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しがさやか
動物応援団が届きました♪ (02/11) はせがわファミリー
スターリィマン紙芝居が慰問に訪れました (08/07) 三浦(元リハ職員)
粂様百寿式典を開催いたしました (07/13) 湖山泰成
寝具と家具が届けられました (05/18)
気仙沼みなとまつり [2012年08月12日(Sun)]
各地で、毎年恒例の夏祭りが開催される中で、気仙沼は2年振りの「みなとまつり」に湧いていた。
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第一部の花火大会は、11日に気仙沼内湾付近で行われた。
地盤沈下と建物の倒壊跡が、あの日を思い出させる。
かつてのみなとまつり会場で、第一部のみは行われた。
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内湾では「海上うんづら」が、海上のねぶたを思わせる壮大な船として「どや節」の掛け声とともに太鼓を演奏する。
港町、気仙沼の記憶を蘇らせる。
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今年も『LIGHT UP NIPPON』の支援により〜鎮魂と復興の花火大会〜が行われた。
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一際大きい花火が打ち上がる度に、歓声と拍手が起こり、人々の心に輝きを照らす。
磯の香りと花火の美しさ、夏の暑さと風の切なさ、沢山の想いがひとつとなり夜空を見つめる。


第二部は、はまらいんやが12日に田中通りで行われた。
道行く高校生が「海岸でやるのが好きだった」と、友達と話しているのが聞こえた。
毎年、気仙沼内湾付近で行われていたはまらんやが、今年は会場を別にしている。

海の近くで育った者としては、物足りなさを感じるのかも知れない。
だが、今年は例年と違い支援団体や外国人の踊り手も加わり53団体約2500人が踊り楽しんだ。DSCF0476.JPGDSCF0477.JPGDSCF0478.JPG



はまらいんやとは、当地方の方言で『一緒に参加しませんか?』という呼びかける言葉を指す。

踊り手は「みんなで楽しく踊りましょうよ はまらいんや 年に一度のお祭りだから、時を忘れて声を枯らそうよう、さあ、さあ、大きな声で(みんなで共に)、それそれそーれ、それそれそーれ、どんとなどんとなどんとな すってんばってん 流行の袢纏 すってんばってん 流行の袢纏 すってんばってん 流行の袢纏」と、掛け声をかけそれぞれが趣向を凝らしたオリジナルの踊りを披露する。


ノンスタイルな振付を、一層引き立てるのは生のバンド演奏だ。
地元出身のバイソン片山が率いるバイソンバンドが、踊り手と観客を盛り上げる。

約3時間の踊りが終わる頃には心地よい疲れと共に、今年の夏が終わりに近づいていることを感じさせる。

さて、次の楽しみは秋刀魚の便りだろうか・・・


(2012.08.12 医療法人社団湖聖会 通所リハ 熊谷洋輔)

未来へ伝える「津波記憶石」 [2012年03月20日(Tue)]
3月16日、当施設の所在する地区の小泉小学校内に、
2011年3月11日の津波の教訓を未来に伝える「津波記憶石」が建立された。
全国優良石材店の会が中心となり、昨年12月の岩手県釜石市に立てられた
津波記憶石に続いて第2号目、宮城県内では初の建立となる。
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小泉地区を一望できる高台に立てられた、高さ4.3メートル、
幅2.8メートル、重さ14トンにもおよぶ巨大な石碑には、
上部に直径50センチの円形の穴が開けられており、
震災で亡くなられた方々と繋がる窓とする想いが込められ、
その存在感を際立てている。
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「津波の教え」と力強く彫り込まれた傍らには、後世へ伝えるメッセージも刻まれている。
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 未来の人びとに
 2011年3月11日午後2時46分
 東日本の大震災が起こり
 大津波が太平洋沿岸に襲来した。
 気仙沼市小泉地区は大被害を受け
 多くの命と家を失ってしまった。
 学んだことは「地震があったら津波がくる」
 ともかく上へ上へと逃げること。
 「てんでんこに逃げよ」
 その教えを伝えたい。


