未来へ伝える「津波記憶石」 [2012年03月20日(Tue)]
3月16日、当施設の所在する地区の小泉小学校内に、
2011年3月11日の津波の教訓を未来に伝える「津波記憶石」が建立された。 全国優良石材店の会が中心となり、昨年12月の岩手県釜石市に立てられた 津波記憶石に続いて第2号目、宮城県内では初の建立となる。 小泉地区を一望できる高台に立てられた、高さ4.3メートル、 幅2.8メートル、重さ14トンにもおよぶ巨大な石碑には、 上部に直径50センチの円形の穴が開けられており、 震災で亡くなられた方々と繋がる窓とする想いが込められ、 その存在感を際立てている。 「津波の教え」と力強く彫り込まれた傍らには、後世へ伝えるメッセージも刻まれている。 未来の人びとに 2011年3月11日午後2時46分 東日本の大震災が起こり 大津波が太平洋沿岸に襲来した。 気仙沼市小泉地区は大被害を受け 多くの命と家を失ってしまった。 学んだことは「地震があったら津波がくる」 ともかく上へ上へと逃げること。 「てんでんこに逃げよ」 その教えを伝えたい。 記されたQRコードにアクセスすると、 震災前の地区の風景や、津波の様子などが見ることが出来る。 忘れてはならない、伝え継がなければならない記憶を はるか未来へと語り継いでいく。 (2012.3.20 医療法人社団湖聖会 介護部 菊地俊彦) |