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讃岐では、へんこつ店主のつくるうどんがじょんならんぐらいうまいことがある。
へんこつは人を寄せ付けないほどの情熱とこだわりのオーラを持つ人。
私、へんこつ侍が地元丸亀でへんこつの種まき始めますよ。

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フェア・トレードシンポジウム2[2007年03月11日(Sun)]
休憩時間中。

携帯メールメール「今、外に出ました。」

そうなのです。
今日は、Coleさんが出演するシンポジウムに参加する他にも、環☆さんがつないでくれた京都のsonoさんにも会うことにしていたのです。

ブログでは約3ヶ月ほど前から色々とご意見を頂き、情報や想いを交流していたのです。
といっても約150人ほどの中から探すのは難しいのです。
早速、電話携帯することに。

すると、2mほど前にいた女性がタイミングよく携帯を開き始めたのです。
お互いの声がサラウンド状態。「はじめまして。」のご挨拶でびっくり。

先にご紹介した、シンポジウム開始早々から猛然とノートを取り始めた女性だったのです。

受講中の様子を伺い「ひょっとして?」と例の「へんこつ第六感」。今回もピタリ的中です。
挨拶もそこそこに、すぐさま「込み入った話」へ。日頃から共有していると、出会ってすぐ打ち解けられるのもブログ効果。

私が目指す合意形成の絶対条件となる「相互理解」をより深めるための手法としてのブログは、間違いなくこれからの必須ツールといえるのでしょう。

休憩時間が終わり、また新しい気持ちで後半のシンポジウムへ。
これからはColeさんの出番です。

基調報告へのコメント及びパネルディスカッションということで、パネリストの皆様です。

右から、
近藤康男氏、北澤 肯氏、辻 隆夫氏、中村陽一氏、兵頭亜沙氏

それぞれの皆様から自己紹介とコメントを頂きました。
コメントとディスカッションは途中で区切りの時間がありましたが、ここでは、私の気付きも含めて、パネリストの皆様のコメントをご紹介します。が、混在している場合がありますのでご容赦。

近藤康男氏(オルター・トレード・ジャパン取締役)
まず、ATJ(オルター・トレード・ジャパン)という組織があることを初めて知りました。
そして、元々はNGO組織による緊急支援活動から企業体での民衆交易事業へ転換したこともお話しを伺いながら理解できました。
何より、発展途上国の地域の生活支援、より良い豊かな生活基盤を支えるための手段としてフェアトレードがあり、フェアトレードがより多くの消費者に浸透することは良いことなのですが、例えば大手企業が経営戦略としてCSRという大看板を掲げてこのフェアトレードに取り組んだ時、消費拡大が目的となり、生産地の環境を破壊するほどになるのは本来の目指すべきところではない。消費と生産のバランスを見守り、単にエコノミーではないフェアトレードシェアの拡大が必要であり、「生産地を破壊しない、生産地は依存し過ぎない」ということが分かりました。

辻 隆夫氏(共和食品株式会社取締役生産部長)
フェアトレードコーヒーを取り扱うようになったきっかけは、より付加価値のある商品として、自社商品の売り上げ拡大のためということでしたが、確かに企業としたらニッチに着目し、他社とそして自社製品との差別化の必要性は、私にも理解ができるものでした。
問題点、今後の課題としては、フェアトレードコーヒーをどうやったらより多くの消費者に買ってもらえるのか?ということ、生産者への支援はどのような形で実践されているのだろうか?ということ、直接生産者に対して支援ができるのかということだそうです。最終的には企業の社会貢献がビジネスにつながるようになれば、というお考えがよく理解できました。

中村陽一氏(立教大学21世紀社会デザイン研究科教授)
ネットワーキングの重要性。特に「ゆるやかなつながりが、自発的な強調運動(活動)につながる」ということ、そしてそれには運動(活動)全体のデザインを考えて動けるコーディネーターが必要だということは、これまで私も市民活動の促進を考える上で必要なことだと考えていましたので、より理解が深まりました。
そして、フェアトレードについては、「付加価値競争で消耗戦にならない」ためにも、目的と手段を常に問い直すことが大切であるということ。これについては、フェアトレードだけに限らず、全てのセクターの事業に共通する考え方なのだろうと思いました。

