被災地活動報告 --- 3.11子どもanimoプロジェクト
活動日: 2011年6月3日〜5日
参加者: 下村直資、宮崎洋介、中田修平、島尾百合子、根本有紀子
以上、HG会員5名
活動内容:
(6月4日)
石巻着後、湊小学校ボランティアセンターで金田さんにご挨拶と登録。
市内中心部の被災状況を視察
@蛇田小学校
避難所の被災者向けに催された「エアロビクス教室」に全員で参加。
インストラクターは韓国出身のウンビさん
(想定外のオプショナル行事…)
木村先生は作業前のいいアップになると言ってくれましたが…
下村は完全にノックアウト、なにはともあれ無事終了。
一時間の長丁場でした。
中庭で作業開始
ミッションは … 津波の水で壊れてしまった畑の再生。
「3年生の畑に畝8本、4年生の畑に畝6本作るべし」
汗かきベソかき…
草が生えていて、しかもこれが固くて抜けない。
津波で流れてきたゴミや木くずを取り除く
鍬で耕しながら雑草を外していく、の繰り返し
固まっているのでスコップも入らない状態でした。
掘り起こすとビニールが出てきたり…ミミズゴロゴロ。
中田選手はミミズ大嫌い。
休憩・・・災害派遣で駐在している鳥取県職員の方のはからいで、
この日は炊き出しが行われました。
鬼太郎も参加、我々もいただきました
作業再開
ようやく雑草とごみの除去が終わりました
耕して土を掘り起こしたあと、肥料を混ぜて、いよいよ畝作り
完成
@湊小学校避難所帰着
潟Xテラ様からの支援物資の水をお届け(水500ml×24本×100箱)
避難所の方々の命の水となります。
ここで宿泊。 暗く、静かな夜でした
(6月5日)
朝食後、ボランティア受付まで待機。
受付後、視察に来ていた○○議員と意見交換。
避難所リーダーの金田さんとも懇談
午前10時、本日のボランティアの依頼人のKさんのお宅へ
ミッション ・・・ 家財道具と畳の運び出し
東京からの長崎さんも一緒に作業しました。
中はまだそのときのまま。
4月に社協に頼んだら人手がいないといわれたそうです。
2時間の作業後、何とか片付きました。
予定が12時までだったので、床の泥出しは次に申し送る。
キッチンはシンク部分もひっくり返っており、
冷蔵庫も横を向いたままで手つかず状態。
キッチン部分はボランティアでは少し厳しいかもしれまん。
@湊小学校ボランティアセンター
ボランティア活動終了報告
<雑感> 実質一日半の短い時間でしたが、非常に中身の濃い今回の活動となりました。私自身3回目の被災地入りで現場慣れをしていたとは言うものの、現地に赴くたびに新たな発見ばかりで、今回も被災現場の惨状にあらためて「コトの大きさ」感じました。
石巻は4月14日以来、50日ぶりに訪れたわけですが、確かに市内中心部の表通りはきれいに片付いていましたし、その裏通りを見ても、ゴミと瓦礫の山だった道路や空地には何もなくなっていたので、そこまでは…自分の考えていた通りではありました。私の事前の認識では、発災から約3カ月、ゴールデンウイークにはボランティアがあぶれ「やることがない」という報道が目立ちましたので、瓦礫の撤去や家屋の片付けはほぼ終わっているものと考えていました。ところが、被災現場は手つかずで、二日目に活動したお宅では被災当時のままの状況、その周辺もまだまだ道路がふさがって重機が入れないという状態に、ただただ唖然。避難所の様子を見ても、私が訪れた4月からまるで時計が止まっているかのように何ら進展がないという状態に改めて驚かされました。
そんな中でチーム神戸はじめピースボートなどのNPOや、バスで駆けつけるボランティアの面々が市内各所で活動していましたし、それが大きな力になっているのは実感できました。
一般的に「行政の外部との連携」はなかなかうまくいかないと言われますが、これまで3度の被災地入りの経験を通しても、国、県、市町村、NPOが明確な指針のもとに「協働」しているという様子は感じられません。それらを結ぶ「たて糸」のようなものがない、そんな印象です。
「急ぐことなく、しかし止まることなく」ボランティア個人の力、NPO組織の力で少しずつでも前に進めていかなければならない、と認識を新たにしました。
<各活動について> 今回参加したメンバー全員、問題意識・目的意識が明確でしたので、各活動は非常にスムーズでした。実際手をつけてみるとその手強さに正直「時間通りコトが進むのか」という焦りもありましたが、気合を入れれば何とかなるもので、読んだ時間通りで作業は終了、無事目的を達成できたことは満足な結果でした。
各個人の「意識の変化」も感じられました。蛇田小に向かう前に少し被災現場を回りはしたものの、蛇田小周辺はきれいに片付いていたせいかメンバーの中では「被災地にやってきた」という意識はあまりなかっただろうと思います。確かに土を覆う木くずや排水溝の異臭は被災当時を思い起こさせますが…。 時間通り終わりましたので一時間ばかりかけて瓦礫の山を見て回ったことで、改めて被災地に来たという認識が生まれたと思います。また二日目の活動で泥にまみれた経験は、長くメンバーの記憶に残ると思います。また避難所に宿泊するという貴重な経験をさせていただきましたので、避難所の方々からお話を伺うこともできましたし、他のボランティアとのコミュニケーションもとることができました。
おそらくメンバーそれぞれが新たな問題意識を持ったことだろうと思います。私が経験したように、考えがまとまらなくなる、周りの人たちにも「何をどうしてほしい」がうまく表現できなくなる、ということも起こっているようですが。
何はともあれ、「これで終わりではない」わけですから、これからも長きにわたって、少しずつでも力を出していければ、と思います。では、また次回。 下村 直資