協働は進むのか?[2008年07月30日(Wed)]
これまで丸亀市の協働はもっと進むだろうと考えてきた。
正確には、協働を進めようと思い、自分自身の行動を起こしてきた。
協働促進のプロジェクトチームが編成され、自主勉強会などを重ね、様々な提案をしつつ、行政職員とNPO対象のセミナーなども企画した。
市全体的な協働促進の取り組みに、私自身のスキルを活かせない状況となってからは、自分の業務の中で協働の可能性を探り、いろいろとチャレンジさせてもらった。
結果として、曲がりなりにも協働と呼べる仕組みや組織が立ち上がり、業務で抱えている課題を解決する手法として、市民や地域、NPOがまちづくりに大きな力となるという実感を得られた。
また、これまで全国を飛び回っておられるコーディネーターの皆様には、本当にたくさんのお力添えを頂いた。
あちこちに顔を出していると、自然とあちこちの人につないで頂き、ともに突き進み悩む行政職員と鼓舞し合い、また地域をよりよいものにしたいと強く願い行動するNPOの皆様に力強いエールを頂き、座学と現場の両方から私自身はとてもよい勉強をさせて頂いた。
丸亀市が協働を市の施策として掲げるようになってから、彼是6〜7年が経過しようとしている。
ワークショップ研究会時代から振り返ってみると、私自身はもう10年近くこのテーマに関わってきているが、なかなか進化(深化)していないのが実感である。
市内のある子育て系NPOの代表さんが以前よく私に話してくれたことがある。
それは、『協働が行政主導であり、協働を進めようとする限り丸亀には協働の成果は得られないと思う。協働よりも先に、ここまでの市民活動に対する意識や取り組みをふりかえり、市民が活動しやすい体制や仕組みを市民活動に関わる人が考えるべきだ。』ということである。
この言葉が契機となり、『協働推進計画』の策定を取りやめ、『地域市民活動促進基本方針』の策定に切り替えた経緯もある。
協働が進んでいないと感じるのは主観だけではない。提案公募型協働事業のアフターを見ても、事業を継続して実施している、つまり地域や社会の課題を掘り下げて自団体の事業として取り組んでいるのは、先の子育て系NPOともう一つの子育て系NPOくらいである。中には、団体そのものがなくなってしまったものもある。
また、提案から実際に担当課で予算化して行政の事業として取り組んだ事業は皆無である。何のための提案だったのか、そして事業として採択された意義は何だったのか、どこを探っても良くも悪くも成果として見えないという状況である。
こうした、状況にあって、今年2月に宮崎県にお邪魔して何となく自分の目指す目標を見つけてきた。
楽しく市民活動に関われる状況にするための環境整備に取り組もうというテーマを見つけた。
また、行政職員だから自由に動けないという固定観念を払拭することもできた。
大きな課題を抱えて奮闘する行政職員の方と出会ったからだ。
楽しくとは快楽的な感覚ではない。楽しいと感じるまでの苦難も乗り越える楽しさもある。
ということで、数ヶ月の冷却期間を置いて、協働の深化も見据え、市民活動を盛り上げたい、市民活動の促進を活動の軸としたグループを立ち上げようと奮起した結果が『丸亀みらい本舗』なのである。
今日はここまでにしておきます。
次回は、『丸亀みらい本舗』としての最初の活動である『100万人のキャンドルナイトin丸亀市民ひろば』をふりかえります。
正確には、協働を進めようと思い、自分自身の行動を起こしてきた。
協働促進のプロジェクトチームが編成され、自主勉強会などを重ね、様々な提案をしつつ、行政職員とNPO対象のセミナーなども企画した。
市全体的な協働促進の取り組みに、私自身のスキルを活かせない状況となってからは、自分の業務の中で協働の可能性を探り、いろいろとチャレンジさせてもらった。
結果として、曲がりなりにも協働と呼べる仕組みや組織が立ち上がり、業務で抱えている課題を解決する手法として、市民や地域、NPOがまちづくりに大きな力となるという実感を得られた。
また、これまで全国を飛び回っておられるコーディネーターの皆様には、本当にたくさんのお力添えを頂いた。
あちこちに顔を出していると、自然とあちこちの人につないで頂き、ともに突き進み悩む行政職員と鼓舞し合い、また地域をよりよいものにしたいと強く願い行動するNPOの皆様に力強いエールを頂き、座学と現場の両方から私自身はとてもよい勉強をさせて頂いた。
丸亀市が協働を市の施策として掲げるようになってから、彼是6〜7年が経過しようとしている。
ワークショップ研究会時代から振り返ってみると、私自身はもう10年近くこのテーマに関わってきているが、なかなか進化(深化)していないのが実感である。
市内のある子育て系NPOの代表さんが以前よく私に話してくれたことがある。
それは、『協働が行政主導であり、協働を進めようとする限り丸亀には協働の成果は得られないと思う。協働よりも先に、ここまでの市民活動に対する意識や取り組みをふりかえり、市民が活動しやすい体制や仕組みを市民活動に関わる人が考えるべきだ。』ということである。
この言葉が契機となり、『協働推進計画』の策定を取りやめ、『地域市民活動促進基本方針』の策定に切り替えた経緯もある。
協働が進んでいないと感じるのは主観だけではない。提案公募型協働事業のアフターを見ても、事業を継続して実施している、つまり地域や社会の課題を掘り下げて自団体の事業として取り組んでいるのは、先の子育て系NPOともう一つの子育て系NPOくらいである。中には、団体そのものがなくなってしまったものもある。
また、提案から実際に担当課で予算化して行政の事業として取り組んだ事業は皆無である。何のための提案だったのか、そして事業として採択された意義は何だったのか、どこを探っても良くも悪くも成果として見えないという状況である。
こうした、状況にあって、今年2月に宮崎県にお邪魔して何となく自分の目指す目標を見つけてきた。
楽しく市民活動に関われる状況にするための環境整備に取り組もうというテーマを見つけた。
また、行政職員だから自由に動けないという固定観念を払拭することもできた。
大きな課題を抱えて奮闘する行政職員の方と出会ったからだ。
楽しくとは快楽的な感覚ではない。楽しいと感じるまでの苦難も乗り越える楽しさもある。
ということで、数ヶ月の冷却期間を置いて、協働の深化も見据え、市民活動を盛り上げたい、市民活動の促進を活動の軸としたグループを立ち上げようと奮起した結果が『丸亀みらい本舗』なのである。
今日はここまでにしておきます。
次回は、『丸亀みらい本舗』としての最初の活動である『100万人のキャンドルナイトin丸亀市民ひろば』をふりかえります。
Posted by へんこつ侍 at 23:25 | 協働を考えよう! | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(1)