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修士論文「タイにおける障害者運動の展開」
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DFAセミナーII [2008年07月31日(Thu)]
日本財団、千葉です。

今日もDAF(デイジー・フォー・オール)セミナーが実施されています。笑顔

日本財団は2003年から5年間、このDFA事業を助成してきましたが、その成果発表がここ、日本財団で実施されることは嬉しい限りです。

この5年でDAISYはアジアの途上国でも飛躍的に普及し始めましたが、大切なのは継続的な今度の発展だと思います。明日は、成果発表のみならず、今後の展開についても方針が明示さればと思います。

<7月30日のオープンセミナーの様子。100名近い参加がありました。>
DFA(デイジー・フォー・オール)最終報告会 [2008年07月30日(Wed)]
おはようございます。
日本財団、千葉です。太陽

先週の「視覚障害者リーダー・セミナー」の報告書もしたいのですが、その前に、今日から3日間(7月30日〜8月1日)、日本財団で「DAISY (Digitl Information Information System) for All プロジェクト」の最終報告会が実施されてます。

本日は、午後6時から「オープンソース戦略によるDAISYの技術開発」セミナーが一般公開され、100名の参加を予定していますが、その前に、午前9時半からDFAプロジェクトの各国代表(バングラデッシュ、インドネシア、タイ、インド、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ラオス、スリランカ、カザフスタン、南アフリカ)による活動報告が行われています。

<会場の様子。右側手前はバングラデッシュのバシコールさん。中央手前(最前列左)はタイのモンティアンさん。>

バングラデッシュの発表を聞いても非常に興味深く、と言うのも本プロジェクトを始めた2003年当時(途上国の中でも特に開発の遅れている)バングラデッシュ視覚障害者にICT(情報通信技術。コンピュータなど)研修を与えDAISY(デジタル録音図書)を普及させるなんて「夢」,,,,
のよう。というか、「無理」、「意味がない」困ったなどいろいろご意見賜りました
が(注1)、今、目の前にいるバングラデッシュ代表のバシコールさんは、本活動の成果を誇らしげに発表してます。

彼の団体では、すでに150冊以上の録音図書を作成し、20団体、500人以上の利用者がいると言うことです。まだまだ蔵書も利用者も少ないですが、これは特に障害者や他の社会的弱者を対象にしていること、コピーライトの問題で本をなんでもデジタル化できないことが大きな要因と思われます。

つまりやろうと思えばもっとできると言うことです。力こぶ

感染症(HIV/AIDSなど)や災害情報(津波)、家族計画など、生活に密着し、かつ必要な情報をデジタル録音図書化し障害者に提供してますが、実は、まだ識字率の低いバングラデッシュでは、多くの教育を受けてない貧困層の人々、または娼婦の人たちにも録音図書は有効で(活字が読めないので音声のほうが良い)、実際に彼の団体では娼婦を対象にした録音図書の貸し出し、HIV/AIDSの啓蒙も実施しています。

それら貧困層にも「有効」、と最近は国連機関にも認知されつつあるようで、UNDP(国連開発計画)から要請を受け、録音図書の作成もしているとのことです。笑い

ICTを活用した視覚障害者による社会貢献活動の好例ではないでしょうか。

今日は、このような活動報告が沢山聞けそうです。


注1)当時は日本財団に在籍していませんが、2000年代前半は、どこに行っても途上国の障害者にICTを教える云々は、時期尚早との見解が強かったと思います。
復興に立ち上がるミャンマーの視覚障害者たち [2008年07月29日(Tue)]
こんばんは
日本財団、千葉です。

国際視覚障害者援護協会の山口さまから、以下の案内頂きました。
ご興味のある方いれば、ぜひ。笑い

千葉

-- 復興に立ち上がるミャンマーの視覚障害者たち --

1. 日時: 2008年9月7日(日) 
2.場所:高島平地域センター第1洋室
 住所:高島平3丁目12番28号
 電話番号:03-3938−1392
 都営三田線「高島平」下車5分
3.参加費:無料
4.定員: 50名(定員になり次第締め切らせて頂きます)
5. 申し込み・問い合わせ先:
国際視覚障害者援護協会(IAVI)
International Association for the Visually Impaired
URL:http://www11.ocn.ne.jp/~iavi/index.html
TEL: 03-5392-4002/FAX: 03-5392-4128

6. 内容:

