ニューヨーク生命保険会社社員のボランティアがもたらす金銭価値 [2011年11月02日(Wed)]
ニューヨーク生命保険会社(New York Life Insurance Company)では、9月の“Month of Service”で、1,600人以上の社員が地域コミュニティでのボランティア活動に参加しました。
ボランティアは、幼少時に親と死別した子どもを対象にした116のコミュニティ・プロジェクトに参加し、合計6,000時間以上を費やしました。これは、1年間の労働時間のうち、3.3人がフルタイムで働いた時間と同等であり、お金に換算すると128,000ドル以上の価値をもたらすそうです。 同社の運営するニューヨーク生命財団(New York Life Foundation)では、社会貢献活動のテーマとして、2008年から幼少時の死別を対象としており、特に今年は、“Month of Service”との活動テーマとして設定しています。ボランティアは、子ども向けのキャンプ、死別の分野で活動するNPO向けのファンドレイジング活動、子どものためのアイテム作りなどを行っています。 さらに同財団では、親や家族、教育者向けに「A Child in Grief」というサイトを立ち上げ、両親と死別した子どもたちに関する様々なコンテンツを提供しています。 生命保険を提供する企業が、両親と死別した子どもたちに対するCSR活動を行うというのは、本業の延長線上にあるという意味でも理解しやすいものですね。それにしても、NPOセクターではボランティアの活用が当たり前ではありますが、その金銭価値はとても大きいとあらためて感じさせられますね。 【2011/10/27 FundRaising Success記事参照】 Tweet CSRの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |