MBAとコーズ・マーケティングのビジネスプラン・コンテスト [2009年03月20日(Fri)]
米国では、MBA(Master of Business Administration:経営学修士)の学生向けに、非常に興味深いビジネスプラン・コンテストが行われました。今回で4年目となるInternational Sports MBA Case Competitionは、マラリアに対する世界的な認知を高め根絶するために、2010年に南アフリカで開催される“FIFA World Cup”をいかに活用するかという、コーズ・マーケティング・プランを提案するという内容でした。コンテストの実施にあたっては、Malaria No Moreとパートナーシップを提携しています。
今年の栄えある優勝者は、Columbia Universityで、“Soccer Without a Net Day”と名付けられたイベントにおいて、米国の全青少年サッカー・チームと協働でマラリア・ネット購入のための資金獲得を行うというものです。 今回のコンテストに参加した大学は、Columbia Universityをはじめ、Georgetown University、New York University、Oxford University、San Diego State University、Univesrity of California Berkeley、University of California Los Angeles、University of Southern California、Wharton Universityの合計9大学です。学生は4名で1チームを組み、24時間以内にビジネスプランを提出しなければなりません。 プランを受け取ったMalaria No Moreでは、Bill and Melinda Gates FoundationとUnited Nations Foundationと協働でそのプランを実施していくことになります。過去には、World Baseball ClassicやUSA Sevens Rugby、IMG Action Sportsといったスポーツイベントを素材にしたビジネスプラン・コンテストが実施されましたが、コーズ・マーケティングを素材にしたものは今年が初めてだそうです。ビジネスと社会貢献のクロスオーバーが日々、社会に定着していく感じがしますね。 【2009/02/26 THE CHRONICLE OF PHILANTHROPY記事参照】 ソーシャル・マーケティングの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |