• もっと見る
« 2019年03月 | Main | 2019年05月 »
<< 2019年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
Tomoko
虹の懸け橋 (10/05)
大館市A
東北地方太平洋地震 (03/13)
藤原 克己
NPO法人の活動資金 (02/28)
モヤコ
買ってもらえる民芸品 (02/19)
量の経済から質の経済に転換し、社会を変える考え方[2019年04月19日(Fri)]
 秋田さきがけ2019年3月10日付け「贈与と共生の経済倫理学」から、埼玉県小川町で展開されている有機農業と「お礼制」と呼ばれるシステムは、人間が規模の経済からヒューマンスケールで持続可能な経済に立ち返るための行動から生まれた。静かな革命と呼んでいいほど根源的な取り組みで、生産者と消費者は直接関係を結ぶ。生産者は労働にやりがいと見いだし、消費者は生産者に対して感謝でお礼する仕組みだ。良い作物を作るだけでは農家は成り立たない。購入してくれる消費者が必要である。ここに「農家がまた来年も頑張ろうという気持ちになる再生産可能な価格」で購入する豆腐屋さんが現れる。価格競争によって分断された人々が、心意気がつなぐ縁で結ばれる。労働が喜びであるような生き方を選び取った人々の決断と実行があった。有機作物の販売方法として模索し、たどり着いたお礼制は、これまでの生産者と消費者との間にあった市場原理、等価交換とは別の贈与経済の仕組みである。生産者と消費者の関係が変われば、社会が変わる。彼らには、これまでの「量の経済」から人々が生き延びていくための「質の経済」への確かな転換の道筋が見えている。IMG_0859.JPG

 無理やり高い成長率を保とうとする「量の経済」から成熟した低成長の中で「質の経済」に転換することで社会を変える仕組みができあがれば住み易くなるのではないでしょうか。有機農業を行っても持続的でなければ続けることができません。生産者と消費者が直接関係を結ぶことが広まれば、生産者はやりがいを持って喜んでもらえるような農作物を生産すれば、消費者は生産者に対して感謝の気持ちとしてお礼として購入する関係が出来上がるでしょう。農家の人たちが頑張ろうと思えるような価格で取り引きが継続することが大事なのではないでしょうか。縁がつながり価値を理解してより高い価格で感謝の気持ちで購入してくれる消費者が増えることが生産者を育てることになるのでしょう。確かに生産者と消費者の関係が変われば、社会が変わることにつながるのではないでしょうか。このような考え方がどんどん広まっていくことを期待します。IMG_0842.JPG
| 次へ
プロフィール

元気さんさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/genkijuku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/genkijuku/index2_0.xml
お問合せは下記よりお願いします。返信にはお時間をいただく事がございます。