先週のマーケットは、北朝鮮が米国に対して強硬な発言をし、トランプ大統領も応酬したために、マーケットは大きく下げることになったが、米国株はいち早く、回復に転じている。
投資家は、北朝鮮、米国とも本気で攻撃を開始するとは思っていないだろう。
それよりも、イベントに敏感なマーケットになっているということだろう。
ある資料からの引用だが、今、マーケット参加者のマインドは「強気市場に取り残される不安ー欲望」と「大きな損失を被る不安ー恐怖」の葛藤の最中にある。
2017年下期は、そのバランスがますます難しくなる。投資家のマインドは後者がますます強くなるのは間違いない。
そうした時期には、イベントリスクの影響が大きくなるものである。
北朝鮮、トランプのロシア疑惑などであろうが、イベントリスクはそう長く続くものではない。
今回の北朝鮮リスクによる下げが、意外と大きくなるようなら、かねてから主張しているように、テクノロジー株を買うチャンスである。
欲望と恐怖を私なりにファンダメンタル面から判断してみると、
ー企業収益がテクノロジー企業に引っ張られる形で持続可能性が高いし、
ー主要国の金融引き締めペースは慎重姿勢の方が強い
と多くの投資家見ていると考えている。
したがって、欲望>恐怖で上昇市場は続くと見ている。
しかし、金、現金ポジション、高格付け債券などによる防御的ポートフォリオの準備は欠かせない。
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