『やれない理屈、やる理由』[2008年09月25日(Thu)]
まずは、先日9月20日付けの四国新聞のコラム『一日一言』をご覧頂きたい。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20080920000069
『やれない理屈』の槍玉に挙げられているのは、やはり役人である。
だからとどうしたということなのだが、実は、先日我が家にやってきた友人yamaさんに、『やらない理由とやる理屈』という言葉で今の自分の信条を話したところだったのである。
一般的な見方に偽りなく、役所では『やれない(やらない)理由』を考える体質があることは
確かである。
それは、役所が悪いという短絡的感情はともかく、役所が公平性を最重視する組織であり、公平性を担保すべく難解な法律や条例といったルールがあるのである。
そして、このルールのほとんどが“制限”や“抑制”を促し、“律する”スタンスで作られたものである。
しかし、世の中の万事が法律に明記されているわけではなく、むしろ書かれていない事柄をいかに読み判断するかというのが、我々役人の役人としてのスキルなのである。
当然だが、誰でもリスクは負いたくない。
しかし、我々が負うリスクとは一体何だろうか?
もちろん市民の皆様の生命に関わる重要な責任もあるが、そこまで重大な案件が毎日あるわけでもない。
せいぜい『ちょっと難しい口調で説明を求められるか、盲点をつかれて大きな声で叱られる』程度のリスクなのである。
そのリスクのために、『やれない(やらない)理由』をいろんな切り口で考えてきた傾向は未だに残っているが、最近の私の職場の雰囲気は以前と比べると大きく変わってきている。
つまり、『やる理屈』を常に考えているのである。
『やれない、やらない』からの出発と、『やろう!やれるんだ!』という出発では、エネルギーがまったく違う。
『やる理屈』を考えて行動すると、いろんなつながりや新しい発見がある。
今、取り組んでいる市民ひろばでの自称“利活用促進キャンペーン”が私にとっての、分かりやすい成果である。
私が今、いろんなことに楽しく取り組んでいけるのは、こうした『やる理由』のおかげである。
目的は何か?本質は何か?
原理や真理を自問自答すると、大きく誤ることはないのだろうと思う。
明日も『やる理屈』をこねて頑張ろう!!
Posted by へんこつ侍 at 23:58 | へんこつ | この記事のURL | コメント(4) | トラックバック(0)
コメントありがとうございます。
昨日の講座は盛り上がっていたようですね。
ライブ感覚でのブログ講座は参加者全員が楽しめるからいいですねぇ。
宮崎をうらやましく思う気持ちもありますが、どうやればみんながイキイキと取り組めるかということを、おいちゃんやこがちゃんが丸亀よりも何周も先に実践して下さるので、とても勉強になっています。
仕事だけでなく、市民活動の方も、『やれない理由』を追いかけず、『やる理屈』を先行して頑張っていきたいと思います。
橋を架け、翻訳できるようにやっていかなければ!!ですね。
相互理解は協働への第一歩ですよね。