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筑波大学附属坂戸高校【プロジェクトワークA】 [2011年04月25日(Mon)]

4月23日(土)に行われた授業についてレポートします。

【授業内容】
時間:8:40〜11:10
テーマ:
・「ミッション」という概念を知る
・募金活動に向けて

8:40-8:55 出欠確認、自己紹介(前回欠席者)
8:55-9:25 前回の授業の振り返り
 この授業のテーマである「Non Profit」について再度確認。
前回の授業で、学生のみなさんに考えてもらった「気になる社会の問題」について、全員で共有。
9:25-9:30 休憩
9:30-9:50 個人ワーク
 「こうなったらいいなと思う“社会”“世界”」を画用紙に自由に書いてもらう。
9:50-10:55 発表
10:55-11:05 次回実施予定の募金活動、次回までの課題について説明
11:05-11:10 レポート記入


今回のテーマは、「ミッション」です。
1学期の終わりから、学生たちは、自ら取り組む社会問題を設定し、それに向けたアクション=NPAを行います。そのためには、そもそももどんな所を目指しているのか、「ミッション」「理念」というものを描き、一緒にやる仲間で共有する必要があります。

今回は、その練習ということで、個人ワーク。

「こうなったらいいな、と思う社会、世界、日本」

という、まるで総理大臣に問うかのようなお題を出し、自由に画用紙に描いてもらいました。

「えー難しい!」という声も飛び交いながら(そりゃそうだ)、作業がスタート。

その後の発表の中では、
「笑顔」「幸せ」「平和」というキーワードや「戦争(争い)がない」「食べ物がある」「差別がない」社会といった答えが多く見られました。やはり、“社会”というと、当然漠然とした答えが多かったです。情報は、ほとんどテレビから得る彼らにとって、社会とはブラウン管の中の世界のようです。地域のつながりが多かった昔ならば、もう少し社会の捉え方が違ったのかもしれません。ただ、身近に問題を持っている、考えている場合は、特定の問題にフォーカスした答えも出てきました。

授業、終了後「私たちの答えは(全般的に)浅い気がする」と話してくれた子がいました。
自分たちが“浅い”ということに気づくということは、大きな気付きだと思います。


さて、先週と今回とで、

「ミッション」−「社会問題」−「解決方法」

の3つの概念を知る、学ぶということをやりました。

この“方程式”を身に付けた上で、徐々に実践活動に入っていきたいと思います。

最初の2回は座学でしたが、次回は実際に体を動かしてもらおうと、募金活動を実施する予定です。


筑波大学附属坂戸高校【プロジェクトワーク@】 [2011年04月24日(Sun)]

2011年4月16日(土)に行われた授業について報告します。

【授業内容】
時間:8:40〜11:10
テーマ:
・アイスブレーク
・社会に目を向ける目を養う

8:40-8:50 会場準備、出欠確認
8:50-9:20 自己紹介
9:20-9:40 日本財団の紹介
9:40-9:45 休憩
9:45-10:05 授業のねらいと流れ
10:05-10:25 個人ワーク「あなたが気になる社会問題とその解決策」
 個々にワークシートに記入してもらう。
10:25-10:55 発表
10:55-11:10 メーリングリストの作成、ブログの開設のお知らせ。レポート記入。


1.自己紹介

第1回目の授業であったため、深沢先生、生徒、日本財団職員それぞれが自己紹介を行いました。自己紹介には、アイスブレークカードというものを使い、カードに書かれている面白い質問に必ず答えられなければならないというルールを設定。1人1枚ずつ引き、各々が自分について語りました。

2.日本財団活動紹介

学生のみなさんのほとんどは日本財団について知りません。日本財団がどういうミッションのもと、どのような事業を行い、どのような社会づくりを目指しているのか、事業紹介を中心に日本財団について話をしました。

3.NPOとは何?

いったいぜんたいNPOって何?基本の基本を説明しました。
ちなみにNPOの認知度はゼロでした。

4.ワークシート「今気になる社会問題、またどうやってその社会問題を解決するか、その解決方法を記入せよ!」

学生のみなさんがどのような社会問題に関心があるのか、私たち自身も知りたいこともあり、このワークシート実施を決めました。

そして記入後、学生のみなさん全員にそれぞれの記入内容について発表してもらいました。学生のみなさんからのリアクションとして、他のクラスメートがどのようなことを考えているか知れる良い機会になった、というコメントを多く頂きました。

5.宿題

次回までの宿題として、「あなたが理想とする(なってほしい)社会、日本、世界」を考えてくる、という課題を出しました。次回の授業ではそれを図などに自由に表現してもらうことを予定しています。

【反省・考察】

・学生のみなさんに発表をしてもらいましたが、発表した際、一人ひとりへもっとフィードバックした方がよかった。(ただ発表して終わってしまった)

・第1回目の授業ではありましたが、学生のみなさんの意識も高く、良い雰囲気で進行できた。

・行動したい!という学生が多い。今後の授業では、実際に活動をすることに主眼を置くことが、学生のモティベーション維持の鍵ではないかと推測。活動と活動へのフィードバックの徹底を今後の授業の方針として、心がけていきたい。

その他・・・

メーリングリストを作成し、今後はメールを活用した事務連絡・宿題のお知らせなどを行っていくことにしました。

また、学生自身が書くブログも立ち上げました。財団職員の活動報告はこのブログで行っていきますが、学生目線の授業報告も発信していきます。学生ブログはこちらから。
筑坂生のBlogができました。 [2011年04月24日(Sun)]

今年度、総合的学習の時間(プロジェクトワーク)の授業をお手伝いさせていただいている筑波大学附属坂戸高校の2年生によるblogが始まりました。

ぜひ、覗いてみてください!

「筑坂生の社会貢献日記」
本当にありがとうございました。 [2011年04月14日(Thu)]

4月14日、二日前に訪れた、筑波大学附属坂戸高校を尋ねました。

おとといのブログにも書いたとおり、昨年度、学校プロジェクトは試行プロジェクトとして、一年間同校の2年次の「起業基礎」をお手伝いさせていただきました。

3月14日に、最後の授業を行う予定が、3日前に起きた大震災により中止となりました。

しかし、先生方がなんとしても、最後の締めをしようと尽力いただき、年度があけて(生徒たちは3年次に進級)、時間をとっていただき、最後の授業を行うことができました。

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2011年度学校プロジェクト始動! [2011年04月12日(Tue)]

今年度初めての学校訪問。

この日は、埼玉県坂戸市の筑波大学付属坂戸高校を訪問しました。

筑波大学付属坂戸高校とは、昨年一年間、本プロジェクトの試行的実施として、2年次の必修科目である「起業基礎」(起業家精神(アントレプレナーシップ)を身につけることを目的に、一年間かけて企業活動を実際に行う。)において、連携し、「Non Profit」の視点を取り入れて実施しました。

今年度も引き続き、2年次の総合的学習の時間(プロジェクトワーク)にて、協働することになりました。この時間は、「社会貢献」をテーマとした私たちの授業のほかに、7つのコースがあり、生徒自らが選択します。

今日は、オリエンテーションということで、各コースを担当する先生方からブリーフィングがあり、私たちもプレゼンをさせていただきました。

何人の学生が選択をしてくれるのか(平均で割ると20人になります・・・)、緊張します。
私たちは外部の人間ということもあり、20分時間をいただき、日本財団の説明と授業のねらい、流れをお話しさせていただきました。