■日時 2019年5月22日(水) 13:30〜15:30
■場所 ワークプラザ勝田 大会議室
■主催 ひたちなか市消費生活センター
講師は矢野きくのさん。節約アドバイザー、家事アドバイザーとして家事の効率化、家庭の省エネをテーマにテレビ、雑誌などのメディア出演のほか、講演や執筆活動などを行っています。
「まず最初に、“全ての人に共通な時短や節約のワザは無い”と思ってください」と話し始めた矢野さん。「巷で紹介される裏ワザは、その方の家族構成や経済状態に合わせて考えられたもの。真似をしてみたものの、続けられなかったという方も多いのではないでしょうか?」と問いかけます。そこで、どのように考えたら自分に合う時短や節約ができるのか、“考え方の道筋”を教えてくれました。
「日々の暮らしを改善するには、まずできていないこと(不便だと思う点)の原因を探ることが大切」と矢野さん。そこでおすすめするのが、“暮らし改善手帳”と名付けたメモの取り方。いつも携帯できる手帳に原因と思われる項目を記入、対処法を考え、結果を箇条書きにすることを繰り返し続けていくと、原因と改善点の全体が見えてくるとのことです。
例えばキッチン。棚にある手前の鍋はすぐ使えるが奥のものは取り出しにくい時(=不便)、はじめに「家族構成に対して鍋の数が多くないか?」「収納は十分?」「並べ方は?」と、様々な観点から原因を考えます。もしも、改善するための費用が発生する場合は、費用対効果を考え、納得できる方法を選択する等、身近な例を挙げながら分かりやすく説明してくれました。
その上で、効果的に節約できる水やガス、電気の使い方、また食品ロスの減らし方等、様々な見直しポイントをデータに示しながら伝授。時短・節約のために矢野さんが愛用している様々な便利グッズも紹介してくれました
熱心に耳を傾けていた会場の皆さん。ご自宅で実践している節水方法の効果を尋ねたり、学んだ省エネ方法について気になる点を質問するなど、早速“自分に合う方法”を探る様子が伺えました。
皆さんも日々の生活の中で改善したいことがありますか?
矢野さんは「苦痛で時間がかかる方法は望ましいものではない」といいます。ぜひ、自分もご家族も協力して改善できる方法を探してみてくださいね(^-^)
(文責:E)
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