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2015年06月05日

旧津和野藩多胡家表門番所 土居葺施工A

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津和野の観光地にはやっぱり鯉!
ちょっと観光気分を味わえました。
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今回は古材も利用しました。

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古材は乾燥し、油っ気がないので、特に慎重に施工しました(色が黒いのは経年のホコリ)
古の屋根大工さんが今日の私の同じように施工したものだと思うと、長い歴史を感じます。

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隅の施工。材料には素性のよい、割れにくくしなやかなものを選抜して使います。

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完成。この上に津和野特有の赤い瓦が乗ります。
津和野にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

2015年05月30日

旧津和野藩多胡家表門番所 土居葺施工@

島根県津和野町、観光地の伝統的街並みの中にある
旧津和野藩多胡家 表門番所の土居葺き工事です。

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工事の素屋根がかかっています。
門の前にある白いものは土塀風の工事柵です!津和野らしい!

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工事前、野地です。
新しい色をした木材の部分が今回の新材です。
野地の施工も地味な仕事ですが、屋根の形を決める重要な前仕事です。

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材料は搬入時に検査を受けます。
今回の仕様は杉赤身勝ち、機械板割、長さ1尺、厚さ1部、幅5寸です。

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葺き始め。2枚重ねで葺き始めました。

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葺き足2寸5分。下から上に向かってどんどん葺き上げていきます。

葺き足ピッチは地域性がありさまざまです。

2014年09月20日

土居葺き 隅葺き

萩市大照院経蔵屋根
土居葺きの隅の施工です。

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葺く前の野地です。

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下から、水のまわりを考慮し、ななめに板を置き、飛び出す部分は切り落とします。

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隅の部分に上からかぶせるように板を載せていきます。
芯がずれないよう、まっすぐに葺くために全体を見ながら進めていきます。

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隅完了です。次回は谷のご説明をしたいと思います。


2014年06月09日

萩大照院 置き屋根土居葺き 作業工程

山口県萩市、大照院の経蔵置き屋根の土居葺きです。
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今回の材料は杉赤身勝ち、機械割り板を使用しています。

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この野地の上に葺いていきます

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2014年06月04日

萩大照院 土居葺き

歴史の町で有名な山口県萩市、大照院は現在本堂の解体修理中です。
本堂以外の建物も修理が進んでおり、先日「経蔵(お経を入れる蔵)の置き屋根(建物を保護するための2重の屋根)」の土居葺き を施工しました。

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土居葺きは瓦屋根の下葺きです。
現在はアスファルトルーフィングなどにとって代わられましたが、師匠の話によると、戦後間もないころまではこの仕事がさかんにあったそうです。

これから施工方法をご説明したいと思います。

2010年01月26日

土居葺(どいぶき)

土居葺とは、瓦葺の下の板葺のことです。
別名、『とんとん葺』とも言われます。

主に、長さ1尺(約30cm)×厚さ1分(約3mm)の板を2寸(約6cm)の間隔で、桧皮葺と同じ様に、竹釘などで打ち止めていく為、こういった仕事もします。
リズミカルにトントンと釘を打っていくので、『とんとん葺』と言われるのだと思います。

材料は、主に『杉』や『椹・さわら』を使用します。写真は、椹の土居板になります。
『椹』とは、ヒノキ科の常緑針葉樹の木で、油分を含み、耐久性に富むため昔から桶などに使用されています。
地方によっては、栗の木などを使う所もあります。

材料は1枚1枚を『こへぎ包丁』を使い手割作業になる為、熟練した技術が要求されます。手間も時間もかかる為、現在の一般住宅では、アスファルトルーフィングで代用して瓦の下地として施工されています。

土居葺は、自然の素材である木材を使用しているので自然に屋根裏の換気をしてくれます。このことから木造住宅の木材を長年にわたりいかしているのではないのでしょうか?と私は思います。