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自閉症の男児が大けがをしたのは教師に責任―小金井市の事故で判決 [2008年05月30日(Fri)]

3年前の事故について5月29日に判決が出ました。読売新聞の記事を以下に引用します。

 「障害児学級を持つ先生、校長は(子どもたちの)危険と向き合っているということを感じてほしい」――。小金井市立小学校に通っていた自閉症の男児が大けがをした事故から3年半余り。地裁八王子支部が29日、倉庫に男児を取り残した当時の教諭の過失を認めたのを受け、男児の両親は八王子市内で記者会見を開き、学校現場に改めて自閉症への理解を促した。
 判決は、自閉症児の特徴について〈1〉言語でのコミュニケーションが苦手で、予測できない事態に遭遇すると、パニックに陥ることがある〈2〉危険認知能力が乏しい面がある――などと指摘。心身障害児学級(現・特別支援学級)の担任教諭には、児童一人ひとりの行動の特質に日ごろから注目し、自ら危険行為に出る恐れのある児童について十分に配慮すべき義務があるとした。
 会見で、両親は「裁判を通じて自閉症はどういうものか、一生懸命説明してきた。裁判所にはよく理解して判決を出してもらった」と判決を評価した。
 さらに父親(47)は「事故を100%なくすことは難しい。起きてしまった時に真摯(しんし)に調査して説明してほしい。(学校側の対応が)提訴してしまった第一の理由」と、事故後の学校側の対応に対する不信感に改めて言及した。
 学校側の説明は二転三転し、調査報告書では、「原因が特定できないのは、男児から情報を得ることができないから」とした。
 母親(44)は「悪いことをしたら、謝りましょうと教えている現場がそういう対応をすることに驚いた」と述べた。
 事故後、小金井市教委は男児がけがをした倉庫の窓に鉄枠を取り付けるとともに、倉庫の入り口を毎回施錠するよう各学校に指導した。訴訟では「けがをした経緯は特定できない」と主張してきたが、「あらゆる危険性を排除する措置を取った」(市教委指導室)という。
 市教委では、「指導が不適切だったことは事実」として、事故を教訓に、特別支援教育の充実も図っている。毎年夏休みに2日間、専門家を招いて、市内の各小中学校から教員2人ずつが参加して研修を実施している。今年度から南小と第一中に、学習障害(LD)などの子供が普通学級に在籍しながら、一定時間だけ専門指導を受ける「通級学級」も新設した。
 小金井市と市教委は、「判決を厳粛に受け止め、特別支援教育の一層の充実に努めてまいります」とのコメントを発表した。
(2008年5月30日 読売新聞)
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