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Yunza祭り[2006年11月02日(木)]

Yunza(ジュンサ祭り)


大学のインターンで(2001年)高山地にあるワンカヨ市(標高3300m)で1ヶ月間、牧場関係の実習を行いました。私はリマ市で生まれ育ち、高山地の生活に長く触れるのは初めての体験でした。



偶々ボクが行った月にYunza祭りというのがあって参加をすることが出来ました。この祭りは木に「お土産、お菓子、玩具、生活用品」などを飾りつけ、木の回りを円になって踊りをしながら、順番に斧で切れ目を入れていきます。大体30分〜1時間で切り倒されますが、最後に切り倒した人が翌年の祭りの「Padrino(主催者)」になります。

祭りそのものは結構大々的に行われ、村人が殆ど集まり、地元バンドのリズムに合わせながら、踊りを楽しみ、おばさんたちが心を込めて作った料理を味わうことが出来ます。「Padrino」が祭りの全経費を出すので、料理、酒は無料です。元々「Padrino」になるのは名誉的なことでしたが、最近の不況でみんな、なりたがらないのが現状です。

当時、学生だったボクたち(4人)は教授に参加をさせられ「絶対切り倒すなよ」といわれました。酒も回っていた僕たちは、踊りの円に入り、下手なリズムで周りの真似をしました。斧が手に渡されると、緊張しながら軽く叩く、でも周りの人が「男の様にたたけ、あれじゃ〜家の女房の方が強いぞ〜」と笑われながら、冷やかしが飛んできました。仕方なく、やり直しをし、次の人に斧を渡します。最初はいいのですが、段々木がふらついてくると、「もうヤバイよ、回って欲しくないな〜」という思いが強くなっていきます。

ダンスしながらも、酒が回されて、飲まされます。この日、酔いかけていた友人が運よく?運悪く?木を切り倒してしまいました。

木が落ちると同時に、周りの人があっという間に押しかかり、木のお土産を奪い合いました。子供たちが特に、信じられないスピードで次から次へと取っていきました。ボクが走りついたときには、何もありませんでした。しゅ〜んとしていたボクを見た子供が「ボクたくさん取れたからこれあげるよ」と言って、飴の入った小さな袋をもらいました

本当は何かが欲しかったのではなく、祭りに参加した証に、自分で何かを取りたかったのですが、慣れていないせいで何も取れませんでした。飴の小袋をもらうつもりはなかったのですが、子供がどうしてもというので、受け取りました。

それで、切り倒した友人は「祭り主催者の同意書」みたいなものにサインさせられ「どうしよう〜」という表情を浮かべていました。後になって聞いた話しでは教授が翌年の「Padrino」になったそうです。

木が倒されても、祭りは続き、この日は夜中近くまで、「食べて、飲んで、踊って、騒いで」の繰り返しで、楽しく過ごすことが出来ました。

この日、特に感じたのは村人たちの「暖かな心」でした。


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