兵頭亜沙氏(FTSN関西・前事務局メンバー)
アメリカでのフェアトレードの現状、そして日本でのFair Trade Student Network(FTSN)の活動についてご説明頂きました。
関東、関西、中国、九州各地区の大学での活動そしてネットワークは、これからのフェアトレードに関する活動をより広く浸透させることだろうと思います。四国は?やはり、大学単独ではなく、地域のNPO・NGOあるいは企業との連携が課題なのだろうと思います。


そして、Coleさんこと、
北澤 肯氏(フェアトレードリソースセンター代表)
まず、先の基調報告で私のような初心者が「フムフムなるほど」とわかるような認証型、提携型の分類についてバッサリ、一刀両断。
FLOの日本支部フェアトレードラベルジャパン(FLJ)で認証業務に取り組んできた方だけに、フェアトレードに関する問題点は、どのパネリストの方よりも知り尽くしている印象を受けました。
フェアトレードには、開発問題と貿易問題が混在しており、フェアトレードの発生過程における歴史的な経緯を踏まえる必要があるということでした。
また、認証ラベルはNGO、企業、市民、学生、行政、自治体をつなぐシンボルであり、フェアトレードの関係やその総体として捉えるという考え方が理解できました。
そして、ラベルそのものはツールであり本質的な問題ではない、団体のポリシーにこだわらずラベルを採用して、フェアトレード普及拡大につなげて欲しいとのことでした。

また、私はこのシンポジウムで行政として取り組むべきことはどんなことか?ということを考えていたのですが、イギリスでは自治体がフェアトレードタウン宣言をし、ネットワークも進めている事例を紹介して頂き、我々地方自治体でも、例えば積極的にフェアトレード商品を公共調達として取り入れることや、広報などの支援に取り組むための仕組みづくりが今後必要となってくるのではということに気付きました。

そして、Coleさんの発言はこのシンポジウムでの核心をつくものでした。フェアトレード第一人者のColeさんは我々にも分かりやすく説明してくださいましたが、私自身身に付いていくことの方が多く、問題点や課題、そして我々の地域での取り組みなどについてまだまだ「借り物」の状態です。もっと深く情報を集め、Coleさんと「少し込み入った話」ができるようになりたいものです。

ということで、予定の時間を大幅に越えるほど、熱の入ったシンポジウムとなりました。

閉会後にColeさん、sonoさんと一緒にお話しができたことホントに嬉しく、充実した時間でした。
半年前までは全く知らなかった者同士が、共通のテーマで(レベルは格段に違いますが…)お話しができること、そして、そこからまた違った気付きを持ち帰り、それぞれの場所でつないで活かして行くこと。本当に大切なことだと思うのです。

Coleさんお疲れ様でした。そして、ここに書ききれていない私オリジナルのたくさんの気付きを頂きました。この気付きは私のこれからの戦略的なネタになるものなので公開できませんが、本当にありがとうございました。またいろんなことをゆっくりお話ししたいですね。

その後、Sonoさんとも少しだけお話しさせて頂きました。落ち着いた、いかにも「京女」らしいその外見からは想像できない前向きな姿勢、そして私も安心する関西弁の使い手。仕事に対する姿勢や人生観もよく似ているなぁと感じました。また、新たな出会いを頂きました。これからもよろしくお願いします。

そして同行したトンネルもぐら君。お疲れ様でした。が、道中いろんなことを共有できましたね。私もトンネルもぐら君からたくさんの勉強をしました。これからの丸亀を背負うという意識をより高めて(思い込みでもいいんじゃないかな?我々の先輩にそんなアグレッシブな姿勢を感じないので)、そしてどんなことも必ず自分のものになると信じてガンガン前に出て行きましょう。全国にはもっともっとたくさんの熱い仲間、同士がいますよ。

