人とりで」(岩国市)
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「高齢社会をよくする下関女性の会ホーモイ」(下関市)
の3団体を推薦させていただきました。

たくさんのお菓子を目の前にした子ども達の顔を想像するだけで、
心があったかくなりました揺れるハート

今年はまれに見る猛暑だったり、
全国的に災害も多く発生し、
激動の1年だったように思います。
このお菓子のチカラで少しでもこどもたちの心が癒され笑顔の輪が広がりますようにぴかぴか(新しい)

posted by ほしちゃん at 12:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告

2018年12月14日

【開催報告】会議をかえる!ファシリテーション・グラフィック講座

12月13日(木)10時〜17時30分、パルトピア第一会議室にて
「会議をかえる!ファシリテーション・グラフィック講座」を開催しました。

参加者は、県内外から、NPO法人、任意団体、コミュニティ、行政、中間支援
組織など21名が集まりました。

講師は、 NPO法人グリーンシティ福岡 理事 志賀壮史さん。

DSC06928.JPG

まずは、アイスブレイク。4人ずつのグループに分かれ、自己紹介。
この講座の受講動機について語ってもらいました。

ひととおり済んだところで、発表、共有。
それを志賀先生がファシリテーションとして板書していきます。
志賀先生からにじみ出る優しい穏やかな空気の中で、
みなさん積極的に発表されていました。

その後は各自グループごとにホワイトボードを与えられ、
いよいよ実践です。

******************************************

まずは与えられたテーマについて意見を「拡散」させます。
どんどん意見を出してもらい、
どんどん板書していきます。

その後、「収束」に向けて、まとめていきます。
・多数決
・消去法
・グループ分け
などの手法を使い、それぞれのグループの答えを導き出します。
議論のときこそ板書が大事。

午後は、グループのメンバーに悩みを挙げてもらい
それについて一人がファシリテーション、
その他の人は質問をしていきます。

質問をする際のNGワード
×なぜ?
×助言



課題に興味を持ち、掘り下げることが大事だそうです。
自分の概念を取り払い、
利害関係を整理してあげる。
こんがらがった毛糸をほぐしてあげる感覚。

質問に答えていく中で、
・あれ?自分のホントの悩みってこれだったかな?
・こうして見てみると改めて○○と思った。
相談者の中で少しでも心の変化を与えられるとグッドだそうです。
これで1クール。
4人グループなので、それを4クールくりかえしました。

*****************************************

3クール目あたりになると、グループの中でも一体感が生まれ、
会場の雰囲気もよくなってきて、意見が飛び交っていましたが、
さすがに講座が終わるころにはすっかり日も暮れ、
参加者の中には少し疲労感が漂っているように見えました。

アンケートからも
「志賀さんの傾聴力が素晴らしく積極的になれた」
「実践が大変だったけど充実した時間を過ごせた」
「小さな声を拾って書くことの大切さを学んだ」
「意見した人の表情、雰囲気を見て書いた内容に違和感はないかチェックする」
と、板書+ファシリテーションの方法も経験できてよかったという声をいただきました。

講師の志賀さんからは、
字が汚いから…と恥ずかしがらずに、
経験と失敗をたくさん繰り返してください。と
話されていました。

人が集まって話すときっていろんな場面があると思いますが、
「せっかく集まったのに、結局何も決まらなかった」
「私、今日ひと言もしゃべってない」
「意見がスルーされた」
「結局何が論点だったの?」
「どうせいつものあの人の意見に流されちゃうよね」
とモヤモヤした時間を過ごさないように
みんなで決めたね!とスッキリした顔で会議を終えられるように
是非、今後の会議などで活かせてもらえるといいなと思いました。

志賀先生、本当にありがとうございました。
posted by ほしちゃん at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告