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アマゾンで鍼灸治療?[2009年11月03日(火)]


今年の8月ペルーのチャンチャマヨと呼ばれるアッパージャングル(標高の高いジャングルのこと)の村に行くことが出来ました。村は名前は「アルト・パロマル」でコーヒー生産で成り立っている場所です。

ガイドをしてくれていた人に、日本で鍼灸を勉強していると言ったら「ここでも似た様な治療を植物使ってやるんだよ」と教えてくれました。彼の話によれば「筋肉痛、神経痛、五十肩、膝の痛み」などに使われているそうです。僕は何度かジャングルに行く機会がありましたが、初めてこのような治療を耳にしました。



森を歩いているときに治療に使われる植物を見せてもらいました。チャンチャマヨでは「Chalanka(チャランカ)」と呼ばれているそうです。インターネットでも調べてみました、見つかりませんでした。残念ながらここで学名を紹介することが出来ません。もし誰か写真を見て、植物の学名がわかれば是非教えてください。

痛みの度合いによって使われる部位が変わるそうです。痛みが軽いとき、葉っぱの細い毛のようなトゲの部分を使うそうです。治療はいたって簡単なのですが、痛みの部位に葉っぱを押し当てるだけです。


今回の写真だと見にくいですが、
葉っぱの裏に見える毛のような部分を
治療に使います。


僕も腕に試しましたが、想像していた以上に嫌な感覚におそわれました。葉っぱのトゲは細いので、甘く見ていました。痺れ痛い感じで、腕の皮膚は直ぐに赤くなりました(医学用語ではフレアと呼ばれる現象です)。鍼灸でも鍼を刺したとき、鍼体の周りにフレア現象が起こることがよくあります。治療の中ではいい反応として受け止められる場合が多いです。ただ「Chalanca」を用いた場合の反応が非常に早く、大きいので、この植物特有の成分が影響していると思っています。



痛みが大きい場合は茎の太いトゲを使用するそうです。さすがにこの部分を試す勇気がありませんでした

ガイドが自分が経験した「Chalanca」治療を話してくれました。突然、日本で言われている「四十肩」になり、関節周辺が痛くなり、肩が上がらなくなったそうです。病院で受けた治療では良くならず、シャーマンの友達に相談したら「Chalanca治療」が進められました。疑い半分にやってみたら、次の日から嘘のように痛みと可動域制限が改善していたそうです。

村のいろいろな人に話しを聞いてみたら、皆「Chalanca治療」のことを知っていたが、痛いから治療として使用したことがあると答えた人が少なかったです。

鍼治療も初期の頃、植物のトゲや動物の骨が使われたと思われています。ペルーのアッパージャングルの小さな村で、鍼灸の初期の治療方法を見つけると思っていませんでした。世界の伝統哲学や伝統治療の不思議なつながりを感じました。

鍼灸の機序の一つとして「異物が体内に侵入することにより、末梢神経から神経伝達物質が放出され、血管拡張作用を促したり、痛みを緩和したりする」と言われています。「Chalanka治療」でも同じような効果が得られると個人的に思っています。




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