記されたQRコードにアクセスすると、
震災前の地区の風景や、津波の様子などが見ることが出来る。

忘れてはならない、伝え継がなければならない記憶を
はるか未来へと語り継いでいく。


(2012.3.20 医療法人社団湖聖会 介護部 菊地俊彦)
3.11の祈り [2012年03月11日(Sun)]
どんよりとした天気と、あの日を思い出させるような雪がちらつく朝。
はまなすの丘では、湖山代表による朝礼より1日がスタートした。
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今日は、津波で犠牲になった方々への鎮魂の日。
そして、平和への祈りの日。
職員、お客様、隣の仮設の住人、それぞれ複雑な思いを胸にし、1日が始まった様に思う。
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地震発生時刻が近づくにつれ、仕事をしながら、あの日を振り返っている自分に気付く。
あたり前のことをあたり前に行えることが、どれだけ幸せなことか・・・
人々の励ましがどれだけ温かく、心に染み渡ることか・・・

語りつくせぬ程の「ありがとう」を、祈りとともに。
新たなる一歩をともに歩く、全国のチカラを今後も頂ければ幸いです。


(2012.03.11 医療法人社団湖聖会 介護部 熊谷洋輔)

「3月11日からのヒカリ」プロジェクトご紹介 [2012年02月08日(Wed)]
今年は、一段と寒さが続く。
降り積もる雪の多さを見て、去年ではなくて良かったと、そっと心の中で思った。

俄かに、春めいてくる日差しに、人々は3月11日が近づいている事を
意識しないではいられない。

瓦礫の処理が進めば、解体される家が増えてくる。
町並みが一つまたひとつと、静かに思い出からかけ離れていく。

新たな地では、人々が一からのスタートに奮起する。
表裏一体と言おうか、思い出を失い続けながら、新たなる鼓動を感じる。
今の気仙沼は、アンビバレンスな感情が交差する。

3月11日の追悼を込め、被災地ではいろいろなイベントが企画されているようだ。

気仙沼では、悼みと希望のひかりを立ちあげるプロジェクト「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが進行中だ。



日の入り後から午前0時まで、鼎(カナエ)が浦((柏崎・神明崎・蜂ヶ先の3ヶ所で囲まれた気仙沼湾))に、ひかりの柱を立ち上げる計画だ。

もうすぐ一年が経過しようとしている気仙沼の今を、知って欲しいと思い、このブログにて紹介しました。


(2012.2.8 医療法人社団湖聖会 介護部 熊谷洋輔)
動物応援団が届きました♪ [2011年12月23日(Fri)]
震災直後、はまなすの丘が避難所になっていた頃に、一通のはがきが届きました。

「被災地へ送るカードへのご協力お願い致します。」
↑(この活動が届いたのですびっくり

はがきには、避難所の子ども達へ「元気でいてね笑顔」と、書かれていました。
送って下さったのは、しがさやかさんという方でした。

はがきに書かれていた絵が今回、しがさやかさんのご好意で2メートル大の絵となり届きました。


早速、エントランスホールに展示させて頂きましたヒヨコドキドキ大

当時、見るもの全てが悲惨な光景でしたが、このはがきを手にした時、アートの力に希望を抱いたのを今でも覚えています。

「動物応援団」
はまなすの丘 エントランスホールにて展示していますので、多くのご来場者様に是非、ご覧頂ければと思いますラブ
ウォークラリー&植樹活動!! [2011年09月17日(Sat)]
9月17日(土)に、小泉中学校2年生と大出英子先生による、ウォークラリー&植樹活動が行われました走るバラ

ウォークラリーでは、道の途中クイズが出題され、楽しく防災の知識を学びながらゴールを目指せるイベントになっており、参加された方は楽しまれたようです犬

11時からは、大出英子先生による植樹活動で、中学校校庭仮設住宅脇の斜面に、水仙と彼岸花の球根を植えました。



最後に、小泉中学校2年の皆さんで、記念撮影カメラ

花が咲くのが楽しみですクローバー
小泉中学校避難所閉鎖 [2011年09月06日(Tue)]

