無事開放!![2007年07月15日(Sun)]
昨日からのことを少しふりかえってみますと…。
昨日の朝、注意報待機から朝帰りして、ブログを書いてすぐ寝たのですが、それから1時間後に
「丸亀城の水路が詰まっていて今後の大雨に被害が出たらいけないと市民の方からの通報があった。どうやらその現場はへんこつ侍にしか分からないと言っている。台風に備えて対応されたし。」
自宅から角スコップとハグワを持って丸亀城へ登城。
応急処置でモグラのごとくホリホリしました。
作業終了し、また帰宅。
お昼ごはんを食べて、今度こそ仮眠
が、ひっきりなしにかかってくる
当然のことながら、現場が動いているのに寝てる暇はないということなのでしょう。
なんだかんだで結局は16:35に警報発令で出動です。
以降は事務所で待機。
平成16年の夏から秋にかけて襲来した台風16、18、21、23号の経験を生かし、丸亀市の公園と街路樹の現状をすべて把握している私は、現場には出ずに対応策を指示することになっています。
話はそれますが…。
平成16年の台風16号が来た時には、大変な被害が出て、本当にたくさんの樹木が倒伏し、幹線道路を封鎖してしまったことがあったのですが、この時は、通報や現場パトロール担当者からの報告だけでは、私自身が現場でどういう状態になっているのかが全く理解できず、私が現場に足を運んだのでした。
ヒマラヤシーダー(ヒマラヤスギ)の大木が軒並み倒伏し、私の目の前でバタバタと倒れていく様は本当に恐ろしく、樹木の真横に立っていると根が上に持ち上げられて私の体が持ち上がるのです。
そんな状況を見て、私が事務所に帰れるはずもなく、現場で陣頭指揮を執っていたのでした。
ところが、被害にあった現場はここだけではなかったのです。市内の至る所で樹木の倒伏や幹折れがあり事務所は通報や苦情で沸いていました。
しかし、具体的にどう処置するという指示が出ず本当に混乱していたのです。
樹木が邪魔になって道路が通行できないという場所もありました。
これには私も本当に悔やみました。一番現場のことを知っている私が不在でもっと被害が出ていることに気付き、本当に申し訳ない気持ちでした。
どんな理由があっても言い訳はできません。
幸い人命につながる被害はありませんでしたが、これ以降事務所で情報を処理し、自分が現場で作業するのではなく、的確な指示を出すことに専念させてもらっています。
この平成16年以降、どの街路樹がどういう状態で、事前にどういう処置をし、万が一に備えてどういうことが起こるかということを維持管理業者さんや課内で情報共有するようにしています。
そして、私は必ずシミュレーションをやっています。
それでも自然現象のことです。何が起こるかわかりません。
しかし、どういう場合にも浮き足立たずにその状態で最善を尽くすことを考えています。
話を戻します。
先輩たちにパトロールをお願いし、私は事務所待機です。雨は少なかったのですが、時折突風が吹いてとても心配でしたが、先輩からの『異常なし』の報告が入ると本当にホッとします。
丸亀では大きな被害もありませんでした。
解散後、やはり現場が気になって、深夜一人でパトロール。結局床に就いたのは、今日の朝5時でした。
今朝9時半すぎに上司からです。
『早明浦ダムの貯水率が100%になり、渇水対策本部もすべて解散した。公園のトイレを早く開放したいが、お昼から一緒に行かないか?』
上司も昨夜は遅くまで待機だったので大変疲れていることでしょう。
『お休みもあと1日半あることですし、早めに開放した方がよいでしょうね。主要なところは私が開放しておきます。』
と、頭は寝ぼけているし、気持ちは「まぁ休み明けでも問題ないのにねぇ〜。」と思っているのに、口から出る言葉は全く別なのです。
かくして、朝食も身支度もそこそこに出動。もう曜日の感覚が麻痺していて、市内を走っているとやたら家族連れや県外ナンバーが多いのです。
そして、『ついに…閉鎖!!』で使用禁止にしていたすべてのトイレを無事開放。
ついでに市内の公園の被害状況も念のため改めて確認してきました。
この作業中本当にたくさんの市民の皆様から温かいお言葉を頂きました。
そして、昨日の台風の処置も午前中の早い段階で維持管理業者さんにお願いしてあったので、そちらも喜んで頂けたようでした。
やはり、水は大切です。
昨日の雨で市民の皆様の気持ちにも少し余裕というかゆとりのようなものを感じました。
普段作業をしていてもこれほどは声を掛けて頂けません。
渇水と台風を何とか乗り越えることができてよかったという共通の感情のようなものがそうさせるのかどうかはわかりませんが、何となく、いつもののんびり落ち着いた丸亀に戻ったような気がするのです。
のんびりとした香川のシンボル的のんびり風景をどうぞ。
まだ、水位がたかい濁流の土器川と讃岐富士の別名をもつ飯野山(いいのやま)です。
今日この近くで、はなさかさんとニアミス。怖い顔して仕事してたのバレたかな?
