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089宮城県・仙台・・・・・・・・・・・ファッションに振り向きもせず欅道 [2007年10月09日(Tue)]

仙台は大きな街だ。人口が100万人を超える、東北屈指の大都会である。そのうえ「杜の都」と呼ばれる緑豊かな美しい街だ。仙台に行くたびにそのことを感じるのだが、もうひとつ、いつも思うことがある。それは街を行く人、特に女性のファッションが垢抜けないことへの驚きだ。目鼻立ちは致し方ないとしても、それをカバーするセンスは磨くことができるはずだ。なのに街の賑わいに比べ、街行く人々が野暮ったいことの不思議・・・である。
私は仙台より小さな地方都市で生まれ育った。その地域は、日本有数の美人の産地として名が通っている。一方、仙台は、昔からその対極の「産地」として名を成してきた。地域をそんな具合に括る表現は、いかにも品のないことであって好まないのだけれど、子どものころに初めて仙台に行って、その俗説が「当たっている」ことを知った。以後、訪れるたびに同じことを確認させられるのが仙台という街なのである。

伊達政宗が「千代」を「仙台」に改め居城としたのが慶長5年(1600年)だというから、400年余の時間が蓄積した街だといえる。太平洋戦争末期の空襲で灰燼と帰し、現在の街並みは戦後の都市計画によるものなので、再生してから60年の街と考えることもできる。東北地方の中心都市として、国の出先機関や企業の支店が集中している。

そうやって街の規模は大きくなったけれど、大きな工業生産拠点があるわけではない。広大な農業地帯に囲まれた消費都市なのである。強いてあげれば最大の産業は「教育」であり、代表格は「東北大学」ということになるのかもしれない。そうしたことと「垢抜けない」ことは、何か関係あるのだろうか?

仙台は「壮大な田舎」なのだろう。だからこれほどの大都市となってなお、心癒される田園の美風を色濃く残しているのかもしれない。青葉通りや定禅寺通り(写真・上)は鬱蒼とした緑が空を覆い、どっしりと育った欅が街に落ち着きを与えている。葉が繁り過ぎて日が差し込まず、通りは薄暗いほどである。歩道では排気ガスの臭いが鼻につく。ケヤキがトンネルとなって、ガスが籠ってしまうのかもしれない。

定禅寺通りのセンター遊歩道でコーヒーを飲んでいると、カフェの主らしき髭親父が話しかけてきた。「どちらから」「東京です」「お仕事で?」「ええ・・・」「私らイルミネーションを飾ったりジャズをやったり、いろいろ仕掛けているのですが、仙台は今ひとつ活気がなくて」「こんなに賑わっているではないですか」「いやいや合併して人口は増えたけれど、周辺には小さな町ばかり。中心部の映画館は昔の10分の1ですよ」

青葉通りを歩いていたら、「民間ユネスコ運動発祥の地」という解説板があった。戦後間もない昭和22年、この地で「仙台ユネスコ協力会」が発足し、「ユネスコを通して世界平和に貢献する」との決議が行われたのだという。これは世界に先駆けての民間行動だったといい、敗戦国・日本市民の思いを広く知らしめたらしい。仙台とは、そうした街でもあるのだ。
 
ようやく仙台美人に出会った。広瀬川の渓谷の上に広がる桜ヶ岡公園で、ベンチに座っている2人のお嬢さんである(写真・下)。ただ、話しかけても応えてくれそうにないのが難点であった。
(2007.9.29)
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コメント
3大美人は秋田、京都、金沢で、3大ブスは仙台、水戸、名古屋とか。例外もあるようです。鈴木京香と若尾文子は仙台、竹下景子は名古屋出身だそうです。今度はぜひ秋田に行ってください。
Posted by: y-ishii  at 2007年10月12日(Fri) 14:51