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修士論文「タイにおける障害者運動の展開」
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NISVAボランティアの佐々木さん [2011年08月11日(Thu)]
昨日、技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)でホーチミンに派遣されていた全盲の佐々木さんが帰国され、活動の報告と夕食をご一緒しました。私が佐々木さんに初めて会ったのは、確か2008年頃でしょうか。ホーチミンの海鮮レストランで一緒にエビを食べたことをつい昨日の事のように感じています。

佐々木さんへのNISVAからの御礼メッセージも、以下のブログで紹介されています。
https://blog.canpan.info/nisva/
今後は、広島に戻り鍼灸院を開業するそうですが、私も父親が山口にいるので、その際に寄ってみたいと思っています。
佐々木さん、本当にお疲れ様でした。

--
千葉寿夫
続きを読む・・・
ベトナム自立生活センター支援事業、日本財団の助成内容 [2011年07月21日(Thu)]
本事業の目標
1.障害当事者リーダーのエンパワメントと育成
2.障害者の自立生活の促進と生活の質の向上
3.介助者派遣などの福祉制度の整備と充実

助成先:障害者インターナショナル・アジア太平洋ブロック評議会(DPI-AP)
実施地域:ベトナム(ハノイ、ホーチミン)

助成実績
2008年度 48,466,000円 
http://nippon.zaidan.info/jigyo/2008/0000062266/jigyo_info.html 
2009年度 42,755,000円
http://nippon.zaidan.info/jigyo/2009/0000066880/jigyo_info.html
2010年度 42,695,000円
http://nippon.zaidan.info/jigyo/2010/0000071684/jigyo_info.html

本事業は2011年2月から担当しました。ただ以前からDPI-APやヒューマンケア協会、ベトナムの自立生活センターの核となる障害者・団体とは交流もあり、馴染みのある事業でした。アジア途上国で最初の自立生活センター(2002年タイ)のセミナーにも参加しましたし。

ベトナムなど特に途上国で自立生活センターを運営する場合、必ず問題になるのが社会保障制度です。一般的に、政府は障害者支援として施設を作り、施設で障害者を保護しようとしますが、自立生活センターでは、障害者が地域で自立した生活ができるように社会環境整備を行います。その際に、障害者がどの程度社会保障を受けられるかは、重要な要素です。

ただ、一般的に途上国では社会保障制度がない、あっても非常に限られている、のが現状です。したがって、「途上国で自立生活センターを運営するのは難しい」というのがこれまでの見解でした。

しかし2002年からタイでアジア途上国初の自立生活センターのセミナーが始まり、その後、近隣諸国の途上国でも自立センターの設立が始まりました。2011年現在、アジア途上国の5ヶ国、パキスタン、マレーシア、フィリピン、ネパール、タイで自立生活センターが設立されており、先進国では、日本、韓国、台湾などがあります。(詳細は、アジア太平洋自立生活センターネットワークのウェブサイト参照のこと(英語)) 

ベトナムはアジア途上国では6ヶ国目の自立生活センターになります。
活動の詳細はまた別途、掲載します。
ベトナム自立生活センターの概要 [2011年07月15日(Fri)]
担当事業など、またポツポツとブログで紹介できればと思います。復帰第一弾は「ベトナムの自立生活センター」です。このプロジェクトには個人的にも思い入れもあります。

・概要
日本財団が障害者インターナショナル・アジア太平洋ブロック評議会と協力し、ベトナムの障害者が地域で自立した生活がおくれるように、障害者が必要な介助やアドバイス、カウンセリングを受けられる自立生活センターの設立および社会体制の整備を行っています。

