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お別れ [2015年10月21日(Wed)]
介護の仕事をしていると、いつか必ずやってくる『お別れ』。

今回は、施設入所のためのお別れでした。

朝から私たちスタッフも気持ちが落ち着かず、ソワソワしていました。

すると利用者さんが、スタッフにこっそりと、

「これを皆さんに一つずつあげたいと思うの」

P1260480.JPG


そう言って鞄から出してくれたのは、手作りの箱。

どうやら今日の為に、昨日遅くまで作られたのだそうです。

「では、おやつの時に○○さんから皆さんに直接プレゼントしましょう」とお話し、

贈呈式がおこなわれました。

「まぁ〜!もろぅても(もらっても)ええの?」

「宝物入れにしよう。そうだ!帰ったら、お父さんからもらった指輪を入れようかしら」

「こりゃ〜何を入れようかなグッド(上向き矢印)


と皆さん大喜びわーい(嬉しい顔)

P1260489.JPG


P1260486.JPG


「最後に一言、お話しますか?」と聞くと、涙が先に出てしまい、

「何も言わんほうがええ」

とお別れについては話されませんでした。

最後は、笑ってお見送りをしたいと思い、

「万歳三唱ぴかぴか(新しい)」で締めくくり、笑顔で一日を終えました。

この利用者さんは、今回の作品展でも大活躍で、

「作品展が気になってね〜。家からこんなのを持って来たよ」と、

いつもいろいろなアイディアや、工作材料を持ってきてくれました。

作業中に布の端を捨てようとすると、

「こが〜なん(こんな物)でも取っておきんさい!何かに使えるけ〜」と、

物を大切にすることを教えてもらいました。

いつも穏やかな笑顔で、何事にも前向き。

テレビで美容クリームの販売をしていると、

「私ら〜みたいな、おばあさん(96歳)でも、あが〜なん塗りゃ〜ええげになるかね?」

と真剣に悩んでいた姿が忘れられませんわーい(嬉しい顔)

○○さん!ありがとうございました揺れるハート
Posted by NPO法人陽だまり at 17:49 | 介護 | この記事のURL | コメント(0)
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