9月4日で、小泉中学校の避難所が閉鎖となりました。
避難されている方は、仮設住宅へ移られたり、
親戚を頼りに移動されたりしたようです。


写真は、ボランティアさんが避難所の後片付けをする様子です。
東日本大震災第1回公開シンポジウム満員御礼とご報告 [2011年08月27日(Sat)]
昨日、2011/8/25(木)13:30〜

第1回 東日本大震災 医療・介護 公開シンポジウムが開催されました!(全三回)

定員90名のシンポジウムでございましたが、100名以上の参加者にお越しいただき、急きょ補助席を設けての開催となりました。

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コーディネータとして湖山代表がまず挨拶を致しました。

本日講演をされましたのはお一人目が

仙台市健康福祉局保険高齢部アドバイザー(前仙台市健康福祉局次長)南方順一郎様

震災後の様子・対応をお話下さいましたが、その中で震災後数時間、現地ではTVもつながらないため津波が起こっていることすら気づかなかったことが印象的でした。行政の立場からお話くださり、ご苦労を知ることが出来る貴重なお話でした。

第二部は当グループ 医療法人社団緑愛会の本部長佐藤様と急きょ被災の激しかった宮城県気仙沼にございます「はまなすの丘」の介護主任熊谷様の被災施設・被災者受入施設からの報告でした。

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震災後、はまなすの丘は孤立した中での職員の切実な思いや苦労を改めて知る機会となりました。

お越し頂いた方々からも、目頭が熱くなったとのお話も聞こえてきました。

第三部は 

在宅医療の立場から として板橋区役所前診療所 医療連携部長 で医師の鈴木陽一先生、

在宅歯科医療の立場から として 医療法人社団高輪会指導医・歯科技師 横山靖弘先生、

お二人のお話でございました。

それぞれ、医療器具の少ない中で、各自でご用意しましたお車や医療用具で道路が寸断された中を気仙沼まで半日かけて来てくださいました様子を

お話下さいました。先生方のお立場での震災の思いがこもった、普段では聞くことのできない貴重なお話でございました。

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暑い中たくさんの方にお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

第二回9/26(月) 第三回10/20(木)の応募を受け付けております。どうぞたくさんのご参加お待ちしております。

ありがとうございました。

湖山医療福祉グループ

斜面のコスモス [2011年08月24日(Wed)]
はまなすの丘隣接の斜面に、6月学生ボランティアが
植えた小さなコスモスが咲き出しています。


雑草の中で、小さくも「生きている」と誇らしげに咲いています。
New Beginning KOIZUMI [2011年08月16日(Tue)]
「復興」から「再生」へと題し、『送り火を灯す集い』が本日、小泉小学校駐車場で開催された。
小泉地区集団移転協議会が主催しており、小泉地区復興会連絡協議会と小泉地区の明日を考える会が共催となっている。



例年であれば、各家庭の庭先で送り火を焚く習慣があった小泉地区。
今年は、津波の被害により、町ごと無くなり今を生きることで精一杯の毎日となってしまった。
今回のイベントでは、そんな中でも力を合わせ先祖の供養と在りし日の町並みの姿・営みを思い出し、その素晴らしさに思いをはせ小泉地区の再生に向けた心を更に強くしていこうという思いが込められている。



今回送り火となったのは、仮設住宅の住民が集めたペットボトルと蝋燭となっている。
ペットボトルを利用し、灯籠を作り以前の町並みに並べた。
明りを灯すと、町が幻想的で温かな光に満ちる。



この夏、気仙沼市内各地で復興イベントが開催されている。
これまでとは違い、支援者たちが主催するイベントから、支援者と合同で開催するイベント、そして地域が自ら主催するイベントと様相を変えつつある。

正に、復興から再生へと地域住民が歩み出している。


今回の集いでは子どもたち向けに「夏の思い出つくり隊」による、かき氷・水ヨーヨー・クレープの出店が並んだ。



ご先祖様や・物故者様には、まちなか灯籠が流しと読経供養が捧げられた。

最後には小泉地区の方々に、「元気あげます花火大会」と題し花火が打ち上げられる。

小泉地区の歩みだしは、次回9月中旬にも予定されている。
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