報告:NPO法制定の意義に学び、NPOの今日的社会価値を創造するセミナー
「よい社会をつくるためにNPOが、今できること」
[2018年02月03日(Sat)]
報告:NPO法制定の意義に学び、NPOの今日的社会価値を創造するセミナー
「よい社会をつくるためにNPOが、今できること」
日時:2018年2月3日(土)14:30-16:30
場所:名古屋市市民活動推進センター
講師:実吉威さん
主催:東大手の会
助成:あいちモリコロ基金
熱烈歓迎で、実吉さんをお招きして思う存分お話を伺いました。
先人にも、同世代にも、若いひとたちにも対等に、敬意をもって接されている様子が言葉の端々から伝わってきて、ホレボレしました。あとは自分を持ち上げないところ。こういうスタンスが、いろいろなひとと一緒に「よい社会」をつくっていこうということにつながっていくんだろうなと感じました。
●質疑
●NPOの社会的価値を考えるための8つのモデル(案)
https://blog.canpan.info/higashiote/archive/216
●参加者の声(FBより本人の了解を得て転載)
「サバルタン」という言葉を初めて知りました。
みなさん知っていましたか??
「よい社会をつくるためにNPOが、今できること」
に参加しました。
第三セクターで長年先陣をきってこられたかたの講演で、
私の数年ばかりのNPO職員経験を振り返り、
また退職後も未だ「NPOっていいな」と思わせるものが何なのか、整理したい思いで参加しました。
もっとも心に残ったのは
「サバルタン」という言葉です。
「サバルタン」は
「本当の当事者というのは語る言葉を持たない(声を出せない)」
という意味だそうです。
そしてみな、何かの「当事者」です。
だから「支援をする」というとき、
その支援が対象とする「当事者」を、
支えたいと思う支援者もまた、「当事者」である。
そういう感性を持ち続けてかかわる。
結果的にこの感性、
ジャンルの異なる「当事者」同士、という感性が、
支援にありがちな強弱、上下の関係に陥ることを防ぐ。
(講義では「中心」「周辺」という言葉が使われました)
そこでの「成果」は、社会的に評価される状態になることではなく、
「当事者」であるからこそわかる「成果」です。
「いつもより朝、気持ちよく起きれた」
「臆せずに、人と喋ることができた」
私だったら
「長く起きていられるようになった」
「人からの要望に応えられないとき、不必要に罪悪感を持たなくなった」
とかかな。
これらは数値にも評価対象にもならないでしょうが、
人はこういうことの積み重ねで一喜一憂して生きるものだと思いました。
そしてNPOのもつ、緩やかで、ひたむきで、ときに呑気(笑)な雰囲気は、
こうした「中心」をつくらないあらゆる「当事者意識」をもつ者同士の
絶妙な双方向の働きかけによるところなのかもと思いました。
どこかで「共同体」を愛するとメンバーは死んでいく、という言葉をききましたが
まさに逆で、メンバーが「当事者」として共同体ではなく、まず互いを愛しながら在り続けることが
何より肝心なのだと感じました。
その姿そのものが、社会へのインパクトになる(インパクトを与えるのは結果で、目的じゃありません)、そういうお話しでした。
ずっとそうであれるよう、私にも出来ることがあればと思いました。https://www.facebook.com/events/153633958592255/
●参加者ブログ
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2897
「よい社会をつくるためにNPOが、今できること」
日時:2018年2月3日(土)14:30-16:30
場所:名古屋市市民活動推進センター
講師:実吉威さん
主催:東大手の会
助成:あいちモリコロ基金
熱烈歓迎で、実吉さんをお招きして思う存分お話を伺いました。
先人にも、同世代にも、若いひとたちにも対等に、敬意をもって接されている様子が言葉の端々から伝わってきて、ホレボレしました。あとは自分を持ち上げないところ。こういうスタンスが、いろいろなひとと一緒に「よい社会」をつくっていこうということにつながっていくんだろうなと感じました。
●質疑
●NPOの社会的価値を考えるための8つのモデル(案)
https://blog.canpan.info/higashiote/archive/216
●参加者の声(FBより本人の了解を得て転載)
「サバルタン」という言葉を初めて知りました。
みなさん知っていましたか??
「よい社会をつくるためにNPOが、今できること」
に参加しました。
第三セクターで長年先陣をきってこられたかたの講演で、
私の数年ばかりのNPO職員経験を振り返り、
また退職後も未だ「NPOっていいな」と思わせるものが何なのか、整理したい思いで参加しました。
もっとも心に残ったのは
「サバルタン」という言葉です。
「サバルタン」は
「本当の当事者というのは語る言葉を持たない(声を出せない)」
という意味だそうです。
そしてみな、何かの「当事者」です。
だから「支援をする」というとき、
その支援が対象とする「当事者」を、
支えたいと思う支援者もまた、「当事者」である。
そういう感性を持ち続けてかかわる。
結果的にこの感性、
ジャンルの異なる「当事者」同士、という感性が、
支援にありがちな強弱、上下の関係に陥ることを防ぐ。
(講義では「中心」「周辺」という言葉が使われました)
そこでの「成果」は、社会的に評価される状態になることではなく、
「当事者」であるからこそわかる「成果」です。
「いつもより朝、気持ちよく起きれた」
「臆せずに、人と喋ることができた」
私だったら
「長く起きていられるようになった」
「人からの要望に応えられないとき、不必要に罪悪感を持たなくなった」
とかかな。
これらは数値にも評価対象にもならないでしょうが、
人はこういうことの積み重ねで一喜一憂して生きるものだと思いました。
そしてNPOのもつ、緩やかで、ひたむきで、ときに呑気(笑)な雰囲気は、
こうした「中心」をつくらないあらゆる「当事者意識」をもつ者同士の
絶妙な双方向の働きかけによるところなのかもと思いました。
どこかで「共同体」を愛するとメンバーは死んでいく、という言葉をききましたが
まさに逆で、メンバーが「当事者」として共同体ではなく、まず互いを愛しながら在り続けることが
何より肝心なのだと感じました。
その姿そのものが、社会へのインパクトになる(インパクトを与えるのは結果で、目的じゃありません)、そういうお話しでした。
ずっとそうであれるよう、私にも出来ることがあればと思いました。https://www.facebook.com/events/153633958592255/
●参加者ブログ
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2897