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2017年09月16日

NPO法人会計実務セミナー〜中・上級編〜 「基礎から決算報告書まで」開催報告

NPO法人事務局基盤強化セミナー2017
NPO法人会計実務セミナー〜中・上級編〜
「基礎から決算報告書まで」開催しました

日時:9月8日(金)10時〜16時
場所:パルトピア山口 中ホール
講師:加藤彰子さん
  (NPO法人岡山NPOセンター・NPO事務支援センター長)
参加者:NPO法人15名、任意団体1名、行政1名

8月3日(木)に行った「NPO法人会計実務セミナー初級編」に引き続き、
空高く晴れた秋の1日、NPOの会計担当者が集まりました。
現在NPO法人申請中、週に数日会計を担当する方、部門別会計担当者など、
様々な立場の方々の参加がありました。

まずは参加者同士で自己紹介を行い、
それぞれの「会計にかかわられている状況」や
「実務を行われている中で難しいと思われていること」などを共有した後、
講義がはじまりました。

DSC05352.JPG

以下、講義で触れられた「学びのポイント」をいくつか紹介します。

NPO法人の会計について
・収益事業(課税)とそれ以外(非課税)に区分して経理を行う
(企業会計と大きく異なる点)。
・税法上の収益事業の3要件
(1)34業種にあてはまり
(2)継続して
(3)事業場を設けて営まれる

 例外が多いため、自己判断は大変難しい。税理士さんへ相談するのがよい。
・補助金や助成金、委託事業
 契約書の内容を必ず確認。

決算書類について
・活動計算書 前事業年度の活動状況を表す計算書 
       収益・費用の額を科目ごとに集計
・貸借対照表 前事業年度末日の法人の資産・負債・正味財産の残高
・財産目録  前事業年度末日の法人の資産・負債を示したもの
・注記    重要な会計基準や事業費の内訳を示したもの 
       どんな事業でどんな収益があり、
       どんなことに使ったのかがわかるもの

毎年事業報告を作成されている会計担当者にはおなじみですが、
改めてそれぞれの書類から分かることやその関係性を押さえました。
ひらめき注記があってはじめて分かりやすい決算書類となる。

練習問題
DSC05378.JPG

その後、<資産・負債・正味財産>という3つのグループと、
<収益・費用>という2つのグループについての復習も兼ねて、
前回と全く同じ内容の練習問題を解き、使用する勘定科目が
どのグループに属するものなのか確認しました。

会計を行う上で気をつけること
・通帳の印鑑管理者と現預金の取扱者は別にする。
 ダブルチェックの体制づくりが必要。

・現金取引と預金取引の証憑を分ける。
 毎月一定のものは別にまとめる。
 伝票の綴り方は、契約書の仕様にあわせる。
 勘定科目別?日付別?コピーやレシートはOKか?
・事業ごとに毎月の収支の状況が予算どおりに進捗しているかを確認する。
 会計担当者が月次集計を作成→事業担当者へ

など、基本と言えば基本ですが、決算までを見据えたより合理的な方法や
工夫点をたくさん伺うことができました。
ひらめき決算書類作成から逆算してやり方を考えてみる。

帳簿への記帳のひとつずつは、
毎日行えばそれほど難しいものではありませんが、勤務体系によっては、
数日、1週間、1ヶ月と未処理分が溜まってしまいがく〜(落胆した顔)
詳しいお金の動きが分からなくなってしまうこともあります。
また、理事や事務スタッフが会計に詳しいとも限らないので、
協力が得にくいということもあるかもしれません。
参加者のみなさんは、
自分の勤務時間でどれだけの仕事量をいつまでにこなすべきか、
という年間タイムスケジュールを改めて意識する必要性を
感じられたのではないかと思います。

午後は、仕訳からのスタート本
実際、よく扱われるであろうと思われる例題20問に挑戦しました。
仕訳の後は、一つひとつ説明があり、その20例題をもとに、集計表を作成。

そしていよいよ決算書類の作成へexclamation
集計表をもとに活動計算書、貸借対照表に数字を落とし込んでいきました。
講師の加藤さんの経験を踏まえてのアドバイスがとても参考になりました。
DSC05387.JPG

残念ながら時間が足りなくて注記まではいきませんでしたが、
決算書類のどの数字とどの数字が合えばいいのかを教えて頂きました。
これにより、作成した書類が間違っていないか確認ができますね。
例えば、
・貸借対照表(資産合計)と貸借対照表(負債及び正味財産合計)
・活動計算書(次期繰越正味財産)と貸借対照表(正味財産合計)

参加者の声より目
 ・押えておくべきポイントが知れたのでよかった。
 ・改めて日々の実務を見直す機会になり、
  明日からの仕事にプラスになりそう
 ・同じことでも何度でも聴きたい(開催してほしい)
などのご意見をいただきました。

今年度は初級・中上級編と2回に分けて開催した会計実務セミナーですが、
みなさんの会計に対する不安を少しでも解消できたらいいなと思いました。

DSC05361.JPG

休憩時間に個別に相談されていた方からは、
後日、担当の税理士さんとも相談して適切な処理をすることにしました
とのご報告もいただいております。
 
初級編は夏の暑い盛りに、中上級編は秋の気配を感じながら、
両セミナーとも、1日かけて講師の加藤彰子さんに
じっくり教えていただきました。
ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)

センターでは専門家による相談も受け付けておりますひらめき
その団体特有の事業の会計の方法でお悩みの方、
それ以外に労務・許認可・融資についてプロの方から
個別に相談に乗っていただくことができます。
無料ですので、ぜひこちらもご活用下さい。
詳しくはこちら→県民活動定例相談会
posted by ほしちゃん at 15:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | センターから報告
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