文化財防火デー[2008年01月25日(Fri)]
今日、国指定史跡丸亀城跡本丸広場にて文化財防火訓練を行いました。
これは、昭和24年に日本最古の壁画があった奈良法隆寺金堂が火災にあったことを教訓に、毎年1月26日を文化財防火デーと制定し、文化財防災や文化財愛護思想の普及を図る目的で実施しています。
この防火訓練に私も関係部署の一員として参加しました。
会場となった丸亀城本丸広場には築城当時から現存する木造天守があり、全国でもわずか12城しかないうちの1つなのですが、標高70m弱の小高い亀山の頂上に位置するため、消防本部による消火活動のみならず、関係部署職員による初期消火活動が大切な役割となります。
訓練とはいえ、通常では想定できない状況ですので、一つ一つの動作に正確性と安全性を求められます。
私も慣れない消火ホースを手に放水演習を実践しました。
放水活動の様子です。
放水演習後は、丸亀市消防本部消防長から講評がありました。
私も本日限定の自衛消防隊長として現場点検状況を報告しましたが、日頃から訓練を受けた消防隊、救急隊のようなシャキッとしたものではなく、とても恥ずかしい思いとともに、我が丸亀市消防本部の頼もしさも感じることとなりました。
さて、丸亀市では毎年、文化財防火デーに合わせた防火訓練を実施しています。
しかし、全国の自治体でこうした訓練が実施されているのは49%と半数以下で、香川県内では41%の実施に留まっています。
文化財は各地域の財産であるとともに、現在、過去、未来の国民の貴重な財産です。
これまで古から大切に守られてきた歴史遺産を後世にきちんと受け継いでいくことは、現在生きる者の使命であります。
訓練をしていても非常事態では十分な活動ができない状況になることもあることでしょう。
いざという時に、どうしたらよいのか、消防隊が駆けつけるまでに何もできないから何もしないで傍観しているわけにはいかないのです。
今日のような防火訓練で、消防隊の素晴らしさを再認識し、褒め称えることも大切なことですが、まず自分に何ができるのかを考えるきっかけでもあると思うのです。
本日の防火訓練の様子をそばでご覧になられていた文化財保護関係者のご挨拶は当事者らしからぬとてもお粗末なものでした。
一緒に見ていた中学生達は実際にどのように感じたのでしょう。
ただ傍らにいて傍観しているのではなく、彼らにも何か消火活動、救急活動を体験して感じてもらう必要があったのではないかと思います。
北風に煽られて放水した水がシャワーのように私達放水活動をしている職員、隊員にかかり、全身ずぶ濡れになりましたが、自分達のまちのシンボルである丸亀城を火事から守るのだという強い使命感で寒さは全く感じませんでした。
日頃から危機管理意識を強く持たなければいけないことを改めて痛感しました。
この訓練の様子は
四国新聞『地域の歴史遺産守ろう−丸亀城天守閣で放水演習』
にも掲載されています。
これは、昭和24年に日本最古の壁画があった奈良法隆寺金堂が火災にあったことを教訓に、毎年1月26日を文化財防火デーと制定し、文化財防災や文化財愛護思想の普及を図る目的で実施しています。
この防火訓練に私も関係部署の一員として参加しました。
会場となった丸亀城本丸広場には築城当時から現存する木造天守があり、全国でもわずか12城しかないうちの1つなのですが、標高70m弱の小高い亀山の頂上に位置するため、消防本部による消火活動のみならず、関係部署職員による初期消火活動が大切な役割となります。
訓練とはいえ、通常では想定できない状況ですので、一つ一つの動作に正確性と安全性を求められます。
私も慣れない消火ホースを手に放水演習を実践しました。
放水活動の様子です。
放水演習後は、丸亀市消防本部消防長から講評がありました。
私も本日限定の自衛消防隊長として現場点検状況を報告しましたが、日頃から訓練を受けた消防隊、救急隊のようなシャキッとしたものではなく、とても恥ずかしい思いとともに、我が丸亀市消防本部の頼もしさも感じることとなりました。
さて、丸亀市では毎年、文化財防火デーに合わせた防火訓練を実施しています。
しかし、全国の自治体でこうした訓練が実施されているのは49%と半数以下で、香川県内では41%の実施に留まっています。
文化財は各地域の財産であるとともに、現在、過去、未来の国民の貴重な財産です。
これまで古から大切に守られてきた歴史遺産を後世にきちんと受け継いでいくことは、現在生きる者の使命であります。
訓練をしていても非常事態では十分な活動ができない状況になることもあることでしょう。
いざという時に、どうしたらよいのか、消防隊が駆けつけるまでに何もできないから何もしないで傍観しているわけにはいかないのです。
今日のような防火訓練で、消防隊の素晴らしさを再認識し、褒め称えることも大切なことですが、まず自分に何ができるのかを考えるきっかけでもあると思うのです。
本日の防火訓練の様子をそばでご覧になられていた文化財保護関係者のご挨拶は当事者らしからぬとてもお粗末なものでした。
一緒に見ていた中学生達は実際にどのように感じたのでしょう。
ただ傍らにいて傍観しているのではなく、彼らにも何か消火活動、救急活動を体験して感じてもらう必要があったのではないかと思います。
北風に煽られて放水した水がシャワーのように私達放水活動をしている職員、隊員にかかり、全身ずぶ濡れになりましたが、自分達のまちのシンボルである丸亀城を火事から守るのだという強い使命感で寒さは全く感じませんでした。
日頃から危機管理意識を強く持たなければいけないことを改めて痛感しました。
この訓練の様子は
四国新聞『地域の歴史遺産守ろう−丸亀城天守閣で放水演習』
にも掲載されています。
Posted by へんこつ侍 at 23:02 | 讃岐オリジナル | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)