世界を旅する年収1億円ブロガーって? vol. 2 [2014年01月15日(Wed)]
さて、メルマガ中身ですが、端的に言えば、
簡単に儲かる話しのオンパレードです。 毎月数十万から数千万円まで、様々な人の儲かる方法と成功体験が綴られ、リンクが貼られています。 リンク先もすべてチェックしました。 人により「方法」は変わるものの、基本は同じような切り口で、 自分が如何に◎◎して稼いだか、その「ノウハウ」をすべて教えます! というようなもの、 彼らはこのノウハウを「商材」として興味のある人に販売したり、セミナーで直接ノウハウを教えたりしてお金に変えています。 でも、 こんなんもん誰が買うんだ? というのが、リンク先のウェブサイトを見た率直な感想です。 成功体験、ノウハウの無料提供、メール登録するだけで人生が変わる、みたいな誘い文句が満載の怪しいウェブサイトから、実際にお金を出して買う人がいるのだろうか? という疑問を誰でも持つと思います。 ただ一方で、 ついつい最初はどんな方法か気になって読んでみたり、 毎日メールが来るので、今日はなんだろうと覗いてみたり、 ホントにこんな方法で簡単に儲かるのかなっと興味をそそられたりしていると、 「もしかして、この方法なら!?」 と思ってしまう自分がいることも発見しました。 メルマガを見ていると、怪しいと思いつつ、もしかしてこれなら自分もできるかも、っと思ってしまうのです。 ちょっと危険ですね。 それに、この人のメルマガ購読者が30万人なので、そのうち1%が買うだけでも3000人が購入することになります。単価を1万円とすれば、それだけで3000万円です。 もし本当に数千万儲かるノウハウなら、1万も安いですよね。 それに興味本位で払えない額でもない。 1億円を稼ぐノウハウって、知りたくなりますしね。 川島さんの場合は、メルマガに広告を載せるだけでも収入が入ってくるのだと思います。また別途、川島塾なるものを開いて受講料も受け取っています。例えばメルマガの場合は、毎日だすので1広告1日3万円として、10広告出せば1日30万円の儲け。365日分で1億950万円になります。(飽くまで推測ですが) 結論としては、「世界を旅して書いたブログで1億円を稼いでいるわけではない」ということです。 世界を旅しながら、一億円を稼いだということをブログで宣伝し、集客した客に対して「ノウハウという名の情報」を売っているのだと思います。 これを、同類の人たちとネットワークを組んで宣伝することで、相互に利益を上げられるので、互いにどんどん宣伝するのです。 恐らく、この商売の成功の秘訣は、 「自分の情報に価値がある」と「恥じらいなく宣伝」できるかどうか、だと思います。 例えば、自分はこれまで障害を専門にしているので、 「障害者でも必ず幸せになれる方法を教えます」 「障害ではありません、これは神に与えられたギフトなんです」 みたいなこと言って宣伝するんです。 怪しいですが、1%くらいの人なら購入するかもしれません。 この方法なら投資もほとんど必要ありません。 ただ、 こういう商売って、心苦しくないでしょうか? というのも、業界に長くいればいるほど、本当はこんなこと言えないのです。 ただそこを「言い切る」ことによって信じる人がでてきます。 その人が1%でもいれば、この商売は成り立ちます。 これが1億の中身だと、私は思いました。 最後に、 よくよく考えてみても、私はこの商法にはやっぱり共感できないのですが、だからと言って、全否定して終わらせたらつまらない、とも思いました。この気持ちに、ある程度の解を与えてくれたのが「商売哲学による」というホリエモンの一言でした。 |