そして、いつもの「上を向いて歩こうin香川」とは違う位置からの象頭山と大麻山です。
写真右の方が象の頭のように見えると思います。
渇水が一応終息してよかったです。しかし、今後も節水は続けますよ。
が、明日は待ちに待った洗車です。嬉しくて眠れそうにありません。
昨日の朝、注意報待機から朝帰りして、ブログを書いてすぐ寝たのですが、それから1時間後に
「丸亀城の水路が詰まっていて今後の大雨に被害が出たらいけないと市民の方からの通報があった。どうやらその現場はへんこつ侍にしか分からないと言っている。台風に備えて対応されたし。」
自宅から角スコップとハグワを持って丸亀城へ登城。
応急処置でモグラのごとくホリホリしました。
作業終了し、また帰宅。
お昼ごはんを食べて、今度こそ仮眠
が、ひっきりなしにかかってくる
当然のことながら、現場が動いているのに寝てる暇はないということなのでしょう。
なんだかんだで結局は16:35に警報発令で出動です。
以降は事務所で待機。
平成16年の夏から秋にかけて襲来した台風16、18、21、23号の経験を生かし、丸亀市の公園と街路樹の現状をすべて把握している私は、現場には出ずに対応策を指示することになっています。
話はそれますが…。
平成16年の台風16号が来た時には、大変な被害が出て、本当にたくさんの樹木が倒伏し、幹線道路を封鎖してしまったことがあったのですが、この時は、通報や現場パトロール担当者からの報告だけでは、私自身が現場でどういう状態になっているのかが全く理解できず、私が現場に足を運んだのでした。
ヒマラヤシーダー(ヒマラヤスギ)の大木が軒並み倒伏し、私の目の前でバタバタと倒れていく様は本当に恐ろしく、樹木の真横に立っていると根が上に持ち上げられて私の体が持ち上がるのです。
そんな状況を見て、私が事務所に帰れるはずもなく、現場で陣頭指揮を執っていたのでした。
ところが、被害にあった現場はここだけではなかったのです。市内の至る所で樹木の倒伏や幹折れがあり事務所は通報や苦情で沸いていました。
しかし、具体的にどう処置するという指示が出ず本当に混乱していたのです。
樹木が邪魔になって道路が通行できないという場所もありました。
これには私も本当に悔やみました。一番現場のことを知っている私が不在でもっと被害が出ていることに気付き、本当に申し訳ない気持ちでした。
どんな理由があっても言い訳はできません。
幸い人命につながる被害はありませんでしたが、これ以降事務所で情報を処理し、自分が現場で作業するのではなく、的確な指示を出すことに専念させてもらっています。
この平成16年以降、どの街路樹がどういう状態で、事前にどういう処置をし、万が一に備えてどういうことが起こるかということを維持管理業者さんや課内で情報共有するようにしています。
そして、私は必ずシミュレーションをやっています。
それでも自然現象のことです。何が起こるかわかりません。
しかし、どういう場合にも浮き足立たずにその状態で最善を尽くすことを考えています。
話を戻します。
先輩たちにパトロールをお願いし、私は事務所待機です。雨は少なかったのですが、時折突風が吹いてとても心配でしたが、先輩からの『異常なし』の報告が入ると本当にホッとします。
丸亀では大きな被害もありませんでした。
解散後、やはり現場が気になって、深夜一人でパトロール。結局床に就いたのは、今日の朝5時でした。
今朝9時半すぎに上司からです。
『早明浦ダムの貯水率が100%になり、渇水対策本部もすべて解散した。公園のトイレを早く開放したいが、お昼から一緒に行かないか?』
上司も昨夜は遅くまで待機だったので大変疲れていることでしょう。
『お休みもあと1日半あることですし、早めに開放した方がよいでしょうね。主要なところは私が開放しておきます。』
と、頭は寝ぼけているし、気持ちは「まぁ休み明けでも問題ないのにねぇ〜。」と思っているのに、口から出る言葉は全く別なのです。
かくして、朝食も身支度もそこそこに出動。もう曜日の感覚が麻痺していて、市内を走っているとやたら家族連れや県外ナンバーが多いのです。
そして、『ついに…閉鎖!!』で使用禁止にしていたすべてのトイレを無事開放。
ついでに市内の公園の被害状況も念のため改めて確認してきました。
この作業中本当にたくさんの市民の皆様から温かいお言葉を頂きました。
そして、昨日の台風の処置も午前中の早い段階で維持管理業者さんにお願いしてあったので、そちらも喜んで頂けたようでした。
やはり、水は大切です。
昨日の雨で市民の皆様の気持ちにも少し余裕というかゆとりのようなものを感じました。
普段作業をしていてもこれほどは声を掛けて頂けません。
渇水と台風を何とか乗り越えることができてよかったという共通の感情のようなものがそうさせるのかどうかはわかりませんが、何となく、いつもののんびり落ち着いた丸亀に戻ったような気がするのです。
のんびりとした香川のシンボル的のんびり風景をどうぞ。
まだ、水位がたかい濁流の土器川と讃岐富士の別名をもつ飯野山(いいのやま)です。
今日この近くで、はなさかさんとニアミス。怖い顔して仕事してたのバレたかな?
そして、いつもの「上を向いて歩こうin香川」とは違う位置からの象頭山と大麻山です。
写真右の方が象の頭のように見えると思います。
渇水が一応終息してよかったです。しかし、今後も節水は続けますよ。
が、明日は待ちに待った洗車です。嬉しくて眠れそうにありません。
Posted by へんこつ侍 at 22:52 | 社会の問題 | この記事のURL | コメント(8) | トラックバック(0)