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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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社会問題への解決策の登場を加速させる“賞”の増加 [2009年03月25日(Wed)]
米国では、社会的な問題を解決するための革新的なソリューションの登場を加速させる手段として、これまで以上に“賞”(お金と名誉を伴う)を活用することが多くなっているそうです。

McKinsey & Company(マッキンゼー&カンパニー)のSocial Sector Officeが発表した報告書『"And the winner is ...": Capturing the promise of philanthropic prizes』によると、実際に、賞の数だけでなく、賞金額も増えています。この理由としては、アドボカシーや助成金など、従来から活用されてきた手段だけでは複雑な社会問題に対応しきれていないという認識があるようです。また、オープンソースに対する関心の高まりや、WEB2.0によるネットワーキングの広がりなども賞が広まった理由に挙げられています。

同調査では10万ドル以上の賞金額を伴う219の賞を分析していますが、過去35年間で、なんと15倍も増えています。また、そのうちの60の賞は2000年以降に設立されており、賞金額は2億5,000万ドルにのぼります。219全ての賞による賞金を合計すると、過去10年の3倍以上にものぼり、現在では3億7,500万ドルを超えています。

こういったトレンドのなか、新たに設立された賞が成功するには、その賞が重要であること、十分な動機づけがあること、行動に移せること、結果志向であること、期限付きであることが求められているようです。また一方で、賞が増えれば増えるほど良いというわけではなく、その量が必ずしも質の高さを示しているわけではないと警告しています。

これまで、社会問題の解決を促進する手段として“賞”というものの効果を意識したことはありませんでしたが、確かにそのとおりかもしれません。かたちだけの表彰ではなく、真に社会に必要な解決策の登場をドライブする手段として、実効力のある賞の再考が必要かもしれませんね。

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