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常葉台自治会ホタル観賞会[2010年08月07日(土)]
普段なかなか見られなくなったホタル。
常葉台団地で行われているホタル観賞会に参加し、環境と地域について考えました。
■ビオトープって何?■
ホタルが見られる場所はありませんか?その質問にこたえて調べているうち,常葉台団地でホタルの観賞会を行っていることがわかりました。
常葉台団地には日本ビオトープ協会顕彰委員長賞に選ばれたビオトープがあります。
ビオトープとは多様な生き物が住む空間。自然をそのまま保全したり,復元したりしながら身近な生き物に親しめる環境を整えます。

■ビオトープが出来るまで■
今年は7月11日,4年目のホタル観賞会が行われました。
自治会長の寺沼さんにビオトープの成り立ちについてお話をうかがいました。
「ビオトープは2006年につくりました。ここはもともと放置された藪でした。子どもたちが通れる道をつくりたい、そう思って切り開いてみたら昔の水田が出てきました。この場所のことをホタルを育てていた新川水系ネットワークの砂押さんに話したところ,ビオトープをつくる動きにつながりました。」

■ホタルはどこから?■
ホタルの幼虫を育てている砂押さん親子にもお話をうかがいました。
「卵をとって育てること10ヶ月,やっと放流できる幼虫になります。
環境を守るためには他の地域から生き物を持ち込んではいけません。
放流するのは,その地域に昔から住んでいたホタルの子孫です。
放流しただけでは安心はできません。
次年度,自力でホタルが発生しなければ意味がない。
そのためにホタルが自生できるような環境を整える必要があります。
常葉台では皆さんが日頃から地道な努力をしてビオトープを維持管理しています。
それが今日の観賞会につながっています。」

■いよいよホタル鑑賞会がはじまります■
 この日,訪れた常葉台ふれあいセンターでは子ども会育成会のお母さんたちが準備をしていました。常葉台自治会と子ども会育成会が協力して観賞会を運営しています。今年も子どもたちがホタルを楽しみに,元気にセンターに集まってきました。
 
■ホタルに会いにいくために■
ホタルを見に行く前に,ホタルについて学習を行います。
「しっかり勉強してホタルを見ましょう」と寺沼会長。

ホタルとはどんな生き物なのか,ホタルを守るために大切なことは?
クイズも織り交ぜながら楽しい学習会となりました。
  Q1 日本にホタルは何種類いるでしょうか?
  Q2 ホタルは何の仲間?
  Q3 ホタルの幼虫のえさは?
  Q4 光るのはオス,メス?
  Q5 ホタルはいつ光る?
  Q6 ホタルが嫌いなことは?
  Q7 ホタルが少なくなったのはどうして?

いくつわかりますか?
身近だと思っていたのに、案外知らないことが多いですね。  
「ホタルを守るためにはわたしたちが環境に関心をもつことが大切です」,と勉強会がむすばれました。
 
■ほのかな光をながめて■
いよいよビオトープに移動します。楽しみですね。ホタルは強い光が苦手。
夜道は暗いですが、懐中電灯の光があたらないように注意しながら観賞します。
かすかな光があちこちに見えています。
「あっ、いた!!」「きれい!!」との声。
今年はホタルが特に多く出現したそうです。
はじめて参加した方からは「ホタルを見るのは何年ぶりでしょうか。こんな場所があるなんて素晴らしいですね。」と感想が聞かれました。

■ホタルと地域のつながり■
砂押さんの言葉が印象的でした。
「地域の自然は地域が守る。ホタルは鑑賞のために育てているのではありません。
ホタルを通して環境を考えることが、まちの再発見や愛着や交流につながっていきます。
ホタルを育てることはコミュニティを育てることなのです。」

観賞の機会を作ってくださった皆さん、ありがとうございます。
環境を守ること、地域のつながりについて、いろいろ考えさせられました。
来年もホタルに会えることを楽しみにしています。 
                                     
<文責:N>
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