「相互理解、合意形成、目標設定、学習、実践、評価・振り返り」昔から私が言い続けていること、ようやくこの丸亀でもその認識が芽生え始めています。これからが本当のスタートです。そして、私はまたこれまで以上にアグレッシブに攻めていきます。

Posted by へんこつ侍 at 14:04 | 社会の問題 | この記事のURL | コメント(11) | トラックバック(1)

フェア・トレードシンポジウム1[2007年03月11日(Sun)]
昨日、公開シンポジウム「『多様なフェア・トレードの発展のために』フェア・トレードが目指すもの:その多様化する現状と課題」に参加しました。後輩のトンネルもぐら君と一緒です。

私はこれまで発展途上国でのコミュニティビジネスの事例についての話を聞く中で、「フェア・トレード」という言葉を耳にするといった程度でした。

生来の英語嫌いから、NGO・NPO、市民活動の中でもこういった外国との関係や国際的な問題については、正直興味がなかったというか、気になってたけど避けて通ってきたのです。
ある意味、自分が住んでいる地域のようなところでは、このテーマの必要性が低いって自分で思い込ませていたところがあったのです。

これまでも、多文化共生の田村太郎さんにお会いし、震災でのご経験をお伺いしてこのテーマについて自分の知識や考えを蓄積できるチャンスはあったのですが。

しかし、昨年、環☆さんのご紹介でColeさんとお知り合いになり、Coleさんのこれまでの諸外国でのご経験や広い視野での考え方を伺い、感動もしたけれど、むしろ自分がこれまで避けてきたことを凄く悔やむこととなったのです。


前置きが長くなりましたが、JR京都駅前のキャンパスプラザ京都の会場につくと、意外にも大勢の参加者に驚きました。大学の講義室のようなつくりで、150人程度は入れる部屋だったのですが、大体埋まっている様子でした。
15:00シンポジウム開始です。

開始とともに、斜め前方にいた女性が猛然とノートを取り始めたので、大変驚いたのと、これからの4時間への不安が募りました。

基調報告@
京都大学農学研究科 辻村英之助教授による「コーヒー危機とフェア・トレード:価格形成の特質と生産地への影響」です。


ここでは、私達のような初心者にも分かりやすく、フェア・トレードの定義や基本的な仕組み、そして、フェア・トレードが目指す目的と現状についてご説明頂きました。

国内のコーヒー市場におけるフェア・トレードのシェアは0.2%程度であり、欧米の1%以上に比べると普及が遅れている現状だそうです。

これまでフェア・トレードを分類してきた「認証制度型」と「産消提携型」の協力が弱いということも問題であるようです。

また、生産者支援を担うという商品の「新しい品質」にとって、フェア・トレードに理解のある消費者が生産地でどのように改善されているかが分かる「顔の見える関係」をつくることが課題であることが分かりました。

また、タンザニアルカニ村でのフェア・トレードプロジェクトの事例で、多機能な図書館が完成したことは、フェア・トレードのモデルとして出来るだけたくさんの皆様に知ってほしいなぁと思いました。


基調報告A
千葉大学文学部教授 鈴木 紀助教授による「認証型/提携型分類再考:フェアトレード・チョコレートの事例から」です。


ここでは、少し難しい内容でしたが、フェアトレードチョコレートを事例にして、従来の「認証型」と「提携型」という分類からより深化した形の分類についてご説明頂きました。
具体的には「Fairtrade Labelling Organizations International(FLO)」が認証する商品である「FLO認証型」、「International Fairtrade Association(IFAT)」 の基準を満たす組織に認証する「IFAT認証型」、フェアトレードに関する基準等が公表されていないものもあるが、独自の基準を定め商品開発されている「独自基準型」に分類できるのではないかということです。

フェアトレードチョコレートを未だ見たことがない私にとっては、具体的なイメージができませんでしたが、ご説明の内容については理解できました。

ここで、一旦休憩です。

そして、このへんこつ侍ブログもこれから少し先がありそうなので、ここで一度UPしておきます。

Posted by へんこつ侍 at 13:42 | 社会の問題 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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