〔V〕個別REIT投資の注意点
a. 経営母体:REITの経営母体は国内の大手不動産会社、外国の不動産会社、
銀行、生保などいろいろであるが、組み入れる物件の取得能力、チェック体制等
を考慮して、安定した株主構成が望ましい。
b. 投資物件の種類:オフィスビル・商業施設・ホテル・マンション物流施設・住宅な
どREITによって重点投資対象はいろいろであるがやはり安定した賃料収入が得
られる物件に投資しているREITが望ましい。
現在は、オフィスビル、商業施設、ホテルと思われます。
c. 投資地域:現在は東京及び各都市圏が良いと思われます。
d. 借り入れ比率(金利敏感度) :借り入れが無いREITもありますが、基本的に借り
入れ比率は高い。
借り入れ比率が高いほど、金利動向に敏感です。
e. 流動性分析:市場で売買できるため、流動性に優れていることが大きなメリット
のひとつです。中には流動性の低いREITもあるので、日々流動性が高い銘柄を
選ぶように注意が必要です。
f. 配当実績: REIT投資の基本は、値上がり期待というよりも分配金(配当)の利
回りです。
通常は国債の利回りよりも1%ほど高くないと、投資の意欲がわか
ないといわれています。
従って、金利水準が上昇してくると、REIT投資は敬遠されます。
昨今、日本の国債利回りが2%に近づいてきたために、配当利回り
が平均で3%を割っているREITが嫌気され売られています。
このように、REIT投資をする場合は、配当利回りと国債の利回りの
金利差に注意しなければなりません。
〔W〕推奨できるREIT投資手法
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個別REIT選別の例
ステップ1:J-REIT 41銘柄
ステップ2:投資安定度の観点から東京都内投資割合70%以上
の銘柄に絞ります(20銘柄程度へ)
ステップ3:運用会社安定度(チェック機能)の観点から一社で
50%以上の株主先を除きます(10銘柄程度へ)
ステップ4:流動性の低いものを除きます(6銘柄程度へ)
ステップ5:最後に配当実績、利回りをチェックし、4〜5銘柄を選定します
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ファンド投資
不動産市場は株式、債券に比べて、各国市場が連動することが少ない。その
ため、グローバルな地域分散によるリスク分散効果が大きい。従って、グロー
バルな投資手法を推奨します。
国内にグローバルREITファンドがあるので、そのファンドを通じて世界のREITへの
投資が可能です。
以上でETFとREITの勉強を終了します。
次回は「株式の売り」について勉強したいと思います。
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稲葉 喜一 Y&Yコンサルティング 代表
http://www.yay.co.jp/
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