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暖房の省エネを考えました [2012年01月20日(Fri)]
暖房の省エネを考えました


 一昨年(2010年)の冬から、暖房をファンヒーターからエアコンに変えて、灯油を節約することにしました。

 昨年(2011年)の冬は、暖かかったので暖房をエアコンのままにしたのですが、今年(2012年)1月の電気代の請求が昨年1月の電気代と比べて「200円」しか省エネが出来ませんでした。

 そこで、東日本大震災による電力不足も考えて、電気を使わない暖房を考えました。

1 薪、ペレット、木炭などを燃やすストーブは、あきらめました。
 家が狭く、ストーブを置く場所がありませんでした。

2 薪、ペレットを燃料に使うことはあきらめました。
 薪、ペレットを保管する場所がありませんでした。
 また、近くのホームセンターには置いてありませんでした。

3 炭団や練炭を燃料に使うことはあきらめました。
 一酸化炭素が出るので、室内で使うわけにはいきません。

4 木炭を燃料に使うことにしました。
 木炭には、室内用と屋外用がありました。
 屋内用を、使うことにしました。
 屋外用は、安く、バーベキューなどに使いますが、一酸化炭素中毒が気になり、室内で使うことを除外しました。

5 amazon.co.jpで「オガ備長炭」を買いました。

6 昔、暖房で火鉢を使ったことを思い出し、何とか探し出しました。

7 火鉢の中には、灰だけを入れました。

8 灰を作る。
 灰は、(安い)屋外用木炭をバーベキューコンロで燃やして作りました。細かい灰を選別するために、百均で、炭をつかむ「火ばさみ」と灰と木炭を分ける「アク取り」を買いました。細かい灰が必要だったので、「アク取り」を買ったのですが、急須の中に入れる「茶漉し」の方が、編み目が広いので仕事が早く出来ます。
 思ったよりも、灰の出来る量が少ないと思いました。さらに、灰が炭の表面を覆い、火が消えても木炭が残っていることもあります。

9 炭に火をつける

 備長炭に火をつけて、燃え続けさせることは難しいので、カセットボンベを使うガスバーナーを買いました。

紀州備長炭着火方法
http://www.aikis.or.jp/~t-hiro/shop/fire.html
(方法1)ガスコンロにのせてから15分ほどで写真のように紀州備長炭が赤くおこってきます。
(方法2)ガスバーナーで10分程熱しますと紀州備長炭も綺麗に熾ってきます。

 ガスバーナーが勧めるカセットボンベは高いので、1本約100円のカセットボンベを使いました。

 約100円のカセットボンベで約10分程熱したのですが、炭が赤くなるのを確認して火鉢に入れておくと、自然に火が消えます。

 一番火がつきやすい正方形の断面を約10分程熱しても火が消えます。

 ホームセンターで「火起こし」を買い、炭を入れて、ガスレンジで15分ほど加熱しました。

10 継続して炭を燃やす

 炭が燃えると灰が出来ますが、この灰が空気を遮断するようで、継続して燃えません。注意してみると。長さが短い炭は、最後まで燃えるようです。

 そこで、炭の断面がほぼ正方形になりますが、断面の一辺の長さぐらいに炭を割り使うようにしました。

 炭の表面の灰を除く方法ですが、息を吹きかけると顔に灰がかかるかも知れません。うちわで扇いでも、うまく灰が除けませんでした。

 そこで、カセットボンベ式のガスバーナーで炎を吹き付けました。「灰の除去」と「炭の加熱」が一緒に出来ル用になりました。

 ただし、室内でカセットボンベ式のガスバーナーを使うことは、カセットボンベの爆発、火災発生の危険がありますので、自分の責任で行ってください。

 実は、加熱した炭を入れた火鉢は、短時間に素手では持てないほど高温になります。だから、火災発生の危険が少ない場所に火鉢を移し、カセットボンベ式のガスバーナーで炎を吹き付けることが安全です。

12 炭の消火

 火消し壺に火のついた炭を入れて、空気の供給を遮断することで消火出来ますが、火消し壺がかなり熱くなるので、注意が必要となるようです。

 火消し壺を使わなくても、火のついた炭に灰をかければ、時間はかかりますが消火します。


感想
 ガスレンジの普及で、火を起こすことは、年に1回あるかないかの屋外バーベキューぐらいしかありません。

 屋外バーベキューでは、一度点火すると可燃物を段階的に継ぎ足し、「炭の高温」や「換気」を気にすることなく出来ます。しかし、室内で火鉢を使うには、火鉢表面の高温、換気、炭表面の灰除去などに注意する必要があります。

 苦労はあると思いますが、いろいろ工夫して、暖房用として火鉢を今後も使いたいと思います。
Posted by 山田 雄一郎 at 09:08
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