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守村 大さんにお話をうかがいました。[2015年07月02日(Thu)]
6月11日 白河市在住の守村大さんにお話をうかがいました。

 守村 大さんは幾つもの代表作品をもち、エッセイ『新白河原人』でも知られる漫画家です。
 守村さんは2007年に埼玉県から白河市に移り、数十年間放置状態の広大な土地をほぼ一人で開墾しました。途方にくれるような雑木林に分け入り、木を伐り、道を造り、丸太小屋を作りました。また、竈(かまど)、囲炉裏、窯、サウナ小屋など様々なものを作り、鶏を飼い、燃料の薪を使って電力は極力使わない生活をめざしています。
私自身、「新白河原人 遊んで暮らす究極DIY生活」のファンであり、その暮らしぶりを含めてただただ憧れていました。取材当日、守村さんと奥さまに会えると思うと右手右足が一緒にでてしまいそうなくらい緊張していましたが、守村さんの人柄を知るほどに緊張は解け、いろいろなお話をうかがえて楽しい時間でした。愛犬の太助くん永吉くんにも会えて感激しました。

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《 丸太小屋ができるまで 》新白河原人より一部参照

 居住区を得るために守村さんは一人で山に分け入り、下刈り(機械刈り・手刈り)、伐採し、ユンボ(鉄人君)を使い、抜根(根堀り)し、居住地の整地造成をして丸太小屋作りにとりかかりました。

 始めに、古代縄文の掘り立柱を参考に16本の栗の木の皮をむき埋め込み基礎柱を立て、土が落ち着くのを待つ間、長さ6mの原木杉60本を購入。積み上げられたスギを見て『マジ、できるのオレ』と思ったそうです。1本400kg以上もあるスギの皮をむくのに4時間。60本むくのに1ヶ月以上かかりました。

 次に、基礎柱に土台を乗せてステージを作り、丸太を積んで、積んで、積んで…。壁組、棟上げ、奥様と連携して屋根をふき、窓・扉を自作し完成しました。

『自力で丸太小屋一つ作れるだけの自分がいれば・・・オレ、やっていける、この山で。』と思ったそうです。守村さんの体重は、入植当時より減り、体脂肪は半分になり、幾度となく手のまめをつぶし、チェーンソーを使うことで指の関節にはタコができたそうです。

 春(3月)頃に丸太を搬入して約4ヶ月半をかけ守村さんがほぼ一人で、丸太小屋を作り上げましたぴかぴか(新しい)

 守村さんは『欲も半分ちょい・やる気も半分ちょい・電気も半分ちょいでいこう』と56%半分ちょいの家という意味で命名したそうですわーい(嬉しい顔)

 凄まじい開拓の日々。当時いつも守村さんの傍らには愛犬で魂友の゛ヒメちゃん“が居ました。後悔と不安の中、はしゃぐ子犬のヒメを見てこの山で暮らせる気がしたそうです。4年半の日々、ヒメちゃんはいつも守村さんのそばにいたのですね。お話を聞き鼻の奥がツーンとして、わたしは青空を見上げました。


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丸太小屋 第1号 56%庵 HANBUN CHOI!
  ぴかぴか(新しい)秀作!そして要所々々かわいらしさを感じますぴかぴか(新しい)


 そして、鶏小屋を立て、かまどの試作を重ね、囲炉裏を作り、素敵なデッキを作り、野菜の自給自足を図り、燃料の薪を作り、炭を焼く。守村さんはこれを一人でやってしまう。凄すぎますわーい(嬉しい顔)

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・白河市に住んで9年目になるそうですが、なぜ白河にきめたのですか?
『最初から白河と決めていたわけではないんです。のんびりとした海辺の瀬戸内も良くて…』 
10年ほどかけて日本中を北から南まで居心地の良い場所を探していたところ、たまたま入った工務店が紹介してくれたのがここでした。思い描いていたいろいろな条件を満たしていて、この山を見て即決したそうです。


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・果敢に開拓していく様子は、守村さんが何かに挑んでいるかのように感じたのですが?
『挑戦というよりは、面白そうと思って、やってみたら、楽しかったんですよ。止まらなくなっちゃったって感じ。』
『まずやってみて、分からなくなったら調べる、その繰り返し。例えるなら、どこでもドアをとりあえず開けちゃって、そして困るような感じ。でもそれも楽しくて』
そういうところがあるんだよね、と楽天家の守村さんわーい(嬉しい顔)


