ふるさと教育と観光振興 県大産業コンテスト[2012年01月30日(Mon)]
先日は県大産業コンテスト『MAKE DREAM 2011』最終プレゼン発表に行ってきました。これは島根県立大学の学生が、学生ならではの新たな視点で浜田の地域資源を捉え直し、地域資源を活用したビジネスプランを提案するもので、主催は石央商工会、共催はもちろん県大。Kをはじめとする先生方のサポートあっての企画のようでした。
短い準備期間のなかで、10数組の一次審査を経て、残った6組の発表はどれも力作でした。ビジネスとしての成立となると、きっといろんな課題があってブラッシュアップが必要なのでしょうが、学生ならではの視点、学生自身が浜田への愛着をもってデザインしたものに関心し、また頼もしく感じました。
なかでも、最優秀賞となった玉木さくらさんの石州和紙を使った浜田のご当地絵本は、地元の子どもたち、学校図書、そして県外の子どもたち、観光客の土産等、多様な販路や、その先の発展も視野に入れていること、書籍の電子化がすすんでも絵本の価値は今後も残ることなど、よく検討されていてました。
そして、この企画は彼女が地域の子どもに読み聞かせのボランティアをしていたからこそ、柔軟な発想でつくれたものだったように思います。ふるさと教育のことも知ったうえでの産業振興のプランであったということがよかったです。産業振興と教育という一見、異なる分野を同時に見つめることで生まれてくるもの。そんな企画であったと思います。
そういう意味で以前から私も提案してみたいことがあります。小学校入学前に行われる、学用品の購買で、石見焼の湯飲みを販売してほしいということです。修学前の子どもの多くはキャラクターがついたメラミンのコップなどでお茶を飲んでいるのではないかと思います。軽くて割れないコップは幼児まで。小学生になったら、石見の子は石見焼でお茶を飲む。。。という伝統をつくれないかと思います。いかがでしょう。
県外の人にモノを売るだけの産業振興は、石見のモノづくりの後継者をつくりにくくする、そういう危機感をもって、いろいろな体験型の授業、取り組みもされていますが、それと共になるべく日常のなかに石見のモノたちがある、そんなことができるといいなあと思います。
ふるさと教育と産業振興。これはとても大切なテーマだなとあらためて感じた一日でした。
短い準備期間のなかで、10数組の一次審査を経て、残った6組の発表はどれも力作でした。ビジネスとしての成立となると、きっといろんな課題があってブラッシュアップが必要なのでしょうが、学生ならではの視点、学生自身が浜田への愛着をもってデザインしたものに関心し、また頼もしく感じました。
なかでも、最優秀賞となった玉木さくらさんの石州和紙を使った浜田のご当地絵本は、地元の子どもたち、学校図書、そして県外の子どもたち、観光客の土産等、多様な販路や、その先の発展も視野に入れていること、書籍の電子化がすすんでも絵本の価値は今後も残ることなど、よく検討されていてました。
そして、この企画は彼女が地域の子どもに読み聞かせのボランティアをしていたからこそ、柔軟な発想でつくれたものだったように思います。ふるさと教育のことも知ったうえでの産業振興のプランであったということがよかったです。産業振興と教育という一見、異なる分野を同時に見つめることで生まれてくるもの。そんな企画であったと思います。
そういう意味で以前から私も提案してみたいことがあります。小学校入学前に行われる、学用品の購買で、石見焼の湯飲みを販売してほしいということです。修学前の子どもの多くはキャラクターがついたメラミンのコップなどでお茶を飲んでいるのではないかと思います。軽くて割れないコップは幼児まで。小学生になったら、石見の子は石見焼でお茶を飲む。。。という伝統をつくれないかと思います。いかがでしょう。
県外の人にモノを売るだけの産業振興は、石見のモノづくりの後継者をつくりにくくする、そういう危機感をもって、いろいろな体験型の授業、取り組みもされていますが、それと共になるべく日常のなかに石見のモノたちがある、そんなことができるといいなあと思います。
ふるさと教育と産業振興。これはとても大切なテーマだなとあらためて感じた一日でした。