13:00〜13:30 受付
13:30〜14:30 ミャンマーにおける視覚障害者の被害状況と復興にむけての支援
         協会理事長 山口 和彦
14:30〜14:45 休憩
14:45--16:00 外国人留学生の見た日本ー盲留学生の実体験から(中国、ミャンマー、ベトナム、ラオス、スーダン、)

休日と新聞 [2008年07月28日(Mon)]
おはようございます。
日本財団、千葉です。

先週末長い出張から帰り、週末は一休み。今日もお休みを頂いてます。朝日

週末は盲人ダイアログを振りい返りつつ、カンボジアで撮ったビデオを見返しながら、編集案を練りつつ、編集に取り掛かるも編集ソフトの操作が難しく断念しました。困った

でもそのうちブログにアップしますまる

さて嬉しいお知らせです。

盲人ダイアログが、7月24日付けの読売新聞で紹介されました。
アジア版ですが、背表紙を飾る大きな記事で写真もしっかりと!!

今後も障害者支援や国際協力など、情報発信できればと思います。

<ネット掲載がなく、記事の内容を紹介できず残念です。写真右手がドイツ人の視覚障害者サブリエ・テンバーケン。左がタイ・ラチャスダ大学のコンピューター講師、ウィラマン先生。同じく視覚障害者。下の小さい顔写真は、米国にも一緒に行った静岡県立大学の石川准先生。視覚障害者。>


盲人ダイアログ:クロージング [2008年07月25日(Fri)]
日本財団、千葉です。
今朝方バンコクから戻りました笑顔

さて本出張の最大の目玉、「盲人ダイアログ」(正式名:「視覚障害者リーダー・未来への対話 よりよいアジア社会の構築を目指して」)が無事終わりましたーっ。ロケット

今日は疲れてるので、ひとまず閉会式の様子だけ。
内容は次回報告します・・・・。

<アジア10カ国の視覚障害者リーダー19名と講師陣の皆様方。日本財団、大野常務。APCDカニタ所長と二ノ宮チーフアドバイザー。千葉はやや左奥。>
盲人ダイアログ:オープニング [2008年07月22日(Tue)]
こんにちわ
日本財団、千葉です。笑い
またバンコクのAPCDです。

盲人ダイアログもすでに二日目。昨日、オープニングセレモニーが開かれました。

<集合写真。真ん中に元タイ首相のタニン氏とその右に日本財団の尾形理事長。そして私は一番後ろ左(の黄色シャツの人)から3番目。>


<ドイツのサブリエさん(左)と司会のウィラマン先生。サブリエさんの活動は2,3年前映画化されました。>

<アジアの未来について語るNation紙のカビ氏。>


盲人ダイアログ開始! [2008年07月21日(Mon)]
こんばんは
日本財団、千葉です。笑い

盲人ダイアログがいよいよ始まりました。
今日は、オリエンテーションです。
ASEANを中心に10カ国から19名の視覚障害者リーダーがバンコクに来ています。これから4日、十分に勉強+議論したいものです。

楽しみです!赤ちゃん

<オリエンテーションを実施するAPCDのソムチャイさんと参加者。APCD研修棟で>


<ベトナムのプック氏(左)と日本の青松先生(右)。キーパーソンとして期待してます。>
ABCマッサージ教室 [2008年07月19日(Sat)]
Good Morning太陽
日本財団、千葉です。
カンボジア出張3日目。本日は視覚障害者マッサージ指導を見学してきました。

村田先生はNISVA(Nippon Skilled Volunteers Association)として日本から「按摩」を教えにカンボジア盲人協会(Association of the Blind in Cambodia: ABC)に派遣されてます。ここで11人の生徒(全て視覚障害者)に6ヶ月かけて按摩を教え、卒業生は地元のマッサージ店に就職、もしくは独立を目指します。

「生徒はみんなまじめ。毎日朝9時から12時までみっちり教えてますので、なんとか按摩の基礎技術だけでも教えたい」。村田さんの指導にも熱が入ります。笑い

<指導する村田さん>

視覚障害者に按摩を教える場合、みんなの前で「実演」することができません。だから一人つづ順番に、手取り足取り教えなければ行けません。生徒はそれぞれ先生に習ったことを実習し、難しいところ、力の入れ具合など順番に先生に質問します。

