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第19話 忍者の食事 〜任務編〜 [2013年11月20日(Wed)]
今回は前回に続いて忍者の食事について紹介していきます。今回は特に任務中や任務の前や後に食べた食事を書いていきます。

任務の前の忍者の食事としては前回紹介したのと同じ食事がメインですが、2点気をつけていたことがあります。

まず1つ目は酒です。酒を飲むと思考力や身体能力が低下するだけでなく、いわゆる酒臭いといわれる口臭がついたりするので任務の前には御法度だったようです。これは現代の社会においても仕事前に酒は飲まないというマナーがあるので、当時から同じように考えられていたのではないでしょうか。

しかし、この飲酒については例外があり、任務によっては米粒をみりんで固めたものを携帯していた場合もあったようです。これは湯に溶かすと即席の濁酒(どぶろく)となり、寒い時に体を温めるのに用いたそうです。

次に2つ目は匂いの付く食事をとらないということです。たとえばニンニクやニラのような口臭が出てしまう食べ物は隠れるときに匂いで居場所がばれてしまうために食べないようにしていたようです。

忍者は口臭だけでなく体臭や衣類の匂いにまで気を使っていたというので匂いに関してはとても敏感だったと考えられます。

そして任務中に食すのは主に携帯食が中心になります。ここでは3つの携帯食をご紹介いたします。

まず1つ目に紹介するのは任務中の忍者の主食であったと考えられる「干し飯」です。これは忍者だけでなく、合戦に赴く武将や兵士たちの主食でもあり、当時の旅人が携帯していたことからも当時の一般的で広く用いられた携帯食であったと考えられます。「干し飯」は蒸したり炊いたりして一度熱を通した米を天日で乾燥させたものです。

次に2つ目は伊賀の名物にもなっている「かたやき」です。小麦粉を練りかためて焼いたものを砕いて口の中でふやかして食べていたようです。現在では砂糖をまぶしたお菓子として売られていますが、当時は砂糖を使ってはいなかったのではないかとも推測されます。

無題.png

そして3つ目はザ・忍者食という感じの「丸薬」です。ここでは「飢渇丸」と「水渇丸」をご紹介します。飢渇丸とは甲賀忍者の愛用した丸薬で、朝鮮人参やユキノシタ、カンゾウにヤマイモなどの栄養豊富な食材や漢方を使って作られており、一日に三粒飲めば心力衰えることなしと言われたそうです。

水渇丸とは梅干しや砂糖を原料にしており、唾液の分泌を促進させる丸薬でした。当時は水を手に入れることがなかなか難しかったので、水がなくてものどの渇きを潤すことのできる水渇丸はとても重宝されたと考えられます。

こうして見るともし大災害が起きたときにこのような知識があれば役に立つこともあるのではないかと考えさせられます。
【忍者食の最新記事】
Posted by 近藤 at 15:35
この記事のURL
http://blog.canpan.info/hirofumi-kondo/archive/33
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