では、「自立生活とは?」 全国自立生活センター協議会(JIL)のウェブサイトを参照すると、

「自立(生活)とは、どこに住むか、いかに住むか、どうやって自分の生活をまかなうか、を選択する自由をいう。それは自分が選んだ地域で生活することであり、ルームメートを持つか一人暮らしをするか自分で決めることであり、自分の生活 - 日々の暮らし、食べ物、娯楽、趣味、悪事、善行、友人等々- すべてを自分の決断と責任でやっていくことであり、危険を冒したり、誤ちを犯す自由であり、自立した生活をすることによって、自立生活を学ぶ自由でもある。」<世界初の障害者情報誌『リハビリテーションギャゼット』より> 

となります。

「では、自立生活センターとは?」 同じくJILウェブサイトから、

自立生活センターは、自立生活の理念を実現させる最も有効な手段として、サービス事業体であると同時に運動体という形態をとっています。

JILが考える自立生活センターとは(会員要件)
全国自立生活センター協議会の正会員となる団体は、以下の5つの条件を満たすことです。
1.意思決定機関の責任および実施機関の責任者が障害者であること。
2.意思決定機関の構成員の過半数が障害者であること。
3.権利擁護と情報提供を基本サービスとし、且つ次の四つのサービスのうち二つ以上を不特定多数に提供していること。
  ・介助サービス
  ・ピア・カウンセリング
  ・住宅サービス
  ・自立生活プログラム
4.会費の納入が可能なこと。
5.障害種別を問わずサービスを提供していること。


となります。

少し補足しますと、自立生活センターは、上記3番のサービスのいずれか、もしくは全部を提供しています。その上で、理事長など団体の代表者が障害者であること、理事会など役員の半数(51%以上)が障害者であること、が義務づけられているのが大きな特徴です。

実際ベトナムでも、自立センターの骨子となる上記方針を丁寧に説明し、ベトナムの障害者に代表や理事会員を努めてもらってます。その上で、3番のサービス部分の提供の方法を研修で教えていきます。

詳しい研修内容や実施状況はまた別途報告します。

JILと八王子のヒューマンケア協会のウェブサイトにより詳しい情報が掲載されています。
全国自立生活センター協議会(JIL)
ヒューマンケア協会
ベトナム義士装具事業(ビデオ) [2010年06月22日(Tue)]
ベトナムのカウンターパートから、義士装具の事業紹介ビデオが届きました。ウインク

ユーチューブにアップされてます。
http://www.youtube.com/watch?v=ojrrC6VIH0A&feature=channel

ベトナム語なので詳細分かりませんが、雰囲気は伝わってきます。

日本財団は、ベトナムで4万本以上の義足を配布しています。
http://www.nippon-foundation.or.jp/inter/070710_6.html 
http://nippon.zaidan.info/dantai/066594/dantai_info.htm
白内障治療プログラム [2009年10月21日(Wed)]
今日は、HKI(ヘレンケラー・インターナショナル)ベトナム事務所に行って来ました。
HKIと白内障治療プログラムをベトナムで実施してます。
(詳細はこちら→http://www.nippon-foundation.or.jp/inter/080301_7.html

主なプログラムは、眼科医の研修と研修マニュアルの作成、ヘルスワーカーの研修と研修マニュアルの作成、白内障の無料手術の提供、などです。対象地域は地方6省(←日本の県みたいなもの)です。

これまで14人の眼科医、469人のヘルスワーカーを研修し、998回の手術を実施したそうです。3年計画の2年目。あと1年事業は継続されます。

明朝、ハノイ近郊のナムディン省に行き、現場を視察してきます。

千葉@まだハノイ・・・

<HKIベトナムのスタッフと!>
ニスバ佐々木健作さんを訪問しました [2009年10月20日(Tue)]
広島出身の佐々木さんはホーチミンで視覚障害者にマッサージを教えています。
在越6年目のベテランで、視覚障害当事者です。

