共通のテーマに沿って同じテーブルで交渉できるのか[2019年03月17日(Sun)]
朝日新聞2019年2月5日付け「貿易『TAG』という言葉は使わない」から、アメリカのハガティ駐日大使は、日米貿易交渉に進展がないことに不快感を示し、早期の交渉開始が望ましいとの認識を示した。交渉には「物品だけでなく、サービスも含む」と強調。日本が「物品貿易協定(TAG)」交渉と呼んでいることに「認識が異なる」と述べた。安倍政権は日米交渉について、サービスなども包括的に含む自由貿易規定(FTA)ではなく物品貿易協定(TAG)と説明しているが、ハガティ氏は「我々はTAGという言葉は使わない。認識を異なる」と強調。「物品だけでなくサービスも含む」と断言した。
お互いに納得できるような共通の言葉を使わなければテーブルに着いても誤解を生じる可能性があり、話し合いが深まらないのではないでしょうか。日本にとっては物品だけを対象に議論をしたいと考えているのでしょうが、アメリカはサービスも含むというのでは、交渉がスタートできない可能性があるのではないでしょうか。たとえ始まったとしても問題を解決するような結論を得ることはできないのではないでしょうか。政権にとっては日本が不利になる可能性があるので、FTA交渉を行いたくないのでしょうが、テーブルに着くことができなければ先送りを繰り返すことになるのではないでしょうか。
お互いに納得できるような共通の言葉を使わなければテーブルに着いても誤解を生じる可能性があり、話し合いが深まらないのではないでしょうか。日本にとっては物品だけを対象に議論をしたいと考えているのでしょうが、アメリカはサービスも含むというのでは、交渉がスタートできない可能性があるのではないでしょうか。たとえ始まったとしても問題を解決するような結論を得ることはできないのではないでしょうか。政権にとっては日本が不利になる可能性があるので、FTA交渉を行いたくないのでしょうが、テーブルに着くことができなければ先送りを繰り返すことになるのではないでしょうか。