逆カルチャーショックA[2006年10月22日(日)]
続き。。。

夏休みの間は、勉強をするつもりもなく、時間があまっていたので、様々なテーマの本を読みました。SF、サスペンス、ノンフィクション、東洋哲学などなど。。。お母さんが言ってくれた通り、何となくポジティブなエネルギーをもらい、前向きに2学期を迎えることが出来ました。前向きとは言っても、不安はまだ残っていましたが、自然と授業をサボる回数が減りました。
それまで、授業を真面目に受けていなかった罪悪感があったため、親との会話を避けていましたが、夏休みの件以来、何となく、お互いの距離が近くなり、話すことが多くなりました。予備校に通いながらも、読書は続けました。特に心理学・哲学的なテーマに興味を持ち、新しい発想が自分に生まれ始めました。
お母さんはペルーの日系社会向けの新聞「ペルー新報」で、長くボランティアで記事を書いていました。お互いの距離が近くなってから、新聞に出す前に、僕に記事を読ませ、感想を聞いていました。その刺激も受け、心に溜まっていた「モヤモヤ」を吐き出すために、自分の考えを自分のために書く様になりました。
そんなある日、自分が書いたものをお母さんに見せたら、「いいね〜」と言われ、自分が知らないうちに、ペルー新報に載せられました(笑)。お母さんは僕を驚かそうとして、秘密にしていたみたいです。
最初は戸惑いましたが、自分が書いたものが新聞に載ることによって、思いもよらない様な人から声をかけられました。「いい記事を書いたね」、「これからも続けるよね」、「いろいろ考えているんだね〜、偉いね〜」と言われ、今まで自分に一番欠けていた「自信」が少しつきました。
心にぽっかり空いていた「穴」が、少しずつ埋まって行き、自分にとって一番大変だった時期を乗り越えることが出来ました。大学にも無事合格し、子供の頃から夢だった獣医への第1歩を歩むことが出来ました。
母親の優しさ、本、ペルー新報、そして声をかけてくれた人たちによって、泥沼にはまっていた自分を救ってくれました。
今でも感謝の気持ちで心がいっぱいです。
(その後、新聞からの依頼もあり、約2年間、ボランティアで書き続けました)