訪問日が丁度日曜だったので学校は無し。
その代わり補講を見に来て欲しい、とのこと。

ホーチミンのとある路地裏に、最近開いたばかりの治療院がありました。

「この肩こりの原因は?」
「左首が痛い、と言いつつ、凝ってるのは右肩だね〜」
「それはなぜ? 原因は?」

など、4名の生徒と和気藹々と復習しておりました。

<補講の様子>

中央で佐々木さんに頭を抑えられてるのが日本で勉強したトゥイさん。
日越通訳もしてくれてます。
他は佐々木さんが現地で指導した卒業生。
みなさん熱心です。

ベトナムで治療院を開設する際の問題点に「営業権」というのがあります。
一つは、ビジネスをするための登録。
二つ目は、マッサージ店を開くための登録です。

このマッサージ店を開く為の登録が実は非常に困難です。

理由は、医者か伝統医療大学を卒業した伝統医療免許保持者しか営業許可を申請できないからです。

マッサージ店は、容易に風俗店に化けることがあるので、警察もそれなりに取締っており、その際、「営業免許を見せろ!」となるのですが、視覚障害者で医師免許、もしくは伝統医療免許を持ってる人はまだ居ません。したがって必然的に無認可営業になってしまうのです。

代替方法として、医師免許保持者に代理で登録してもらい、医者の名義で治療院を開設することは可能です。ただその場合、バックマージンが必要になり、それもまた対処が面倒です。

こんな現状でも、なんとかあの手この手で治療院を運営し、技術向上のため勉強も続けています。

日本財団では、その制度を変えるべく、政府とも協力して視覚障害者のマッサージ支援を考えています。今はタイで実施しておりますが、今後はベトナムでも具体的に取組めればと考えています。

佐々木さんの努力や多くの視覚障害者の努力が無駄にならないように、ベトナムの視覚障害者が少しでも自立できるように、これからも頑張りたいと思います。

応援よろしくお願いします!

千葉@ハノイに戻りました

ニスバ(能ボランティア海外派遣協会)の情報はこちら↓
http://www.nisva.org/
ベトナム初!! 福祉車両贈呈式 [2009年10月18日(Sun)]
ベトナムには福祉車両がありません!!

日本財団贈呈のこの福祉車両が初です! 初!!

福祉車両とは、

<日本財団福祉車両>

そうです。車椅子用リスト付バン!!

これがベトナムで初物の証拠は沢山あります。

まず、

ベトナムで他に見たことがない!

というのは冗談で、

本当は、

登録車種が決まらない!

えっとですねぇ〜

つまり陸運局が、「これって乗用車ですか? えっ、商用車かな〜? いや、バス??? もしかしてトラックになるんじゃない??」とか言っちゃってるらしいんです。

ちょっと他の事例と比べてみるから。。。。
と言いつつ決まらないそうなんです。
だって似た事例が他にないから。

だからまだ仮ナンバーです! 
ナンバー紙で張ってます。

で、保険屋に行って保険かけてくださいって言っても、

また、

えっと、これって商用車ですか? えっ、バス???
登録証見せてください。
えっ、ない????
えっと〜。
じゃ、料金出ませんね。

危険です!

しかしそんなもの待ってたら途上国じゃ車にも乗れません。

10月16日(金) 晴れ
ハノイ・フォーチュナホテルにて贈呈式が行われました。
ベトナム全国放送(のはず)、ニュースにもなりました。
千葉も写ってる(はず)。

当日はハノイ近郊の障害者が100名くらい。
労働・傷病兵・社会福祉省のダム副大臣も参加。

<セミナー会場の様子>

千葉もまたスピーチしました。
障害者が住みよい社会は全ての人に住みよい社会、
とは、今回言わず、
自立生活運動を通して皆さんと一緒に社会を変えたいと思っています!
と言ったと思います。

ベトナムの自立生活運動は今年始まったばかりです!
これからドンドン盛り上げて行きましょう!

<ホテル前で車のお披露目。リフトを興味心身に見ています!>

<現地担当者のホンハーさん、自立生活運動の第一人者中西正司さん、と千葉。それなりにポーズとってます>

今日は、来年ホーチミンで話を進めるべく中西正司さんと来ています!