驚いたことに、みなさん習ったことはテープに録音するんです。やや大きめの、でも手のひらサイズのウォークマン(?)に忘れないように録音し、自宅で復習するようです。

<すぐに録音する生徒たち。一人一台持ってます。>

そして午後は英語と日本語の勉強。店を開けば外人や日本人のお客さんも多いので、この二つは絶対に覚えなければなりません。もちろん簡単な会話で十分ですが、みんな一生懸命勉強しています。(もちろん点字も勉強します)

「こんにちは。私は○○です。今、日本語。勉強してます。」と私にも元気に挨拶。なんか微笑ましい・・。

授業も英語、日本語、クメール語のちゃんぽん。それに秋田弁も加わります。村田さんもほとんど通訳無しに、普段は英語、簡単なクメール語、強調するとき秋田弁、と使い分けてるようでした。

<村田さんのノートをちょっと拝見。ノート一杯にクメール語が書かれています。>

カンボジア盲人協会のブンマオ会長も時に実験台+通訳としてお手伝い。私の見学もあったので、今日はみっちり3時間お付き合いしてたようです。

「今、二人くらい優秀な生徒がいるので、将来は日本に留学させたい」と真剣に語る村田さん。熱心に勉強する生徒を見ると、それも夢じゃないっと思える一日でした。

<実験台になるブンマオ氏。実験台とはいえ美女二人からマッサージとは!ラブ
地方巡業:カンボジア [2008年07月18日(Fri)]
おはようございます。
日本財団、千葉です。
今、プノンペンです。太陽

昨日は、カンボジア盲人協会会長ブンマオ氏に連れられ、地方のコミュニティー活動を見学してきました。カンボジア盲人協会(Association of the Blind in Cambodia:以下ABC)では、地域の盲人を支えるため国内9県でProvincial Development Program (PDP)を実施しています。

<Prey Veng県に向かう途中の田園風景。この後、メコン川をフェリーで横断。>

PDPではマイクロクレジット(小額融資)を使った盲人の就労支援。例えば、50ドルを融資し、鶏の雛を何匹か購入。それを育て卵や肉を売る。または雛を増やす。売上げで生計を支えるとともに、返済してもらう。という事業を実施しています。

<魚の養殖で生計を立ててるマオさん。奥さんと3人の子供の生活を支えています>

しかも最初の50ドルで成功した人には、翌年融資額を増やし牛の購入費に充てる、など事業の発展性も見られ、視覚障害者が農村でも十分に家族を養い生活してる様子が見て取れました。

また他に、目に病気を患った子供や老人を地方のクリニックに連れて行ったり。視力回復があまり望めない児童には盲学校もしくは統合教育校を紹介したり、まさに子供から大人まで地域に根ずいた支援活動を実施しています。

<点字を勉強する小学生。夏休みで帰省中。普段は盲学校に近いホストファミリーにお世話になっている。>

地方活動を支えるのは、各県に一人づつ配置されたコーディネーターと呼ばれる人たちです。彼らは毎日村落をバイクで回り、視覚障害の発見、マイクロクレジットの提供、クリニックや学校の紹介、まさに視覚障害者の相談役として日夜田舎を飛び回っています。特に印象的だったのは、コーディネーターが地方の視覚障害者や家族にとても信頼されていることです。どこに行っても皆さん笑顔で、暖かく我々を迎えてくれて、牛のこと、鶏のこと、家族のことなど何でも話してくれました。

「コーディネーターの役割が非常に大切なんだ」、と誇らしげにいうブンマオ会長。
ABCの活動が今後も上手くいくよう祈っています!

<新しいバイクでニッコリ。コーディネーターのダラさんラブ。彼女にいろいろ案内してもらいました。日本財団マークがバイクとヘルメットにちゃんと・・・!>


タイ・カンボジア出張 [2008年07月14日(Mon)]
おはようございます。
日本財団、千葉です。太陽

今日(14日)から25日まで出張です。
21-24日はバンコクのAPCDで「視覚障害者リーダー・未来への対話:よりよいアジア社会の構築を目指して」と題されたセミナー(本ブログでは盲人ダイアログと度々紹介)があります。

明日はバンコクで準備会議、その他案件をこなし、カンボジアへ移動。現地視察・打合せを済ませたら、バンコクにまた戻りダイアログに突入です。ロケット

今日は朝から準備に追われ、早朝に出社。午後5時の便でバンコクへ向かいます。
まだまだ、芸術祭や週末の富士山のことでアップしたい事も盛りだくさんですが、それは機内で。

ダイアログが上手く行く事を祈りつつ。。

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