NPOが運営する低所得の女性向けフィットネスセンター [2010年07月28日(Wed)]
ボストンにある非営利のフィットネスセンター、ヘルスワークス(Healthworks)では、低所得者で、かつ肥満や糖尿病に悩む女性向けに、低価格のトレーニング設備を提供しています。
日本ではイメージしづらいですが、米国では、低所得者が居住するエリアでは、犯罪や交通量の多さなどの理由により、屋外で運動をすることが困難がことが多いです。一方で、一般的な室内タイプのジムは数も少なく、会費も高額なケースが大半という状況です。 ヘルスワークスの会費は、所得によって異なっていますが、なんと大半の人が月額30ドルしか支払っていないそうです。センターの設立には営利のフィットネスセンター5社から資金を得ているようですが、これら5社と同様に、ヨガやピラティスなどのクラスや設備を取り揃えています。これで、ヘルスワークスの会費は3分の1程度だそうですから、まさに低所得者にはありがたい施設といえます。 このフィットネスセンターでは、近々、健康に配慮した食事の作りかたを教えるキッチンも装備されるそうです。非常にピンポイントですが、見落とされがちな世の中のニーズを拾い上げるのがNPOの役目。NPOの価値とはこういうところにあるのだと思います。 【2010/06/17 npr記事参照】 まちづくりの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |