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第9話 戦国時代の食事 〜戦国時代の陣中食 汎用編〜 [2013年05月20日(Mon)]
第9話では戦国時代に陣中食として食べられていたものに焦点を当てていきたいと思います。

分量が多くなりそうなので前編では平均的な陣中食について語り、後編では戦国武将のユニークであったり特徴的であったりする陣中食についてみていきたいと思います。

陣中食とは一言で言うと合戦を行うときに兵士たちが戦場に持っていった食事のことです。当時はさまざまな陣中食が考えられ、戦争となると豪華な食事を兵士に食べさせることで士気を高めるとともに自軍への参加者を増やすという行動をとった武将もたくさんいる事からもわかるように、戦国時代には陣中食はとても重視されていました。

まず、戦争中に兵糧の主たるものは何かというとずばり米です。このときばかりは平時にはめったに米を食べれない農民上がりの兵士にも米が支給され、時には白米が支給されることもあったようです。

また、戦争中の主食として多くの武将が愛用したものが餅です。餅は腹もちがよく乾燥させると保存も利くので兵士に持たせる食料としてとても使い勝手が良かったようです。餅は兵士たちに人気があったようで陣中に商いに来る商人がよく持ち込んで売っていたようです。

そして、戦国時代の陣中食として用いられた主食として忘れてはならないものが兵糧丸です。兵糧丸の作り方は様々で家ごとにレシピがあったとも言われているのですが、主に米や麦や豆といった穀物の粉に水や酒や醤油といった水分を加えて練り上げたものを乾燥させたり焼いたりして作られました。さらに追加で鰹節の粉や薬草を練りこむ場合もあったというのでそのレシピは際限なく広がっていたと考えられます。

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次におかずとして使われたものは味噌が主であったと考えられます。おかずなのになぜ調味料が?と思われる方もいるかもしれませんが、陣中食のおかずとしては味噌が大きな役割を果たしていたようなのです。

たとえば「味噌玉」と呼ばれる味噌を焼いたものを丸めて干した保存食は戦場に行く兵士たちの必需品として扱われていました。他にも芋茎(ずいき)を味噌で煮て干したものを縄のようにして持っていき、陣中で味噌汁の具にしたりしていました。

そのほかにもおかずとして干物は肉、魚、野菜、果物を問わずに陣中食として使用されていたそうです。また、漬物も持っていったようで、特に梅干しが持ち運びに便利でおかずになるので日本各地の戦場に持っていかれていたようです。

そして忘れてはいけないものが水です。人が生きていく上でどうしても欠かせないものが水分なのですが、戦国時代の合戦に当たってはどのようにして水を確保していたのでしょうか?

その答えは基本的には現地調達です。前もって斥候に偵察させて水場のある場所に陣地を置くことを基本として水の確保を行いました。また大工や金堀衆からなる工兵に陣内に井戸を掘らせることもあったようです。

そして嗜好品として持っていかれたものもいくつかあります。

たとえば酒は当時合戦に臨む際には持っていくことが奨励されており、酒嫌いの毛利元就でさえ「寒い川を渡るときの酒の効能は言うまでもない」と言っているほどです。酒は体を温めるために飲むだけではなく、消毒薬としても使われていたのではないかと考えられています。

他にも陣中では甘いものを嗜好品として食べることが多かったようです。代表的なものとしては干し柿や栗のような天然の甘味や、あんころ餅や水飴のように加工されたものが挙げられます。これらは商人たちが陣中で売っていたようです。

当時の合戦の陣中には行商人や女郎屋がたくさん訪れて屋台を出し、さながら小さなお祭りのような状態であったと考えられます。

意外と戦争中のほうがいいものを食べていたという状態もあったようですね^^
Posted by 近藤 at 23:03
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http://blog.canpan.info/hirofumi-kondo/archive/16
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