災害時の地域コミュニティー[2019年02月03日(Sun)]
西日本豪雨災害から間もなく7ヶ月が経過します。
先日、総社市と倉敷市真備町の被災地を訪れて
お話を聞かせていただく機会がありました。
総社市下原地区ではアルミ工場が爆発して大きな被害が
出ました。雨の中、地域の方が避難したにも関わらず
けが人も出すことなく避難所へ無事に移動が完了しています。
画像を見る限りの推測になりますが、当日は瓦やガラスが
散乱しており想像を絶する状況であったと思われます。
この地域では平素より、避難訓練を繰り返し実施していた
とのことですが、一般的な避難訓練ではないことに驚き
地域の結束の強さと、コミュニティの重要さを痛感しました。
雨の日も、夜間の時間帯でも避難訓練を繰り返し行っていたこと
多くの自冶体などで参考にはなっても実際にこれを実行する場合
ほとんどで実行までに多くの障害があってとん挫することが多い
ことと思われます。
地域住民の理解や協力がないとここまでの訓練は不可能です。
新興住宅地やマンション、コーポが増えている私たちの町で
このような訓練を計画してもほぼ、実現は困難と推測します。
地域特性や家族構成特性に相違があることも事実です。
しかし、実際に災害が発生した場合には逃げ遅れなどが
発生することも火を見るより明らかだと思われます。
地域防災に携わる者、団体として今後どのような方法や
手段で自助、共助の重要性の啓蒙するかは大きな課題として
大きくのしかかっています。
真備町の復旧状況も見せていただきましたが
小田川、高梁川の復旧工事は徐々に進んでいましたが
まだ時間がかかります。
被災された家屋の解体も、当初の計画よりも時間が
必要とのことです。
また、被災された方々の生活再建もこれからも大変です。
私たちの団体に今できること、これからできることは
小さな力かもしれませんがコツコツと支援活動を継続
することの大切さを改めて感じた1日でした。