千葉@ホーチミン
自立生活センターについて話し合いました [2009年10月18日(Sun)]
ホーチミンでDisability Research and Development (DRD)のYenさん、Loanさんにお会いして、来年度の自立生活センター設立に向けた話し合いに参加しました。

ヒューマンケア協会の中西さんは、途上国自立生活センター支援の経験が豊富です。
今回も人材確保が大切、とYenさん、Laonさんの先見性、リーダーシップ、行動力などじっくり観察している様子でした。

まず、自立生活運動を正確に理解し、ビジョンを共有してから活動する必要があるので、来年からじっくり彼女たちに研修を実施する予定です。


<話し合いの様子>
ドンナイろう学校始業式 [2009年10月17日(Sat)]
しゅみませ〜〜〜〜ん困った

この間、江ノ島ランを上げてから6日、仕事に関しては9月25日からブログアップがストップしてました。

なのに、閲覧数はそれ程落ち込まず。。。。。

みなさまの訪問に感謝致します。

今日からまたバックデートで上げていきます。
活動は活発であげるべきものは沢山あるのです。実は!

早速、今日訪問したドンナイろう学校について!

本学校の日本財団支援は1999年から始まりました。
既に10年。
手話で教えるベトナム初のろう学校です!!

詳しくは日本財団ウェブサイトを参照願います↓
http://www.nippon-foundation.or.jp/inter/080302_2.html

今日はその始業式があり参加してきました。
生徒数53名。
みんな明るく元気。
学生時代がなつかし〜〜〜〜〜っ太陽

ベトナム手話(正式にはホーチミン手話)で会話する学生はみな明るく全然ろう者を感じさせません。

始業式はどうだった(ろう学生はどうでした?)
との質問に、全然普通だった(楽しい始業式だった)と答えてしまいました。

堅苦しい挨拶の合間に学生による舞台発表。
これがまた楽しそう。

民族舞踊(?)、モダンダンス、ファッションショーと続き、最後はみんなで集合写真。
私も思わずみんなと握手握手握手写真握手写真写真と楽しみました。

<ファッションショー!>

<民族舞踊(?)みたいな>

<最後に集合しゃし〜〜〜〜ん>

<みんなと千葉も撮りました。事業担当のウッディ教授(中央)、ホア先生(アオザイ)、ダスキン研修生のザンさん(?)も。>


一応、日本財団として一言申し上げないと行けなかったので、

障害者が住みやすい社会が全ての人にとって住みよい社会!
みんなで新しい社会を創りましょう!

見たいな事を言いました。
(一人で感動〜悲しい

彼らと共に働きたい!
っと強く感じた次第です。

千葉@ホーチミン
日本財団・福祉車両アジア制覇 [2009年09月17日(Thu)]
日本財団は日本国内に福祉車両を総計2万台以上配備してますが、今回、アジアで初の福祉車両がベトナム・ハノイの自立生活センターに実戦配備されました!!

<日本財団ロゴもバ〜〜〜ンっと!>

本件まだマスコミ発表もされてませんが、こっそりここだけで教えちゃいます。
ハノイの街で見かけたら手を振って上げてください。
その内、新聞とかTVとかでも取り上げられるはず、、、です。

ハノイの自立生活運動は年頭から支援してるプロジェクトですが、着々と利用者も増え、活動も拡大し、評価もうなぎ登りです!

そんな障害者の手となり足となる福祉車両。
活躍を期待してます。


自立生活運動とは
http://www.j-il.jp/ と http://www.humancare1986.jp/
日本財団助成のベトナムにおける障害者の自立生活支援プロジェクトとは
http://nippon.zaidan.info/jigyo/2008/0000062266/jigyo_info.html
本ブログ内の関連記事
https://blog.canpan.info/h_chiba/archive/245
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