CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2013年05月 | Main | 2013年07月»
記事の分類
お薦めサイト
地域SNS「ふらっと」
月別アーカイブ
最新コメント

宮城県自閉症協会と朝日文化事業団が米国ノースカロライナ大学のゲーリー・メジボフ教授による講演会を9月2日に仙台で開催 (07/17) 佐藤 琴子
年一回の「オヤジの会」−きょう「シエルの会」が (11/20) dvd@cdrw.club.ne.jp
NPO法人「全国LD親の会」が28日に20周年記念フォーラム (02/05) 静岡県立浜北西高校 老川晴代
宮城教育大学が3月14日に特別支援教育セミナー 大学における障害のある学生の支援の取り組みを紹介 (06/04) 一般人
日本発達障害ネットワークが27日、障害者自立支援法の一部を改正する法律案ついて緊急要望書を出しました。 (06/03) みやぎアピール大行動実行委員会事務局
新しい障害者法制を求めて、アピール大行動が行われました (04/27) おおた
映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」が上映中ですが主人公はADHDとLD (04/06) 森杜
えじそんくらぶ「森杜」親の会宮城が、サイトをブログに移行しました。 (11/11) 管理者
拡大教科書等を発達障害のある児童生徒にも、著作権法に初めて発達障害への「配慮」を盛り込む (03/07) 執筆者
拡大教科書等を発達障害のある児童生徒にも、著作権法に初めて発達障害への「配慮」を盛り込む (03/07)
http://blog.canpan.info/haxtutatusien/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/haxtutatusien/index2_0.xml
タグクラウド
QRコード
毎日新聞が6月14日、佐賀県・太良高校の様子を紹介しました。 [2013年06月18日(Tue)]

新教育の森:発達障害 佐賀・太良高 県全域から受け入れ、「ユニバーサル化」推進 
毎日新聞 2013年06月14日 地方版

◇周囲の刺激、環境に配慮
 佐賀県立太良(たら)高校(同県太良町)は2011年度、発達障害のある生徒らを対象に、県内全域から入学を受け入れる「全県枠」を導入した。同校は「障害の有無にかかわらず、参加しやすく、分かりやすい」をテーマに「教育のユニバーサルデザイン化」を推進しており、来春には全県枠から初めての卒業生を送り出す。発達障害の児童・生徒を取り巻く現状を報告する。
【蒔田備憲】

 白い壁の教室内を見渡すと、前方には時計、黒板、電子黒板だけ。「今日はここから始めます」−−。担当教諭はページ数を黒板に書き出した。「枕草子」を取り上げた国語の授業では「春はあけぼの」の文面に合った画像が電子黒板に映し出され、生徒たちはそれを見つめる。授業内容を理解し関心を高めてもらうのが狙いだ。
 発達障害は、個々の特性によって内容、程度が異なる。山口孝校長は「曖昧さが苦手だったり、周囲から刺激を受けやすかったり、状況や環境に依存しやすい特徴がある」と言う。
 教室前方に掲示物を張らないのも、その対策の一つ。普通教室の名称も「101教室」などと数字表記で統一し、生徒が移動する時に混乱しないよう配慮する。室内の雑音を減らすため机と椅子にはカバーを付けている。
 ICT(情報通信技術)も積極的に活用。関心と集中力を向けやすくするのが目的で、全ての普通教室に電子黒板を配置し、ドリル問題に携帯型ゲーム機を活用する。
 同校の特別支援教育コーディネーター、南一也教諭が「目の前にいる生徒を理解することが重要。そのために必要な配慮を考える必要がある」と説明するように、全教員は、大きな声を出さない▽目の前から話しかける▽大事なことはゆっくりと言葉にする−−などの注意事項を記したメモを、出席簿に挟み携帯している。
 全県枠で入学し、目標を見つけた生徒もいる。
 県内の高校から編入した3年、中尾優理さん(18)は1年の時に突然、通学できなくなり、不登校になった。音に敏感で、人が多い場所も苦手だ。太良高に編入後、相談すると、授業中でも耳栓を付けることを認めてもらったという。
 「この学校に来たから目標を考えることができるようになった」と中尾さん。今は大学進学を目指しているといい「私の思いを聞き、気遣ってくれる。前の高校では『自分がいない方がスムーズに進むんだ』と感じることもあったけど、ここにいると、私がいてもいいんだなと思える」。
 同校では地元企業へのインターンシップや、農家での体験学習を実施。社会で集団生活するための「キャリア教育」に力を入れているが、卒業生の就職や進学にどれほどつながるのかは未知数だ。
 山口校長は「特に県外の大学や専門学校、企業側が受け入れる土台はまだまだ不十分」と課題を語る。九州の国立大と高校の協議会が6月に大分県で予定されている。同校は実践例を発表するほか、県や関係機関と連携し働きかけを続ける。