近年、高齢者施設では身体のリハビリとともに、アートセラピーを取り入れているところが増えてきているそうです。
そんな中、ひたちなか市高場の「介護老人保健施設 プロスペクトガーデンひたちなか」でも、アートセラピストのもと、毎日作品の制作が行われています。
そのときに、一緒にお手伝いをしてくれる方を探しているとのご相談を受け、まずは利用者さんのアートに取り組む様子を取材させていただくことにしました(^-^)v
■日時 2015年4月15日(水) 10:00〜11:30(原則毎週水・木曜日)
■場所 介護老人保健施設 プロスペクトガーデンひたちなか
施設内に入るとすぐに、今年の干支、かわいらしい羊の親子がお出迎え…。実はこの大作も、アートセラピーの時間に利用者の皆さんが作り上げた、共同作品だそうです。
「アート」といっても特別難しいことをするのではなく、紙に色を塗ったり、はさみで紙を切ったり、色紙を手でちぎってのりで貼ったり…、強制ではなく自分でやりたいことだけやれば良いんだそうです。
「アートセラピーは、身体のリハビリでは補えない“心のリハビリ”もできるんです」とお話してくれたのは、施設の職員さんでもあるアートセラピスト、大山智子さん。
優しく、そして時には元気づけるように、笑顔で利用者さんに語りかけます。
「個人で制作、みんなで制作を交互に実施しています。個人作品では、できあがったものを見て自信がつき意欲が湧き上がります。また、いっしょにみんなで物づくりに取り組むことで、今まで会話がなかった周囲の人などとも自然にコミュニケーションがとれるようになってくるんです。いつも車いすに座っている方が、大きな絵を描くときは、立ち上がって描くんですよ!」と、アートセラピーの効果をお話してくださいました!
できたという満足感、ほめられたうれしさ、気持ちが伝わる喜び…アートを通して得られる幸せな気持ちが、生きる力になるんですね。
利用者さんに寄り添い、そしてちょっと手助けをしてくれるボランティアの方を募集しています。まずは一度、施設に出向いてみなさんの様子をご覧になってみてはいかがでしょうか?
(文責:O)
【ピックアップの最新記事】