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転居しました。 [2010年04月11日(日)]

「今日は、この街にいます。」は、新しいページで掲載を続けます。
275高知県・桂浜・・・太平洋見据える先はアメリカか [2010年03月29日(月)]


空の玄関を「龍馬空港」と自称するほどの、毎日が「龍馬デー」といった具合の高知だが、11月はその誕生日と命日が重なっているということで、さらに特別な「龍馬月間」なのだそうだ。そこでこの間、桂浜の龍馬像には足場が組まれ、龍馬と同じ目線で11月の太平洋が眺められる。私も100円を支払って10メートルほどの高みに登ってみると、同じレベルで見る龍馬の横顔は下から見上げるより厳しく、凛々しいのだった。
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274神奈川県・鎌倉・・・哀しみの磯を染めつつ日は没す [2010年03月27日(土)]


文化の日はやはり特異日であるらしく、秋晴れの一日は見事な落日で終わろうとしている。浜辺の人々は足を停め、晩照にシルエットを浮かべて恋人と戯れ、あるいは子連れの幸せを噛み締めている。独り佇むのは、私だけではないか。いや、私にも「連れ」はいるのだ。今は近くのホテルで知人の結婚披露宴に出席している。鎌倉への案内役の私は、しばし時間を潰すため、暮れなずむ由比ケ浜にやって来て、この絶景を堪能している。
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273広島県・比治山・・・鶯の口の先なり52万戸 [2010年03月23日(火)]


街を見晴るかす日だまりで老人が二人、心地よさそうに会話を続けている。市街地の先は遠く港の重機が林立し、入り江は霞みながらもキラキラと陽を照り返している。梅の香が漂ってきたかと振り向くと、おびただしい石柱が並ぶ墓地であった。広島市の、平和記念公園から平和大通りをまっすぐ東へ、京橋川の先に丘が横たわっている。市民が憩う比治山(ひじやま)公園だ。その一角の小道を迷い込んだここは「陸軍墓地」であった。
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272岡山県・岡山・・・丹頂が舞う後楽の鄙びかな [2010年03月22日(月)]


『街道をゆく』の中で司馬遼太郎氏は「日本には都鄙の差別というのが基本としてある。古来、日本ほど首都の居住者を貴しとし、田舎をばかにしてきた国はない。世界にも類のなさそうな文化意識といっていい」と書いている。なぜそうした意識が根付いたかは分析されていないが、その指摘は当たっていると私も思う。だから「岡山は鄙びた街だ」などと書くと誤解されそうで気になるのだが、岡山の街を歩いての印象はそうであったのだ。
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271山形県・置賜・・・雪原をとぼとぼ行けばアルカディア [2010年03月21日(日)]


「歩くのは無理だべ」という土地人の警告を無視して駅に向かうことにしたのだが、カリンの果樹園が点在する原は雪に埋もれ、風を遮る何物もない道が一本、延びているだけだ。たまに通りかかる車は、妖しげな雪だるま状態の私を避けるように走り去って行く。横殴りの雪がしだいに厳しくなっていささか心細い。鎮守の森らしい樹叢が近づいて来たが、雪宿りするにも通じる道が埋もれている。山形県は東置賜郡の高畠町で、私は独りだ。
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270北海道・小樽・・・文学があれば心は温まる [2010年03月02日(火)]


雪の小樽を訪ねた。観光名所の運河は中国人観光客でにぎわっていたし、冬の寿司ネタが素晴らしいことは私自身が確認した。しかし書いておきたいのは「文学館」のことだ。小樽駅からまっすぐ港へ延びる「中央通り」の南側を、平行して下って行く大通りは「日銀通り」と呼ばれ、港湾経済華やかなりしころの街の風格を留めている。そのなかほどの旧日銀支店と、通りを挟んで向き合う建物に小樽文学館がある。
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269山形県・米沢・・・上杉はシャッター閉じておしょうしな [2010年02月25日(木)]


「シャッター通り」などという寂しい言い回しは、いつから使われるようになったのだろう。商店街、それも長く地域の中心繁華街として賑わって来た通りに、シャッターを閉じたままの空き店舗が次々と増えて行く。全国にそんな例が珍しくなくなるにつれ、この言葉が定着した。私がその現象を、統計データによって確認させられた街が米沢だった。繁華街で18年間に渡って続けられた通行量調査の、衝撃的な数字を見せられたのだ。
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268北海道・夕張・・・炭鉱も街も眠るか雪の下 [2010年02月17日(水)]


スキー場に「積雪250センチ、降雪0センチ、しまり雪、気温1℃」と表示されている日、夕張の街を歩いた。たまに車が行き過ぎるけれど、歩いている人は見当たらない。市美術館も石炭歴史村も幸福の黄色いハンカチ想い出広場も、すべて冬期休業中だ。仕方がないから市役所に行って、最近3ヶ月の「広報ゆうばり」をいただいて帰る。巻末に前月の人口が掲載されていた。−49人、−37人、−20人。市民の流出が止まらないようだ。
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267香川県・高松・・・自転車がアーケード街をレースして [2010年02月12日(金)]


高松市の中心部に「丸亀町」という商店街がある。古くからの高松を代表する繁華街で、四国商人にとって「丸亀町に店を構える」ことが悲願だとされた時代があったのだとか。だからよく知られた街なのだろうが、47都道府県で香川県が最後に残った未踏の地である私に、そんな知識があろうはずがない。ただ、商店街が失ってはならない「歩く楽しさ」を感じることが心地よくて、キョロキョロぶらぶら歩いた。
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