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讃岐では、へんこつ店主のつくるうどんがじょんならんぐらいうまいことがある。
へんこつは人を寄せ付けないほどの情熱とこだわりのオーラを持つ人。
私、へんこつ侍が地元丸亀でへんこつの種まき始めますよ。

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『地域力創造部』創設?[2007年08月23日(Thu)]
今朝の新聞を見て奮起炎しています。

記事をかいつまんでご説明します。

菅義偉総務相は2008年度に総務省内に『地域力創造部』を新設し、街づくり支援のため同省職員の派遣を小規模の地方自治体にも拡大する方針を明らかにした。

独自の地域活性化策に取り組む自治体を支援する「頑張る地方応援プログラム」を従来の財政支援から更に強化する。

菅総務相は「現場を持つ市町村に派遣したい。やる気のある地方を人材面からも応援したい。」と強調している。



率直なところ、この記事というか、総務相の発言は地方や地方自治体職員を愚弄している怒りと思えるのです。

「やる気のある地方を」というくだりも上から物言うようで気に食わない。

「人材面からも応援したい」というのは、裏返せば地方自治体の職員は能力がないというふうにも聞こえてしまう。

総務省の職員はみんな優秀だと言わんばかりだ。確かに優秀なのだろう。なんせ国家公務員様だから。


しかし、この記事には続きがあるのです。



総務省からの職員派遣は、財政再建団体に指定された北海道夕張市の要請を受けて一人派遣した例もあるが、都道府県や政令市などの

大規模な自治体が中心。過疎や格差問題の深刻化を背景に、市町村側の要望が強まったことを受け、間口を広げることになった。



地方分権といいながら、一方では自分たちから地方自治ができないと国に職員派遣を要請するというねじれは一体どういうことなのでしょう。

つまり私の腹立たしい原因は、地方自治体に起因しているということなのです。
総務相の発言に文句を言っているだけではいけないのです。

こういう地方自治体が多いことはとても悔しいです。


国の職員が単身見知らぬ地方にやってきて、快刀乱麻を断たれたのでは、私のようなへんこつ侍は立つ瀬がないのです。


市民活動や協働も時間はかかるけれど、地道に積み上げることを地域と一緒に我々が取り組んでいくことで、自分たちの愛するまちを、よりよくしていこうとするものなのです。
国の職員が出向してできることは、各省庁の狡猾な仕組みをうまく活用する手ほどきだけで、真の地域力を創造することとは少し違うような気がします。しかし、良くも悪くもきっかけになることには違いありません。



これを書いているうちに昨日の高校野球で優勝した佐賀北高校のことが思い浮かびました。

地方の県立進学校が、並み居る有名私立高校を撃破し、頂点に立ったことを。

彼らには有名私学のように十分な野球環境がなく、地道な基礎練習を積み重ねてきたと聞きました。

甲子園に来てからも、勉強ちゃんとしていたとも。

特待生問題で有名私学が春以降ドタバタしていたころ、彼らは彼らのできることを一生懸命やっていたのでしょう。


国のエリートが特待生だとは言いませんが、我々地方の職員もエリートには経験することのできない『生きた現場』があります。

その『生きた現場』には、人の生活の全てがあるのです。国のごく限られた職能だけで人は生活することはできません。

我々の強みは『生きた現場』にいる市民の皆様であり、市民の皆様との強い信頼関係がひいては真の『地域力創造』につながるのです。

我々は、ややもすると市民生活の諸事雑事を扱っているという風に考えてしまいがちです。
しかし、それもこなしながら、専門分野でも能力を発揮することができるのです。
そのうえ、市民職員として、市民の皆様とも対話し、スキンシップ並みのコミュニケーションを図ることもできるのです。
これこそがまさに地方に住み、地方自治を目指す職員のあるべき姿なのだろうと思うのです。


国の仕組みを活用することは悪いことではありません。市民生活が向上するという目的を達成するためには様々な手段を使うこと、できるだけ多くの引き出しを持っていることはとても大切なことです。

しかし、策に溺れず、自分たちの力で頑張って歩いていくことを忘れてはならないと思うのです。

私のボランティアの師匠であるnyyaさんの言葉

『足あとが肥やしじゃ〜。』

が我々地方自治体職員に必要な姿勢だと思うのです。



ということで、いつもよりも増して燃え炎上がっているのでした。

負けないで頑張りますよ。

Posted by へんこつ侍 at 23:05 | へんこつ | この記事のURL | コメント(4) | トラックバック(0)

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