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お話をうかがう私達は、「いいですねぇ…ぴかぴか(新しい)」、「気持ちいいですねぇ…ぴかぴか(新しい)」の連発でしたわーい(嬉しい顔)
それほど守村さんによって作られた空間は心地よく、穏やかで爽やかで、幸せな空気で満たされていましたぴかぴか(新しい)
生活空間の周辺の木々は手を加えられたことで生き生きとして喜んでいるようでした。
素朴な自然の趣きがあって力強いのに可愛らしく、調和が取れている。守村さんの人柄が感じられましたわーい(嬉しい顔)


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守村さんが竈(かまど)用の土を採取していた時、縄文土器や焼け石が出てきたそうです。およそ6000年もの昔、ここに人が居て煮炊きし暮らしていた!!
 悠久の時が流れ…この地に今、守村さんたちが暮らしてる。不思議なえにしを感じますねわーい(嬉しい顔)


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56%庵 (HANNBUNN CHOI)に案内して頂きました揺れるハート

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  室内は白木のまま 木の香りがしましたぴかぴか(新しい)
  自作の竿がズラリ!!


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囲炉裏には守村さんがチェーンソーで切り出して作成した、
“ザトウクジラ”の自在鉤が取り付けられていました。

みんなで一つの火を囲む、火に和み、癒されるんですねわーい(嬉しい顔)
守村さんは『昔は家族が一つの火を囲んで座っていたのに、今はテレビに向かって座り、パソコンがあると家族は背を向けて座っているよね。』と言っていました。


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スモークサーモン対応サイズのくん製機!! 手作りならではですね
もちろん、くん製チップも自作です。


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 震災後、廃棄されるはずだった大谷石を譲りうけ石釜も自作


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  “暖小屋” SHINSIRAKAWA SAUNA CLUB


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   “不耕起栽培”有機+つちの力 = ぴかぴか(新しい)ぴかぴかナスぴかぴか(新しい)
 家庭菜園を楽しむのではなく、収穫を見込みます手(チョキ)
 鶏、小鳥、獣からも守らなければ、豊潤な収穫はありません!!
わーい(嬉しい顔)


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ゲストハウス 0%庵!!
高台にあり、見晴らし最高わーい(嬉しい顔)
ぴかぴか(新しい)木々が揺らぎ、小鳥の声だけが聞こえるぴかぴか(新しい)


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約1年分の薪。山で木を伐採し、玉きりして山から運び乾かす。この薪の伐採だけで約2ヶ月かかります。薪はストーブだけでなく日常的に炊飯や調理、サウナ等にも使われています。


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 震災にあった時、別の土地に移ろうとは思わなかったそうです。
『震災直後から自主栽培のしい茸も食べたし、イノシシも食べた。(現在は定期的にホールボディカウンターを受診)被害が少なかったから言えることだけど。むしろ震災があって、ことの最前線に居ると思った。』
 
守村さんは、ここに住んでから他に出かけたいと思わなくなったそうですぴかぴか(新しい)


・この地域に住むようになって、特においしいと感じたものは何でしたか?
『農産物では米を買って食べたらうまかった。できれば自分たちが食べる量(半反歩で2人分賄える)の米は自分たちで作りたいと思っている。そして何より水がうまい!』

・グリーンツーリズムについて、もし自然体験などを受け入れる側になったら?
『現代の都会の人たちはぜひ、チェーンソーで木を伐ったり、薪を燃やすなどのリアリティのある体験をするべきですね。案外楽しいですよ。』

 最後に仕事部屋にもおじゃまさせていただきました。仕事部屋に続く階段からは、詰め込まれた感じにバイクが置かれていました。2階は趣味の部屋のようで、ここにも自作の竿がずらり。ルアーやフライフィッシングに使われるランディングネットも自作。形も網目も美しく工芸品のようでした。釣りの話もたくさんうかがいました。
 本業の仕事机は奥まった少々暗い一角でした。守村さんはここで時計職人のように作品を生み出しているんだと感激しました。



 今回、守村さんのお宅におじゃまして、小鳥の鳴き声と風に木々が揺れる音、木漏れ日が差し、穏やかで幸せを感じられる空間。そして守村さんがほしいと思ったものが1/1サイズであちらこちらに存在している。きっと、朝も、昼も、夜も、雨の日も、ここで過ごしたくなるような素敵なところだと思いました。
 都会を離れ余分な物をそぎ落として、生きるために仕事をする。生きるために作業も労働もする。そして好きなことは好きなだけやる。誰もが一度は憧れても、ムリだとあきらめてしまうような困難を守村さんは楽しんでしまう。守村さんは心豊かな生き方をされていると思いました。


「気持ちいいですねぇ」を連発してしまうわたし達に、守村さんは「いいでしょう」と終始誇らしげでしたわーい(嬉しい顔)


守村さん、奥さま、お忙しいところ時間をとってくださりありがとうございました。

                         文責 : mori
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