ペルーの旗[2006年06月25日(Sun)]
ペルーの旗は飛んでいるフラミンゴをヒントにして、連想的に考えられたと言われています。赤は「独立戦争」で流された「血」を表し、白は独立後の「平和」の願いを表しています。
白い縦線の中に紋章がありますが、皆さんどう言う意味が込められているかご存知ですか?
紋章の左側に見られる動物は「ビクーニャ」であります。ビクーニャはラクダ科に属し(アルパカの親戚)、主に南米ペルー、アンデス山脈の標高4000m〜6000mの高地に生息しています。ビクーニャの毛は世界で一番細く、最も稀少価値の高い動物繊維であります。現在ワシントン条約によって国際保護動物として、捕獲制限されています。
右側にあるのは「キナの木」であります。キナの樹皮に含まれるアルカロイド「キニーネ」が昔、マラリアから人類を救いました。現在、化学合成もできるようになりましたが、コストがかさむため医薬品としては現在でもキナから採集されています。
下側には「角から貨幣」がこぼれ出ています。
いずれも、ペルーと言う国の豊富さを表しています。
続く。。。